気ままな太太日記@広州

2012年2月、夫の転勤で中国へ。
広州で暮らす気ままな主婦の生活記録です。

アーユルヴェーダ トリートメント内容

2013年02月16日 | 旅行 -スリランカ
今日はアーユルヴェーダのトリートメント内容について詳しく書いておきたいと思います。


最初のドクターの健診後にこのような紙が手渡されます。



鍼治療を申し出た(医師から指示された)場合、
「Daily Acupuncture Time」に予約時間が記載されます。

また、「Daily Treatment Time」には毎日のトリートメントの開始時間が記載されます。


この時間は人によって(治療内容によって)異なるようです。
でも色々計らってくれているようで、私と旦那は同じ時間で設定していただきました。


私達のケースでいうと、毎朝9:15に針治療開始です。

こちらのお部屋に直接行って、治療を受けます。

 

それぞれのカルテを確認すると、手際よく針をブスブス全身に刺していきます。

旦那は腰が悪いようで、横を見るとハリネズミのようになっていて思わず吹き出してしまいました(^m^)

針を刺したまま30分ほど放置です。じわじわと体が温まってきてウトウトしてきます。
30分後針を抜いて終了です。


さて、お次はトリートメントです。

私達は10時からだったので、鍼治療が終わってそのままトリートメントに行けました。


ヘルスセンターの前で待っていると、担当のセラピストさんが声をかけてくれ、個別の施術部屋に連れて行ってくれます。




ご覧のように、患者は裸にパレオ1枚のみ身にまとった状態です。
でもショーツだけは穿いていなければなりませんので、こちらの紙ショーツが大変役に立ちました。



施術中はオイルでべとべとになります。そのままハーバルバスに入ったりするので、
否が応でも使い捨てになってしまいます。
私も人様のブログで事前にこの情報を入手していたので、用意して持って行きましたが、あって本当に良かったです。


さて、話を戻して、ここから先はほぼ素っ裸での施術となります。
(写真を撮る余裕がなく。笑。言葉だけの説明になりますがご勘弁ください。)


まずお部屋に入ったら鏡の前の椅子に座るよう指示されます。

①アビヤンカ・シーロ(頭皮のオイルマッサージ)開始です。

温かいオイルを頭にタラっと塗ったらセラピストさんが巧みに揉みほぐしてくれます。

頭が終わると身にまとった布を大胆に脱がされ(笑)首・肩・背中のマッサージをしてくれます。


次にベッドに仰向けになり、②フェイシャルマッサージが始まります。
問診時に、「目が疲れる」と言ったからか、目薬もさされました。


顔が終わる頃にもう一人のセラピストさんがお部屋に入ってきて、
2人一組で行う、全身の③アビヤンカ・シャリーラ(全身オイルマッサージ)が始まります。
一人ひとりの体質に合わせて調合したオイルを使用します。

二人同時に左右対称の動きでマッサージしてくれます。
4本の手でテンポ良く行う施術は芸術的でした。

初日は素っ裸の状態で仰向けになっているのに多少の抵抗を感じたものの、2日目以降は慣れて、
気持ちよくリラックスして受けることが出来ました。

仰向けが終わったら、横向き、うつ伏せです。

マッサージが終わると、温かい④ハーバルボールでぽんぽんぽんぽんと全身を軽く叩いてくれました。

最後に小さなコップに注がれた飲み薬を渡され、飲み干して、ここでのトリートメントは終了です。


次に場所を移動し、全身に薬草湿布をペタペタ貼って、お休みします。
もちろん人によって貼る物も貼る場所も異なるようです。徹底しています。



お日様ぽかぽかするこの場所で、顔もパックされ目の上にきゅうりを貼って20~30分放置。

マッサージで身体もほぐれたあとですので、100%眠りについてしまいます。笑


その後、オイルと湿布でべったべたになった体を洗い流すために、
米ぬか?のようなもので作ったクレンジング材をいただいて、シャワーを浴びに行きます。

シャワーで綺麗になった後、最後にハーバルバスに10分ほど浸かって全工程終了です☆
ハーバルバス中もずっと担当の方がついていてくれて、お腹や腕や足にお湯をかけ続けてくれます。
なんだか王様にでもなったかのような気分でした。


ここまでの工程は、大概の人が受けるトリートメントの流れのようです。

私たちは1週間も滞在できなかったので、アーユルヴェーダの初歩の初歩をちょっと体験しただけです。


2~3週間がっつり治療に励むという人は、もっともっと色んな(過酷な)浄化法を施されます。
それに伴い、食事の制限や、生活の制限(日に当たってはいけない、運動禁止、読書の禁止等)も増えていくようです。




ちなみに、目と腰が疲れていると訴えた旦那は、上記のトリートメントに加え、後半2日間は
午後の時間にスペシャルトリートメントと称し、アクシタルパナ(目のオイル治療)と、
カティ・バスティ(腰のオイル治療)をしてもらっていました。


私は視力が悪いということと鼻が詰まることを訴えたところ、
アクシタルパナ(目のオイル治療)と、フェイシャルスチームを追加してくれました。


スチームバスも受けてみたいとボヤいたところ、ハーバルバスをスチームバスに変えてくれました(*^^*)

ちなみに、ヘルスセンターで、「蚊にさされたのでお薬ください」と申し出ると、
こちらのオイルをくれます。



黄色いのは虫よけ。
レモングラスやシトロネラの香りがしました。さわやかでいい香りなのでいつも塗りたくってました(^^;)

黒い方は虫に刺されたあとに塗るお薬。
アレルギー体質の旦那、汗でかぶれた後にもコレを塗るといいと言われました。


体の不調などはヘルスセンターに訴えるとすぐにドクターを呼んでくれて、処置してくれます。
みんな優しくていい方ばかり。自然やマッサージだけでなく、人にもとっても癒される施設です。


お薬を作っているお部屋の写真を撮らせていただきました。



こうやって、一人ひとりのお薬を手作業で作ってくれているんです。本当にすごい。

薬草も種類別に綺麗に保存。



写真に写りきらないほどの薬草が所狭しと並んでいます。

たぶん一度に100人以上の人がこの施設に滞在していると思います。
みんなの体調を管理し、スケジュールを組んで、毎日体調を確認して、メニューを考えて、お薬を作って。。。


御見それしました。


「お薬苦い」とか言ってる場合ではないです。
全てに感謝の気持ちをこめてありがたく頂かなくては。


この貴重な経験をこの歳で出来たのはありがたいと思います。

色んなところを見習いたいなと思うのでした。