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祝 ジュニア選手権カテゴリー2 首位通過

2010年11月15日 08時18分14秒 | ラグビー
昨日、法政大学Gにて、ジュニア選手権カテゴリー2の入れ替え戦通過をかけた
法政vs筑波の決戦が行われた。

法政にとっても筑波とってもこれに勝たないと入れ替え戦進出が出来ない訳
だから気迫あふれる一戦となった。

結果は以下の通り。

   法政   筑波
前半 14    7
後半 17   10
合計 31   17


得点
前半:草間T(川原田G成功)⇒松原T(川原田G成功)
後半:立石?T⇒山本T(川原田G成功)⇒山本T  


法政勝利
勝ち点4+ボーナス点1(4トライ以上)追加の計21点で、
堂々のカテゴリー2首位通過確定
関東学院大学との入れ替え戦決定


さて、本日道路が空いていた事もあり、少し早く法政Gに着いた。
グランドに近づくと、まだ私服姿の猪村選手が座っていたので、
話してみた。凄く礼儀正しく、好青年。
「今日は絶対に勝ちます」と気合のコメント。期待している選手だけに
今日の試合は彼を観に来たといって良い。

また練習風景を見ることが出来た。
加藤選手も怪我から復帰し、細かいステップを刻んだ突破をするなど、
足の方は大丈夫そうだ。
復帰も近い感じ。
(加藤選手)


また、今年卒業し、東芝でプレーしている浅原選手も、母校が気になるようで
Jr戦ではあるが、応援に来ていた。
浅原選手の今後の活躍も期待だ。
(東芝 浅原選手)


さて、試合だが、内容を見る限りスコアとは裏腹に、むしろ気迫の筑波に
押されていた感じだ。

試合であるが、前半7~8分位だろうか。
法政 筑波陣内に攻め込み、5mラインでランアウト。
これを法政小山選手見事キャッチしモールを形成。
一気に押し込み、最後は草間選手がトライ。
この日のキッカーは川原田選手。
しっかり決める。見事な先制だった。

しかし、この後は筑波に押される。
スクラムはおされ、ラインアウトも不安定。
そして、前ほどのザルディフェンスではないが、ファーストタックルがことごとく
甘い。筑波にゲインされ、自陣でのプレーが多くなる。
こういったタックルの甘さから、中盤同点トライされ、嫌な雰囲気が漂う。
また、法政が攻めるにも、筑波の出足が早く、厳しいタックルもあり、
法政のラインが中々上がらない。
筑波もかなり鍛え挙げられてる感じだ。
法政にとっては我慢の時間が続く。
しかし、法政自陣に攻め込まれるも、猪村選手が何度も驚異的な伸びのある
キック一発で陣地を盛り返すなど、ピンチを再三切り抜けた。
また、ファーストタックルが甘くても、次のフォローがあったこと、
筑波のつまらないミスなどもあって、追加点を許さなかったことが大きかった。
スクラムなど相手の厳しいプレッシャーを受けながらも前川選手よく球を捌く。

そして、かなり押されていた時間をしのぎ、前半終了間際、久々敵陣22mライン手前付近で猪村選手、敵左サイドの薄さを見抜き、左サイドGライン手前にキック。
ボールの行方を思わず見入ってると、ここにドンピシャのタイミングで
松原選手が飛び込んできて見事キャッチしそのまま中央に持ち込みトライ。
キックパスだったのだ。
芸術的なトライだった。Gも成功し、ここで前半終了。
昨年、リーグ戦の大東戦で、敵にやられた見事なキックパスからのトライ
を見ているようだった。

猪村選手と松原選手お見事

(松原選手 中央にトライ ポストの陰に入ってしまった


あれだけ攻め込まれていながら、リードして折り返せるとは思ってもいなかった。

そして後半。
5分位だろうか。
ここで相手アタックに対し、松原選手の突き刺さる炎のタックルが炸裂。
相手ノットリリースの反則を得る。
ここで、またしても猪村選手のキックが冴える。
センター付近から敵陣5mラインまで迫る素晴らしいキックだった。
ここでラインアウトも成功し、またしてもモール形成。ここでも押し込み、
最後は立石選手のトライだろうか、法政貴重な追加点をえる。
今日の法政、筑波のディフェンスが素晴らしく、中々突破が出来ない苦しい
展開ながら、ラインアウトからのモールに活路を見出した。

