2012年8月25日 増毛山地縦走 暑寒別岳~南暑寒岳~雨竜沼湿原

2012-08-28 23:14:51 | 縦走
メンバー ミューラー O畑さん 目時隊長 コーヘー隊員

07:45 箸別避難小屋登山口出発
09:50 5合目
10:45 7合目
11:45 暑寒別岳山頂
14:55 南暑寒岳山頂
16:00 雨竜沼湿原展望台
18:00 南暑寒荘登山口到着

6月に転勤してからなかなか希望の休みが取れない勤務地になってしまい、全然山に登れなかったのですが、なんとか夏が終わる前に暑寒別岳を縦走してきました。
トレーニングも週1回自転車に乗るか乗らないか位しかしていなくて、体力に不安もありましたが、会社に嘘(笑)をついて土曜日に休みをもらって目時隊長と新人のコーヘー隊員と山に行くことにしました。
このメンバーに山の大先輩でスキーの名手O畑さんも都合がつき、同行してくれることになりました。
今回の未熟な登山隊を素晴らしい統率力で、指揮してくれたのでO畑司令官と呼ばせて頂きます(笑)
で、車も2台になったので暑寒別岳登山口と南暑寒岳登山口に、車を置いて完全縦走しようということになり、まずは南暑寒岳登山口に2台で向かいます。
南暑寒岳登山口に僕の車をデポしましてO畑司令の車に乗り込み、暑寒別岳箸別コース登山口に向かいました。

準備する司令と目時隊長とコーヘー隊員

皆準備が完了して長い長い山歩きに出発です!今日は先が長く遠いのでゆっくりいきます。
なんとコーヘー隊員は今日が初登山にしての縦走です!
話には聞いていましたが1合目がめちゃくちゃ遠いです。
ゆっくりゆっくり歩いてまずは1合目に到着です。

まだまだ元気な1合目

それにしてもアブがめちゃくちゃ絡んできます。
1合目で少し休憩しまたゆっくり歩いていきます。
森の切れ目から今日の第一関門の暑寒別岳が見えました。

まだ遠い暑寒別岳

1合目から少し歩いていくと奴の落し物が!!
こんな道の真ん中で野郎め!!あとで聞いたのですが緑の落し物は出来立てほやほやだそうです。
登山道には掘り返しもかなりあります。

野郎の落し物

暑寒別岳には初めてきましたがとても整備されていて歩きやすいです。
こんな歩きやすい登山道は初めてです。
ようやく半分の5合目に到着です。

まだ元気な目時隊長

6合目を過ぎて森のトンネルのような登山道を進んでいき、そろそろ森以外の景色が見たいなと思っていたら遂に森が切れて展望が広がります!

森のトンネルを抜けてきた目時隊長

この辺で展望も良くなり気持ちも乗ってくるところなのですが、コーヘー隊員の足に異変が!!
足がつりそうになっているみたいです。
ここで司令が足のつり防止の薬『ツムラ』の77番だったかな?をコーヘー隊員へ。
この薬凄いみたいです!!
コーヘー隊員の足に負担をかけさせないために司令が自分のトレッキングポールを貸します。

7合目あたりからの南暑寒岳

7合目を過ぎたあたりから目時隊長とコーヘー隊員が腹減った~と言ってきます。
この2人はなんと朝飯食べてません(笑)いや~山なめてますね(笑)
しかも道中の水分はアクエリアス『ZERO』です!
これには司令も『山は高カロリーじゃないと』と。まあ色々勉強して一人前になっていくんですよね。

暑寒ルートとの合流点

暑寒ルートとの合流点で目時隊長とコーヘー隊員は休憩し自分と司令は頂上を目指します。すぐ近くでしたがかなりお腹が減ってるらしくパワーがでないそうです。
暑寒ルートの合流点から少し行くと遂に第一関門の暑寒別岳山頂です!!
10分程してから目時隊長とコーヘー隊員も到着しました。

暑寒別岳でジャパン!!!


