我レ未ダ木鶏足リエズ

スポーツ&カイロプラクティック。カイロプラクティック療法で健康とパフォーマンスアップのお手伝いをしています。

いや~、夏だなっ。

2006年07月26日 14時22分13秒 | スポーツ
九州・福岡では今日にも梅雨が明けようとしているのですが、これから夏本番となるスポーツの現場では水分補給とミネラル補給が課題となります。

さて、そもそも“ミネラル”とは何だかご存知ですか?
人の体を元素にまで分解してみると、炭素(C)・水素(H)・酸素(O)・窒素(N)の4つで全体の約96%ができています。“ミネラル”とは、この残りの4%にあたる元素の総称(無機質ともいいます)。つまりミネラルはカラダの重要な構成成分だということなのです。
また、ミネラルは体液量や酸・アルカリ度の調整、筋肉や神経のはたらきの調節にも欠かせない役割をもっている。さらにビタミンと同様に、炭水化物やたんぱく質、脂質などの代謝にも深く関わっている。
私たちにとって、ミネラルの必要量はごく微量。しかし生命維持には不可欠の栄養素なのです!

残念なことに、ミネラルは人間の体内で作り出すことができないため、食べ物から補うしかないのです。
夏を乗り切る為にはスポーツマンには特に次のようなミネラル補給が必要だと考えられます。
カルシウム」・・・心筋をはじめとする筋肉の収縮・伸長に必要です
鉄分」・・・不足すると運動能力の低下を引き起こします。
マグネシウム」・・・・不足すると筋肉の緊張低下や筋肉のけいれんを引き起こします。

よく「塩分を補給すれば良いってことですか?」って話しにもなるのですが、答えは×。効率よくミネラルを摂るにはやはりバランスの取れた食事が大切なのです。
カルシウム・・・牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・海藻類・ゴマ・切り干し大根
鉄分・・・レバー・肉・卵・マグロの赤身・プルーン・レーズン・葉菜類・ゴマ・焼きのり
マグネシウム・・・魚肉類・バナナ・ほうれん草・ごま・大豆・ワカメ・昆布
等の食品で上手に摂取して欲しいところです。

そこで、ぜひ気をつけたいのは毎日の飲食(頭の痛い大学生諸君もいるのでは?)。インスタント食品やレトルト物などのほか、スポーツドリンクや炭酸飲料水の存在も要チェックです。例えば、多くの清涼飲料水や加工食品には、添加物として「リン酸塩」が加えられている事にご注目。じつはリンもミネラルの一種なのですが、むしろ過剰摂取が問題になる栄養素なのです。多く摂り過ぎるとカルシウムの吸収を妨げてしまうという困り者。カルシウムとリンは1:1の割合で摂るのが理想とされるのですが、現代の食事はリンの摂取量が多く、カルシウムの摂取量が追いついていないのが現状でしょうか。
砂糖の取りすぎも要注意です。取りすぎもカルシウムが排泄されてしまいます。そしてカルシウム不足が続くと、それを補うために骨からカルシウムが溶け出してしまうと言う悪循環に陥ることも・・・。
例えば缶コーヒー1本に含まれる砂糖の量ですが、何と!スティックシュガーなら6本近くも入っているのですから驚きですよね。
スポーツドリンクも摂り過ぎにご注意を!!