裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

全日本選手権2018 女子編

2018-01-23 23:51:21 | 試合
前回張本智和のセンセーショナルな勝利の話をしたが,一方で女子でも見逃せない戦いがあったので,今回はその話を1つ。



女子の決勝は伊藤美誠平野美宇

1ゲーム目前半は平野が少しリードする形で進むが,伊藤がチキータやバック対バックの戦いでリードに立って制す。

2ゲーム目以降はもう伊藤の独壇場で,3ゲーム目に至ってはラブゲーム実現まであと1歩と言うところまで差を広げる

4ゲーム目こそ取り返されたものの,最後はドライブからチキータと多彩なテクニックと強気な戦いぶりで勝利をもぎ取った。

女子の試合も久々に見たが,ミレニアム世代とは思えないハイレベルな戦いぶりだったと思う。

決勝での伊藤の果敢な戦いぶりには,かつての福原愛の面影さえ感じられた。

とは言え,敗れた平野も何度か見せ場も作ってくれて,見ごたえのある戦いになった思う。

ちなみに伊藤は今回最年少優勝のみならず,何と女子ダブルスと混合ダブルスも獲って三冠まで達成

大会を通じて男女双方で新記録が生まれる結果となった

東京五輪は面白くなるぞ……

では,また

全日本選手権2018

2018-01-21 23:26:06 | 試合
相も変わらずネタが少なく,またもや放置してしまった

卓球界の年始の風物詩となっている全日本選手権。

今年もまたちょいちょいビックリする話題が多い大会となった。

一番の注目の男子シングルス,今回のチャンピオンは何と張本智和

何と14歳という史上最年少記録を樹立となった


決勝の模様が早速されていたので。

相手はオリンピック銅メダリストにして優勝9回の猛者・水谷

同じく早くから一時代を築いてきた水谷に対し,持ち前のアグレッシブさと最近ネタにされがちなガッツを前面に押し出し,1ゲーム目から飛ばしまくる張本。

途中優勝を意識してか,水谷にペースを撹乱されるも,最後はいつも通り攻め切って勝利を掴んだ

オリンピックを2年後に控えたここ最近,若手の台頭が特に著しいが,今大会での史上最年少のチャンピオン誕生はそれを最も強く印象付ける出来事となったと思う。

しかも驚く事なかれ,張本はこの試合の過程でシニアのみならずジュニアまで制してしまったのだからすごい

これはオリンピックでの活躍を嫌でも期待してしまう

敗れた水谷が今まで長期政権を度々作り上げてきた時期にあって,久々に刺激のある全日本となった。

では,また

Rising the next generations Part2

2018-01-01 23:59:42 | 選手
新年あけましておめでとうございます

その挨拶として,新年一発目に早速人物紹介に行きたいと思う

今回紹介するのは徐海東

昨年の世界ジュニアで優勝した薛飛に続く形で,中国代表としてチームに加わった人物である。


2017年世界ジュニアの団体決勝,高見真己戦。

典型的なペンドライブ型らしく,レシーブは裏面での台上ドライブを積極的に使っている。

ドライブも伸びはあって良いのだが,これからシニアで戦っていく上ではまだ少し物足りない感じがする

事実,男子シングルスでは先日紹介したモアガードに破れ,表彰台独占を達成できなかった。

しかし,もしベスト4に入って薛飛と戦っていたらと思うと,世界ジュニア大会史上恐らく初となるペン同士の試合を想像するのもまたロマンがある

今後ますますの成長を期待したい

今年もよろしくお願いします