音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

末法思想 と 世界終末論

2013年06月24日 | 裏読み 政治・経済

仏教には「末法思想」がある。

釈迦滅後1000年を「正法時代」その後1000年を「像法時代」それ以後を「末法」と時代区分を示している。

「末法時代」に入ると釈迦仏法の功力が失せると説かれているため、人々は恐怖におののいた。

「末法」に入ったのは日本では平安時代末期だった。
時を同じくして、禅宗、浄土宗、真言宗、律宗・・・など様々な宗派が乱立した。

今、世界中では「終末論」が盛んだ。

様々な預言書がブームのように紹介されている。

その中心は「聖書」である。「ヨハネ黙示録」をはじめとする「聖書」に記されている終末予言だ。

宗教にも興亡があるようで、釈迦は「正法時代」「像法時代」の2000年間を
釈迦の仏教の救済期間と予言しているようだ。

おおむね宗教の「賞味期限」は2000年というのが標準なのかも知れない。

そうしてみると、キリスト教における2000年後というと、2012年以後というふうに読める。

ここからは自分の推測、自説になるが、「聖書」の「黙示録」はじめ預言者達はキリスト教文明の終焉を2012年以降と予測したのかもしれない。

現代の有能な外国の預言者は現在の教皇の次の教皇の時代に「世界は終わる」と予言しているそうだ。

つまりキリスト教文明の終焉だ。
これは現代の世界の様相を見ると、さもありなんと思えるふしが多い。

それに対して仏教では「末法万年遠く妙道に潤わん」と説かれていて、未来の繁栄が力強く宣言されている。

先日、尊敬する先輩と仲間達数人で、世界の平和、経済、日本の政治、天皇制、憲法改正などについて長時間 話しこんだ。

その中でも私の「キリスト教文明終焉論」は支持を受けた。

そして現代の神は「マネー」であり、神社も仏閣も儀式・観光の商売になってしまった。

政治の世界はもちろん、スポーツの世界でさえすべて「金」を中心に回っている。

いまや、領土・資源・利権の争いが「宗教対立」「民族対立」という形で戦争を誘発している。

しかしこの「根源」をみると、それは「マネー・金」なのだ。

自分は「市場主義経済」や「アベノミクス」が貧富の差を極限まで拡大し、それが「日本の崩壊」と「世界の崩壊を招く」と主張した。

仲間達は「その可能性はある」と同意してくれた。

そして「構造改革」「財政再建」は安部政権はもちろん、何党が政権を取ったとしても無理だろう、ということでも意見が一致した。

人類が「マモニズム・拝金主義」から脱却し「マネー・金」の神から開放されるには1万年はかかるだろう、ということで話を終えた。

ようするに現在流行の「世界終末論」は世界の人々が「キリスト教文明」の崩壊を肌身で感じ始めたということではないかと思う。

すなわち、宗教戦争、民族紛争、異常気象、生物大絶滅、世界的経済混乱・・・



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