我レ未ダ木鶏足リエズ

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「内分泌器官とホルモン」 ~昨日の講義より

2011年03月05日 09時00分39秒 | カイロプラクティック
昨日(金曜日)は、私の担当する学科「基礎生理学」の講義でした。

今期も授業計画にそって順調に進んでいます。
前回の講義から「内分泌器官とホルモン」について学んでおり、今回は「視床下部と下垂体」です。

ホルモンの調節をしている重要な器官“下垂体”。
下垂体はほとんどのホルモン調整をしている、いわば“ホルモンの流通センター”的な存在とでも言えば良いのかな。

その下垂体は前葉、中葉、後葉に分類され、
前葉は分泌細胞を持つ「腺性下垂体」、後葉は「神経性下垂体」といわれています。
下垂体の後葉からは[ADH]抗利尿ホルモンと呼ばれるホルモンが分泌されます。抗利尿ホルモンは腎臓(遠位尿細管や集合管)に働きかけて水分の再吸収を促します。
また、オキシトシンと呼ばれるホルモンも分泌されています。オキシトシンは分娩時の子宮筋の収縮や乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促します。

下垂体の前葉からは、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモン、プロラクチンの6つのホルモンを覚えましょう。
それぞれ標的細胞のレセプターと結びついて効果を発揮します。

標的器官から分泌されるホルモンも覚えていきましょう。
エストロゲン、プロゲステロン、テストステロン、サイロキシン、副腎皮質ホルモン。
それぞれの作用も一緒におぼえていきましょう。

もうひとつ学習したのは「フィードバック」についてでしたね。
例えば視床下部-下垂体-末梢内分泌器官などの階層支配があることはプリントを使って学習しました。
生理的に重要な下位ホルモンの血中濃度は、それ自体が上位ホルモンの合成分泌を制御することによって、調節されるのですが、これをフィードバック制御といいました。

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