裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

ロートスサービスについて

2018-05-29 23:59:32 | 技術
日々進化し続けるサービスの技術。

シェークでもペンでも,新しい誰しもが個性あふれる物を持っているものである。

そんな中で久々にYouTubeで見たある動画について少し。


それがこちらの動画。

歴代の世界チャンピオンの1人,王晧のサービスのスローモーションである。

それまではペン=打球後に利き手肘を動かすなどしてフォロースルーを工夫することで回転を分からづらくするという考えがあった。

尚且つこの王晧に関しては例外で,平野早矢香のような巻き込み式と言うイメージも持っていた。

しかし2000年代も終わりに近づく頃に,突如としてこの動画の中盤に出てくるような低い構えからのロートスサービスを時折使用するようになった。

このフォームを最初に見た時,どこかで見覚えがあると思っていたのだが……。

それもそのはず,これはあの劉国梁がかつて使っていたものに似ているのだ。

実際に高めのサービスを主体とする劉国梁や馬琳が,試合の中で相手のリズムを少しでも崩そうという意図で,1試合あたり数回はロートスで繰り出すのを見た事がある。

そして現にこの王晧もまた,2008年の世界卓球の団体決勝でこれを使い,競り合いを何とか乗り切っている。

劉国梁タイプのこのロートスサービスは,勝負所で繰り出すための1つの武器として受け継がれていったのだろう。

試合の中でロートスサービスを使う考え方は,馬龍をはじめとする若手選手を中心に,今もなお受け継がれている。

では,また


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