裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

北欧の速攻戦士

2019-05-01 23:56:33 | 選手
令和改元,おめでとうございます

改元前に馬龍の大偉業を紹介したところで,その歴史的瞬間の「証人」を今回は紹介したいと思う。

その人物こそマティアス・ファルク

1991年9月7日生まれの27歳で,スウェーデン代表の一員である。

戦型は何とこのご時世に珍しい,フォア表ソフト・バック裏の速攻型である。


世界卓球2019,安宰賢戦。

フォアの強打もさることながら,打点に早いバックハンドで相手を揺さぶることも出来る。

サービスはラケットを反転しての逆横回転を中心に,ミドルに寄って出したり,時にはバックサービスを出すこともある。

短いストップや時折放たれるフリックもセンスを感じさせ,他の選手に引けを取らない。

準決勝の安宰賢戦でも,途中までの一進一退の展開を持ち前の積極的な攻撃で突破し,競り合いを制した。

イカれた危うさをも感じさせる速攻ぶりで,スウェーデン選手としては97年マンチェスター大会優勝のワルドナー以来22年ぶり,さらに表ソフト速攻型としても,99年アイントホーヘン大会優勝の劉国梁以来20年ぶりの決勝進出を果たした。

ドライブマン全盛の今の時代に,男で異質型でも活躍できることを印象付けた,ある意味では功労者でもあった。

ちなみに名字がファルクなのは,昨年に結婚して奥さんの方の名字を取ったからとの事(旧制はカールソン)。

では,また


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