左から司令・コーヘー隊員・皆のアイドル目時隊長(笑)


司令と自分

山頂で30分程休憩しますが目時隊長とコーヘー隊員がかなりやられてます。
が、出発します(笑)あとで大変なことになりますが、この時はまあ行けるだろう位にしか考えてませんでした。
ここからは縦走路になりますが奴の掘り返しが凄いようなので熊鈴をガンガン鳴らして進みます。

縦走路をいく司令

山頂から5分位下ると5m位先でドタッドタッと巨大な生き物が走っていくような音がしました。
流石の指令も止まりやばそうな感じです。後ろにいるコーヘー隊員に僕のザックのカラビナについている笛を吹いてもらいます。
コーヘー隊員にカラビナについている笛を外してもらい死ぬほど吹いてから進みました。

縦走路を進むコーヘー隊員

縦走路は笹が刈られていてとても歩きやすいのですが、これでもかというくらい奴の落し物と掘り返しがありめちゃくちゃ不安になります。何度も何度も笛を吹いて進みます。

掘り返し

コーヘー隊員は薬とダブルストックのおかげか何とかついてこれています。
が、目時隊長が激しい頭痛に見舞われます。
自分の頭痛薬を飲ませ騙し騙し進みますがかなりきつそうで何度も休憩を取ります。

縦走路の沼と暑寒別岳

いよいよ最後の難関といってもいい南暑寒岳への登りです。
遠くから見ていたらそんなに急に感じないのですが真下から見たらなかなか登り応えのありそうな登りです。

南暑寒岳へ取り付く司令と目時隊長

ここで遂に目時隊長がダウンします。
ですが、もう三分の二位はきてるので行くしかありません。
ちょっと休んでから登ると言いますが無理そうです。
なので自分が目時隊長のザックを担いで先行し南暑寒岳を登ります。
この南暑寒岳は登れば登るほど急になるような気がします。
今まで余裕だった自分も目時隊長のザックを担いで登るともう滝のような汗がでできます。
めちゃくちゃきついです!!軽いは偉いですね!

途中で縦走路を振り返って

なんとかゆっくりゆっくり進みやっと山頂に到着です!!
いや~本当にきつかったですが、目時隊長とコーヘー隊員はもっときつかったと思います。
司令はもう全然余裕そうでした。流石ですね~。

南暑寒岳でもジャパン!!


皆もジャパン!!

山頂でココアとコーヒーにします。
自分と目時隊長はココアで司令とコーヘー隊員はコーヒーです。
もうここでのココアは美味かったです!!
目時隊長も少し体調が良くなり何とか大丈夫そうです。
もうここからはほとんど上りはないので安心です。
ただ奴の猛威は続きます。落し物と掘り返しはさらに増えていくような感じです。

相変わらずの掘り返し天国

ゆっくりゆっくり下っていくと、おお~!雨竜沼湿原です!
広いな~。凄いな~。あの暑寒別岳8合目あたりからちっちゃく見えた雨竜沼湿原が目の前です!なかなかの感動です。


湿原には誰もいなくて貸切状態です。
なかなか広くて湿原を抜けるのに結構時間がかかりました。
あとは白竜の滝目指してゆっくり歩いていきます。
谷のような所の登山道を下っていきようやく最初のつり橋につきました。
最初のつり橋から少しいくと、おお~白竜の滝に到着です。

白竜の滝

滝からさらに少し行くと二つ目のつり橋です。
もう着いたも同然です。

二つ目のつり橋

つり橋を渡って歩いていくと、やっとやっと南暑寒荘に到着です。
いや~縦走しました~!
かなり満足のいく山行でしたが目時隊長とコーヘー隊員には申し訳なかったです。
それとO畑さんには感謝しても感謝しきれません。本当にありがとうございました。

で、南暑寒荘の管理人さんに『ずいぶん遅かったね~』と言われまして、『縦走してきました』と言ったら『雨竜沼湿原から上は入山禁止だよ』と。
そりゃそうかもな~。あれだけ掘り返しがあって落し物もあんなに沢山あったらな~。
と言う事でただいま入山禁止でございます(笑)申し訳ありませんでした!

さあ車を取りに行きますか~!増毛まで・・・。遠い~!
で1時間半以上かけて増毛まで車を取りにいき寿司のまつくらでご飯食べて帰りました。