裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

紅い巨木

2019-09-20 23:52:41 | 選手
某医療系のドラマみたいなタイトルでスンマソ

ネタ切れを感じつつもなりふり構わず書き連ねていく

今回紹介するのは王励勤

1978年6月18日に上海で生まれ,2000年台の中国ナショナルチームを牽引したスター選手の1人である。

少なくとも185㎝はあろうかと思われる恵まれた体格の持ち主で,パワードライブから台上技術及びブロックに至るまで,各種テクニックを高度なレベルで使いこなした。

その持ち前の力とは裏腹に,代表選手としてのキャリア前半は精神面の脆さを露呈し,思わぬ形で逆転負けを喫することが多かった(2003年世界卓球でのシュラガー戦は有名)。

しかしその後,アテネオリンピックが終わってから精神的な弱点を徐々に克服し,2005年と2007年の世界卓球ではシングルスでチャンピオンに帰り咲いている。


選手時代のハイライトの1つ,2007年世界卓球より。

こちらの試合でも言えるのだが,特にペンホルダーに対し,バックサイドに詰めてから空いたフォアを突くと言うパターンを得意としていた。

試合前半でも馬琳に3-1とリードされていたのだが,落ち着いて試合を組み立ててから一気に調子を取り戻し,劇的に逆転勝ちをおさめている。

ちなみにオリンピックではシドニー大会でのダブルスの他,北京では団体で優勝しているが,シングルスで戴冠することはなかった

現在は地元・上海の卓球・バドミントンの管理センターの主任として後進の育成に当たっている。

では,また