裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

祭りの国のテクニシャン Part5

2020-10-29 14:10:49 | 選手
忘れないうちにまた選手紹介を

今回紹介するのは,Edson Fumihiro Takahashi

サンパウロ出身の日系ブラジル人選手の一人で,戦型は日本式ペンドライブ型である。

80年代を中心に活躍した選手なので,クラウディオ・カノと同世代にあたる。


これも先日紹介した糠塚重造との一戦。

ドライブマンでありながら,プッシュやショートもそつなく使える,かつての蒋澎龍を思わせるような,テクニカルなペンドラと言えよう。

ちなみにこの人物,ポルトガル語のみならず英語と日本語のトリリンガルと言うこともあって,日本とは意外と接点が深い。

91年世界選手権に出場した後,現役を引退してからはコーチとして活動しているが,95年頃から積極的に日本にやって来て,いくつかのクラブチームでコーチをしていた。

彼のもとで育った選手の中には,何と樋浦玲子や照井萌美の名前もある

あの元日本代表の平野早矢香のトレーニングも引き受けたこともあるほどだから,相当信頼されていたのだろう。

ちなみに公式YouTebeアカウントもあり,インスタグラムもやっているとのこと。

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では,また

まさかのブランド統合

2020-10-27 16:43:13 | その他
今日は少し信じられないニュースを目にしたので,その事で少し。

国内屈指の卓球ブランドTSPが,何とVictasに統合されるとの事

ざっくりと説明すると,TSPやVictasはヤマト卓球というメーカーが取り扱っている独立したブランド名である。

用具のラインナップにしても,前者はどちらかと言うとアマチュア志向で,後者はプロフェッショナルで高級志向と方向性は全く異なる。

その2つが来年の3月を最後にまとまってVictasとして商品を販売していくとの事。

これには正直びっくりした

自分が卓球を始めた時から慣れ親しんできたメーカーの名跡が1つ消え去って行くのだから,寂しい限り

まあ後で調べて見たらヤマト卓球という社名も3年前からVictasの名が冠されているのだから,今にして思えばブランド統合も自然な流れなのだろうとも思えるのだが……。

来年の春からどんな商品が出てくるのか,ちょっと楽しみでもある。

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では,また

陸奥の速攻尖兵

2020-10-19 23:58:13 | 選手
最近は晴れ間もなく,いよいよ本格的に肌寒い日々が始まろうとしている

今日もまた忘れないうちに選手紹介

今回は紹介するのは糠塚重造

ペン表ソフト速攻型で,1980年代前半から中期を中心に世界選手権及びアジア選手権等の日本代表の一員として活躍。

青森の三本木高校から明治大学を経て,当時名門の一角だった川崎製鉄千葉に所属した。


1984年全日本選手権男子シングルス決勝より,ダイジェスト。

糠塚重造のスタイルはこれまた同郷の世界チャンピオン河野満の流れを汲み,アグレッシブで隙のない攻撃を得意としている。

特にミート打ちと軽打の使い分けが絶妙で,相手のボールが少しでも浮けばどんどん攻めていく姿が印象的だ。

バックハンドもただ触れるだけと言うもんじゃなく,時に意を突いてストレートに打ち分けることも出来る。

実に多くの点で河野との共通点があるのがお分かりかと思う。

現役引退後は川崎製鉄千葉のコーチとなり,現在では指導者として全国を巡っているらしい。

では,また

東欧のベテラン戦士

2020-10-10 22:15:06 | 選手
フリマサイトで手に入れたものばかりをこのところずっと紹介してきたので,久々に選手紹介を

今回紹介するのは Jiang Weizhong

また誰やねんと思うかも知れないが,無理もない。

1968年9月8日生まれの,御年52歳というベテランだ。

戦型はペン表ソフト速攻型で,昔ながらの左押し右打ちスタイルを堅持している。


2006年世界卓球,李廷祐戦にて。

見た感じでは小気味よい攻撃と切り替えのメリハリがはっきりしていて,基本がしっかりしていると言う印象が強い。

ツッツキもガツンと切る感じで,ブロックも安定感があり,ベテランらしい戦いぶりだと思う。

現在ではニュージーランドの方に移住しているようで,そこでコーチとして活動しているらしい。

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では,また