「特定秘密保護法」と聞くと近代日本における最大の悪法「治安維持法」をすぐ連想する。
軍国主義ファシズム「大日本帝国軍部政権」が戦争反対の言論を封鎖したのが、この「治安維持法」だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BB%E5%AE%89%E7%…1%E6%B3%95
「治安維持法」の成立からその後の運用過程を見ていくと、最後には「政府批判」をする者は総て逮捕となっていった。
この悪法によって「大日本帝国軍部政権」は言論の自由を封殺し、まっしぐらに太平洋戦争に突進していった。
「特定秘密保護法」も政権政府には非常に都合のよい法案といえる。
政府の省庁に都合のよいものは総て「特定秘密」に指定できる可能性がある。
不正、汚職の温床になる可能性もある。
わかりやすい例が「原子力行政」だろう。
「テロに係わる重要事項」としてしまえば、原子力行政などは政権政府のやりたい放題だ。
日本のプルトニウムの貯蔵量が異常に多いことが国連や国際社会から批難を受けている。
マスコミや報道機関へのプレッシャーから、警察機関や省庁の内部告発が封殺される可能性があり、不正や汚職の温床を黙認することになる事態も起こりうる。
「特定秘密指定を監視する第三者機関」にしても人間である限り、汚職の可能性もあれば政府の圧力に屈することも起こりうる。
政権政府に都合のよい人物ばかりを人選することも起こりうる。
まあともかく、この法案は呆れるほど抜け道だらけだ。
施行に当たっては「大日本帝国軍国主義ファシズム下の治安維持法」をもう一度しっかり勉強してもらいたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BB%E5%AE%89%E7%…1%E6%B3%95
国民の言論の自由を将来寸分でも奪う可能性があるなら、即刻、廃案にすべきだと思う。
<適用範囲が拡大していった「治安維持法」の歴史に学ぶ>
http://www.magazine9.jp/article/biboroku/9428/
<コトバンク 治安維持法 ちあんいじほう>
https://kotobank.jp/word/%E6%B2%BB%E5%AE%89%E7%B6%A…3%95-95574