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公務員朝霞宿舎建設凍結問題

2011年10月04日 23時06分35秒 | 世の中の出来事
野田内閣発足から一か月。
早くもボロが出てきてますな。

今朝、テレビで言ってたが、公務員の宿舎という制度は、主要先進7か国の中では
日本だけのようだ。真偽のほどは定かではないが、高級一等地に税金で建て、2足三文で
貸すだけでは特権になるので、そのありようは検討する必要があると思う。

だが、今回の朝霞宿舎建設は、もっと胡散臭い話だ。

当時脚光を浴びた事業仕訳で、仕分けを担当していた枝野経済大臣が
「公務員宿舎について建設(105億円)の合理性はない」として凍結し、喝采を浴びた。

しかし、この宿舎の所管である財務省は、昨年12月 当時財務大臣だった野田大臣とともに、
この仕訳凍結を解除して建設を再開した。

事業仕訳ってどの党が主催して行ったのか?民主党だろ?
しかも枝野・蓮舫という管内閣にいた人たちがやって、管内閣の野田さんがこれを解除して推進した。
いったい事業仕訳って何だったのかって思う。

そして地震が起きた。地震が起きて半年。増税の議論ばかりが目立つ中で、野党が「震災で金が要る中、
公務員宿舎を建てる必要があるのか?」と激しく追及したのが先週末。
これに対し、「宿舎の建設は必要だ」と強弁した野田総理。

が・・・昨日朝霞の建設予定地を視察し、あっさり撤回して再び凍結・・・。

今頃たった15分程度の視察に行かなければ判断出来ないことでもないだろ!!
そんことは、昨年末の掟破りの105億もの建設費がかかる建設推進判断をした時に
わかっていることではないのか?

わざとらしい、金のかかるパフォーマンスしたものだ。

しかしマスコミの一部の報道にも??だ。

「首相判断」とか「英断」とか報じている新聞もある。
こんなこと誰が凍結して、誰が解禁して、そしてまた誰が凍結したかをみれば
英断かどうかわかると思う。

そんな偉そうなことじゃなくて、
「以前の愚かな判断」の撤回にすぎない。

建設中止にすれば40億もの違約金が発生するという。
今回の凍結でも当然ながら違約金が発生する。
この金は国民が負担するのか? 
野田さんと、事業仕訳凍結を解除して推進した政治家の皆さんの事務所につけてほしいものだ。

老朽化した、安全性に問題がある建物を建て替える。必要ならそれは
しなければならない。が説明は必要だ。

まして自分達でやった事業仕訳を解除するには、尚更納得いく説明が必要だ。
そして、地震が起き、金が復興で要る中、それでも建設は必要と強弁するなら、
これまた説明が必要だ。
そこへさらに凍結するなら、過去からの経緯踏まえてやはり説明が必要だ。

それぞれのステップで都合の悪いことの説明を避けているから、またブレたように見える。
このままだと不信を招くので、そう長くなさそうですな。

震災地の復興の金は、経済状況にもよるが、増税が避けれないというなら

国民に納得いくステップや説明が必要になるだろう。

そうしたとき、今のような節目節目での説明がなければ頓挫する可能性は高いと感じる。








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