我レ未ダ木鶏足リエズ

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最近思うこと、考えること

2011年02月07日 10時16分46秒 | Weblog
“品性”という言葉をお聞きになったことは無いでしょうか。

辞書によれば、「品性=ひんせい。道徳的基準から見た、その人の性質。人格。」となっている。

個人的に10年近く気になっている言葉なのですが、ピーター・ドラッカーという経営学者の著書『現代の経営』のなかでこういうお話があります。

品性は習得できない。
仕事に就いたときにもっていなければ、そのあとで身につけることはできない。
品性はごまかしがきかない。
一緒に働けば、とくに部下には数週間でわかる。
部下たちは、無能、無知、頼りなさ、不作法など、ほとんどのことは許す。

しかし、品性の欠如だけは許さない。
そして、そのような人間を選ぶマネジメントを決して許さない。

知識がなく、仕事も大したことがなく、判断力や能力が不足していても、経営管理者として害をもたらさないことはありうる。
しかし、品性に欠ける者は、いかに知識があり才気があり仕事ができようとも、組織を腐敗させる。


どうでしょうか、私達ひとりひとりに「品性」は備わっているのでしょうか。
一緒に働くというだけのなかにも「品性」は必要だと、
「品性」を欠く者には周囲の者はついては行かないと・・・。

私の好きな(数少ない)ドラマに韓国の「許浚(ホ・ジュン)」があるのですが、その中でも度々品性について触れています。
これはホ・ジュンの師であるユ・ウィテの印象的なセリフですが、
「医員は立身出世の道ではない。医員の務めは病人を世話することだ。それが第一の務めで第二も第三もない。それが全てだ。お前はホジュンに負けた。例え内医院に入っても生来の品性が違いすぎる。どうあがいてもホジュンには及ばん。昔、中国の王義之が弟子に不伝と言った。人格を備えぬ者に礼法を伝授するなと言う意味だ。それなのにわしは親子の情に流され、至らぬお前に医術を教えてしまった。わしの誤ちだ。古人の教えに背いたわしのせいだ」

私の心にもグサグサと刺さる厳しくも正しい言葉です。

常に自分の内面にも注意をしたいものです。

様々な問題が溢れていますが、ついついこの品性という言葉を思い出してしまいます。

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