夢の続き・・・

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こよなく愛し、ささやくブログ

国難

2011年07月16日 21時20分53秒 | 世の中の出来事
連日暑い

この暑さを感じる理由の一つに節電がある。

電力だ。

そしてその電力は、今話題の原子力発電が停止していることによる影響が大きい。

コストや二酸化炭素の点などで、優れた面もあるが、福島を見れば脅威の
発電手段であるのもよく分かる。

先日、頭が壊れた首相が突然、「脱原発宣言」をした。
国策の大転換と呼べる大きな発言だ。

誰もが、この脅威の原発に頼らないで済むなら、そのような生活を願うだろう。
しかし、ただ原発を廃炉にするだけでは、日本はとんでもないことになってしまう
のもまた事実だ。

我々は戦前の人間のように我慢強くはない。
生活レベルを落とすなど出来ないだろう。
外国から電力を買うのはいいが、その分電力の値上げや増税ともなれば、
これまた大反対となるだろう。袋小路になるのは目に見える、

電力が安定せず、電気料金の値上げなどになれば、産業面でも
深刻な影響を受ける。
経団連など、経済団体の方が発言しているが、企業は、脅しではなく
海外に出て行ってしまい、雇用・税収など計り知れない打撃を受けることに
なるだろう。

小生のような素人が考えても、このエネルギー問題は難しい問題だと思う。
「脱原発」 大いに結構だが、代替エネルギーの確保なくして安易に宣言など
できない難しい問題である。
大いなる議論が必要だ。

ところが、先日あっさり菅首相は、記者団を集め会見を開き、脱原発宣言をした。
代替案の提示は全くなし。でありながら「総理の責務」と発言した。
国民ウケする「脱原発」で支持率回復を図り、延命を狙ったようとしか見えない
愚策だ。

こんな大きな問題なのに、国会をはじめとして、地方、党、閣内ですら議論はない。
当然ながら批判が噴出する。閣内からもだ。
するとあっさり、政府や党の見解ではなく、僕の未来の夢なんだってふざけた
コメントを出した。わざわざ記者会見を開いたあれは、何だったんだ?
ありえない・・・・。

ついでに九電のやらせメール問題で、海江田君は九電社長に辞任圧力を
かけた。「トップが責任を取るのは当然」というコメントしていた。
間違っているとは思わないが、この人たちがそんな事言えるのか?
とちょっと白けるところがある。

首相も当の海江田君も辞意を表明しながら未だに責任とってないよな。
自分には甘く他人に厳しい典型例だ。


内閣支持率は12%となり、執行部からも見放され、もはや死に体だ。
外交はもう止まっている。国内の面でもほとんど停滞している。

このような状況の中、菅首相は3条件などと退陣条件など言える立場には
ないはずなのに、彼のわがままに振り回され、日本全体を巻き込んでいる。

東北の大震災という国難の事態に対し、よりにもよって常識が通じない憲政史上最低の
首相があたっているとは、国難以外に言葉があろうか?

6月初旬 不信任案可決阻止に動いた民主党執行部は、わずか1ヶ月で
引き釣りおろそうとしている。
このような国難を招いたのは菅首相もだが、彼を担いだ執行部や議員の責任も
大だ。

その責任において、一日も早く、引き摺り下ろす責務があると感じる。

こんな時に政争をという意見があるが、今後菅首相のいすわりでの浪費する時間に
比べれば、国民の支持を得たリーダーを選出する為に使う時間は大したロスには
ならないと思う。

一国も早い解散を願う。