都会のたぬき日記・合唱とか料理とか

上京10年目。たまに演奏会を聞きに行ったり、東日本大震災で被災した地域へ歌いにいったり。趣味は料理になりつつある。

パソコンで聞くとはなんと苦痛なことよ

2008-09-10 16:19:46 | 携帯から
福島県大会を聞きに行った後輩くんから刺激を受けたせいか、現在耳が欲求不満中。
過去の大会のCDを片っ端から聞き漁ってます。(でも毎回〆は何故か東混)

指揮者の異動や人数の増減によって、同じ団体でも毎年違った顔を見せてくれますが、でもやはり伝統という繋がりは見えるものですね。
課題曲があるのは聞く側としては嬉しいことです。(中学にはないけど)
毎回講評で苦言を呈されるように、自由曲はどこも個性的で良いのです。とっても楽しい。
しかし、上位にくるところはそれに加えて課題曲も個性的に仕上げてきます。もちろん、悪い意味での個性になるとこもしばしば。
でも個人的には、お手本をなぞって無難に仕上げる演奏よりも、やりすぎってくらい独自の色で仕上げてくる演奏の方が好きだったりします。
「何をしたいか」よりも「どういう存在か」を示してくれる方が、親しみ易く分かりやすい。無難や安易というものは、芸術を体験するうえで非常に受け取りにくいことだと思います。
愛の反対は憎しみではなく無関心とは良く言ったものです。多少嫌われる覚悟を持ってね、アピールしてくれた方が興味が引かれるものですから。
たかだか10分ほどの演奏で、しかも何十団体と続くステージで存在感を出すことは容易ではありません。強烈なインパクトを与えることはとても大切なことだと思います。(奇抜な選曲や迫力のある演奏という意味ではありませんよ、念のため)
しかし基本的なテクニックの課題をクリアしなければ、そういったものは出せないのが難しくてもどかしいんですよねぇ。一朝一夕では出来ないもんですから。

そういう意味で私は一般の方が好きだったりもするのですが…あれはあれで疲れるものでもあります。何時間も聞いてると体力吸い取られる…。

コンクールから少し離れれば、安堵と落ち着きを与えてくれるプロ合唱団の演奏がどれだけ疲れた体を癒してくれるか実感します。刺激のある演奏ばかりが優れているわけではありません。
「何でもないようなことが幸せだったと思」わせる演奏を、もっともっと大切にしないといけませんね。

ま、今はがっつりコンクールシーズンですので、しばらくは気負って聞きたいと思います。

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