しかし、後半早々突き放したものの、後半になっても筑波のペース。
後半10分位だろうか法政Gラインに迫るとモールを形成。
しっかり組まれ法政あっさりトライされる。

その後、これと同様な展開で、再びモールによるトライをされ、2点差まで
迫られる。これまでなら精神的に崩れる嫌な展開。

それでも筑波ペースながら、原口選手を中心に懸命のディフェンスで凌ぐと、
またしても相手の反則と、猪村選手の有効なキックにより敵陣5mライン
付近に迫りラインアウト。
ここから再びモールで、今度は山本選手がトライ。再び突き放す。
川原田選手のGも決まり、

この時点で法政26-17筑波。
残り時間10分ほど。
何とか逃げ切りたい。
我々ファンも手に汗握る


諦めない筑波の執念に押され法政G前に迫るも、原口選手の鼓舞や、
猪村選手のキック、懸命のディフェンスで凌ぐ。
特に目立ったのが、法政陣地での苦しい時間帯で、
松原選手の炎のタックル炸裂。決して大きな体ではないが、真っ向から
突き刺さる素晴らしいタックル。攻守で大活躍だ。
これだけのディフェンスと、素晴らしい突破力。猪村選手と共に
Aで使えると思う。

何とか凌ぎ、反撃に転ずると相手22mライン付近で相手が反則。
この時点で残り2分。
我々ファンもようやく勝利を確信する。
Gを狙っても良い状況だが、トライを獲りに行く。5mラインまで迫り。
ラインアウト。再びモールを形成して止めを刺しに行く。
一気に押し込み、山本選手 この日2本目の決定的なトライを挙げる。

(勝利を決定付けるモールから山本選手のトライ)



そしてノーサイド。

思えば、Jr戦開幕の立正戦。リーグ戦での中央大にダブルスコア以上の負け。
その悪い流れがそのまま出て、立正にまさかの大苦戦。
それでもタッチに出せばノーサイドという99%勝利を確信出来る状況で
ミスキックから、まさかの逆転トライでの敗戦。

あの時、Jrがカテゴリー1に昇格できるとは到底思えなかったが、良く
ここまで立ち上がって来たと思う
そして、もし初戦が立正でなく筑波であったら大敗していたと思う。
ザルディフェンスというのもあるが、精神的な脆さというか、
まとまりの無さのようなものが見ていてあったからだ。

しかし、今日見ると、多少のディフェンスの甘さは残るものの、
修正されてきていたし、それよりも苦難を乗り越え、選手が諦めず
集中する精神的な成長のようなものがあったと思う。
だから筑波のアタックを防げたと思う。
とはいえ、まだ昇格が決まった訳ではない。
もう一つ乗り越えなければならない。

宿敵関東学院を倒さないことには何も変わらないのだ。
見事勝利して、関東学院を引き摺り降ろして欲しい。

もう一踏ん張りだ
頑張れ 法政

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
嬉しい勝利です。 (まぐろさんへ)
2010-11-16 08:25:23
まぐろさん おはようございます。
皆勤賞 素晴らしいです。
私もそうしたかったのですが、
出来ず、お恥ずかしい限りです。
しかし応援に行けない時のマグロさんの
情報が凄く有り難く思っています。
肝心の東海戦 実は所要で厳しそうです。
何とかしようと思ってますが、微妙です。

それにしても、今回の試合、選手の苦しい時を
乗り越えての勝利、一回り大きくなった感じがして、嬉しいです。
簡単に崩れず勝利に持ち込んだ選手に
拍手です。


松原選手 アタックはもともと凄いのですが、
あのディフェンス、早くAでの活躍が観たいです。
あと猪村選手 凄いキックですね。
ピンチでもあの驚異的なキック一発で大きく
陣地を挽回。Aで観たいですね。
私もまだ試合が残ってますが、来年が楽しみです。SOが加藤選手なら、猪村選手はFB
観てみたいですね。


東海戦 法政の意地を見せて、
頑張ってほしいです
大詰めを迎えた 法政。
ともに応援しましょう。





春のオープン戦、夏合宿、そして
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楽しい試合でした! (まぐろ)
2010-11-16 08:01:34
おはようございます。
結局私は、Jrの試合も全部観戦して
しまいました。メンバーは多少違えど
チームが成熟していく姿は、本当に
感動します。チームを鼓舞する4年生!
特に原口選手には頭がさがります。そして
それを目の当たりにし、苦しい時間帯も
歯を食いしばって一緒に闘った下級生には、
素晴らしい財産になったでしょう。まだ、来年以降の話をするには早すぎますが、良いイメージしか湧いてきません。
 さて、勝利の余韻に浸る間もなく土曜日は
東海戦!
Aチームにも相当な刺激になったでしょう。
「これ以上おいしいシチュエーションはない!」
と某先輩ブログにありましたが、80分間、
法政のラグビーを堪能したいと思います。
今回も素晴らしい記事をありがとうございました。

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