裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

香港の俊足ファイター

2016-11-25 23:43:49 | 選手
久々にペンホルダーの選手紹介に

今回紹介するのは梁柱恩

1979年4月21日,広東省生まれの37歳で,2000年代を代表する香港のペンホルダー選手の一人である。

同輩の李静と同様,低いトスからのサービスからのドライブ攻撃を特徴としており,バックはショートが多いがたまに裏面も使う。

張鈺と組んだダブルスを覚えておられる方も多いと思うのだが


2007年の世界卓球より。

前回2位の馬琳に対して切れのある動きを見せるのだが,サービスの変化の工夫は相手の方が一枚上手。

そう言えばYouTubeでは2年前のアジア競技大会以来新しい試合映像が確認出来ていないのだが,今でも現役なのだろうか。

気になるところである。

では,また

国正劉のビックリする台上技術

2016-11-17 23:53:09 | 技術
昨日は劉国正を紹介したと思うが,何気なくYouTubeを見ていたら以下の動画を発見


馬琳とのとある試合。

馬琳のサービスをストップし,それをダブルストップで来られてからのまさかの返しにご注目いただきたい。

自分はペンなのに,なぜかこれだけは出来るようになりたいと感じてしまうぐらいw

どうなったかは動画を見て確認を

では,また

卓球界一"神った"男

2016-11-16 23:29:49 | 選手
今までペンを中心に選手を紹介してきたのだが,たまにはシェークでも紹介してみるかと腹をくくった所存w

今回紹介するのは劉国正

昭和55年3月生まれの36歳で,2000年代前半に主に活躍したシェークのドライブ型である。

板ってオーソドックスなドライブマンだが,ある要素が中国選手の中でもとりわけ神がかっているという。

それは,マッチポイントを握られた時の精神力である。

それがはっきりとした形で現れた一戦がこちら


2001年世界卓球,団体準決勝(2019年8月10日,差し替え済み)。

当時の中国NTでエースの1人だった孔令輝の2点落としで韓国に流れが寄りつつあったラスト,相手は金擇洙。

1ゲーム目を落とし,2ゲーム目でマッチポイントを握られるも,ゲームオールに持ち込んで中国に勝利をもたらした試合は,今世紀最大の競り合いとして今でも語り継がれている。

この試合では通算7回もマッチポイントを許したにもかかわらず逆転出来るとか,誰がどう見てもこの男は神がかっているとしか言いようがない。

しかもこの試合から4年後,上海大会のシングルスベスト8決定戦ではボル相手に同じく逆転勝ちを決めているから凄い

ただ,えらいモンで両大会シングルスはベスト8止まりだったのだが,いずれも負けた相手は馬琳だった……。

何だろう,この巡り合わせw

中国の英雄として一番の称賛を得た男は今,結婚して幸せに生活しているという

では,また

東欧の速攻戦士

2016-11-01 23:59:15 | 選手
暫く忙しくしているうちにまたブランクが

今回は今月に入っていきなりの人物紹介。

今回紹介するのはディン・イー

中国からオーストリアに帰化した表ソフト速攻型で,80年代から90年代にかけて活躍した選手の一人である。

1959年1月14日生まれ,感じでは「丁毅」と書くそうだ。

中国NT元監督の蔡振華とは同期にあたるらしく,83年あたりにオーストリアに帰化。

オリンピックにはソウル大会から3度出場し,バルセロナ大会ではシングルスベスト8に進出している。

その後2000年までオーストラリアのナショナルチームで現役であり続けた。

特徴的なのは,やはりサービスからのスマッシュ連打

特にツッツキ打ちは,その極端なまでに踏ん張った低い姿勢から,狙いすまして的確に打ち抜く姿が印象深い。


94年ヨーロッパ選手権。

しかも相手はこれまたベテランのダグラス,(イギリス)今のトリオラやアルナに続く黒人選手のパイオニアだ。

2014年の世界ベテラン選手権に出ていたことも分かっているので,今もなお活動はしているらしい。

では,また