2012年3月5日 銭函天狗岳~手稲ハイランド縦走

2012-03-05 18:05:31 | 縦走
メンバー  ミューラー ノビちゃん 目時隊員

08:00 銭函天狗岳登山口出発
09:00 銭函天狗岳山頂
15:00 手稲ハイランド駐車場

目時隊員が大学を卒業して手稲をはなれることになり、しばらく登山もできない状況になるので手稲に住んでいれば、いつも見える手稲山と銭函天狗岳を縦走してみようという人類未踏の計画です(笑)

当日は6:30に集合してまずは手稲ハイランドにノビちゃんの車をデポします。
で、自分の車に登山道具を積み込んで銭天に向かいます。


準備するノビちゃんと目時隊員

ラッキーなことにトレースがついています!
昨日は日曜日だったので何方か登られていたのでしょう。

登山口での景色。天気もよくテンションが上がります。

目時隊員が果敢に飛ばしていきます。今日は隊員ではなく特攻隊長です(笑)

先行するノビちゃんと目時隊長

少し歩くと札幌山岳会所有の銭天山荘が見えてきます。

銭天山荘

銭天山荘を過ぎて少し歩いたらいきなりの急登が始まります。
ここから目時隊長がさらにスピードアップしていきます。今日の目時隊長凄いです。
ガンガンいく目時隊長と離れずついていくノビちゃん

で、一気に稜線に取り付きます。稜線に取り付いても急登は続きます。
それでもトレースがあるので少しは楽できます。
冬の銭天ってピリリと辛くないです、めちゃくちゃキツイです。
が、目時隊長はガンガンいきます。

もう止まらない目時隊長

後ろを振り返ってみるとすばらしい景色が見えます!

大活躍の目時隊長。今日はやたらとイケメンに見えます

ここから少し登るとあのお馴染みの岸壁が見えてきます。

岸壁を指す自分

さあここまできたら頂上は目の前です。

頂上を目の前にして

なんと1時間で頂上に着きました。普通の人の夏山タイムとほとんど変わりません。
目時隊長の乱ペースのおかげです(笑)
ピークなのでとりあえずやっときました。

ノビちゃんと目時隊長


自分と目時隊長

銭天山頂の景色


一息つく隊長

さあここからが今回の本番と言っても過言ではない縦走が始まります。
ここからはノートレースの始まりと思いましたが、なんとトレースがあります。
ありがたくこのトレースを使わせて頂きますが、まさかこの人も縦走を?!
人類未踏ではなくなってしまいます(笑)
しばらく行くと奥手稲山と銭函町の分岐の看板がありました。

分岐の看板

奥手稲山には寄りませんが手前までは行きますので奥手稲山のほうに進みます。
トレースは同じほうについています。

ここから緩やかな登りで稜線伝いにいきます

この辺はルートに自由度があるのでじっくりとGPSで確認していきます。
目時隊長がGPSを見ているときに名言が飛び出しました(笑)
『山はGPSの中で登ってるんじゃない!現場で登ってるんだ!』と(笑)
平坦な場所をしばらく進んでいくと休憩に良さそうな場所がありましたので、お腹が減ってきたからご飯休憩にします。

休憩中の目時隊長とノビちゃん

この先が今日の大一番!
星置川におりていく谷のような所へ下っていきます。
ここはもう雪がなければ絶対に下らないような、はっきり言って崖を豪快に神器(スノーシュー)で滑りながら下っていきます(笑)

こんなとこです

まあ雪崩はないと思いますが結構というか、かなりやばそうな場所です。

頼りになる隊長

豪快に下っているとノビちゃんが『人だっ!』と言いました。
えっ?まさかと思いましたが、なんと本当に人がいました。
谷を挟んで大声で色々話します。
この辺を歩き回ってるといってました。
谷の底で合流し写真を撮ってもらったりして、ルートを教えていただきます。

谷で出会った方

谷底で

色々話ましてあの崖をおりてきた人は始めて見たと言ってました(笑)
で、もう帰るので途中までご一緒することになりました。
本当にこのあたりのことに詳しくて、去年崖崩れがあり星置川がまっ茶色になったことなど教えていただきました。

ルートを確認するノビちゃんと谷の方

谷をおりたという事は登るということです。
急登が始まります。皆でラッセルを変わりながら進みます。
途中で谷の方と別れ、さらに凄い急登が現れます。
遠くの赤テープの方をみて、『あの赤テープまで連れてってやっからよ~、黙ってついて来い‼』
とか、カッコいい台詞が飛び出てきます(笑)

道を切り開く自分

この辺は本当に厳しくなかなか高度が上がりません。
赤テープが沢山ついていてルートはもう迷いません。谷の方の仲間の方達がつけてくれたみたいです。

赤テープ沿いにルートを取るノビちゃん

もうこの辺は結構疲れててあまり元気もでません。
でも時折見える手稲山の電波塔がどんどん近づいてきます。

電波塔

GPSで確認するとあと少しで夏道に合流します。
夏道合流手前の電線の下を通過します。

電波塔に向かう電線

遂に夏道に合流しました。またまたラッキーなことにトレースがあります。
ここからは夏道沿いにいきまして手稲ハイランドの駐車場に向かいます。

目時隊長とノビちゃん

途中から夏道を外れ冬の醍醐味ショートカットします。
本当はパラダイスヒュッテに寄っていきたかったのですが疲労のためと場所がよくわからないのでやめました。

場所のわからなかったパラダイスヒュッテ

スキー場外を滑ってきてスキー場に戻る時にできたトレースを使って駐車場を目指します。
どんどんスキー場のアナウンスが聞こえゴンドラも見えてきました。
本当にあともう少しです!
疲れた体に鞭打ち足を進めます。
するとノビちゃんの車が見えてきました!
いや~本当に長かったですけど、充実感は半端ないです。

銭天を背にジャパン

天気もよく風もなく気温もちょうど良い感じで最高の1日になりました。
目時隊長!これからの人生も頑張ってください!!今までありがとう!