ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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NECソフト、リストラ対象社員に2年超ハローワーク通いで訴訟に50万円で和解

2013年01月29日 | Weblog

 「内戦のシリアに飛ばす」などと強引な退職勧奨をした話が今年11月に国会で取り上げられたNEC。その3か月前、中核子会社NECソフトの“リストラ事件”がひっそりと終結していたことが分かった。同社では「戦力外」と判断された社員は、再就職支援会社やハローワーク等に通い再就職先を探すことが業務となる専門部署に飛ばされる。技術者出身の営業社員だった乾進二氏(仮名、当時50代)は、通算2年超に渡ってその部署に在籍となったことで「人格を否定され精神的苦痛を被った」などとして、定年退職後に提訴。今年8月、会社側が50万円を支払う形で和解した。再就職活動に専念する部署で2年超もサラリーを貰い続けられるNECの“ぬるま湯”体質をも浮き彫りにしたリストラアクションの内幕を、裁判資料にもとづき詳報する。
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【Digest】
◇再就職支援会社に出向で給与3分の1減
◇狭い部屋で上司に囲まれ罵倒の嵐、証拠音源
◇業務内容は月曜出社後ハローワーク、火~金出社せず就活
◇700万円の損害賠償を求め提訴 
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1741
 
 
2012年12月25日付のMyNewsJapanで記事
 
「NECソフト、リストラ対象社員に2年超ハローワーク通いさせ訴訟に 50万円の支払いで和解」
 
を企画、取材、執筆しました。
 
 
写真は、乾氏“リストラ事件”にかかわるNECソフト歴代社長。真ん中が池原憲二氏(在任期間04年6月~07年6月)、左が国嶋矩彦氏(同07年6月~09年6月)、右が古道義成氏(同09年6月以降)


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