
著者は25歳のある日、通勤途中の駅の階段から転落。
下肢に麻痺が残った中途障害者の女性。
どうせ使わなきゃならないなら、気に入った車椅子を選びたいのに
言わないとカタログさえ見せてもらえなかった、とか
別に困ってもいない時「お手伝いしましょう」と
声をかけられてもうっとうしい、とか
タイトルどおり、リアルな本音を率直に書いています。
だけど、車椅子生活という現実をつきつけられたばかりの人に
「どれにします?」ってきいていいのか
迷ってしまう営業マンの気持ちもわかるし、
街なかで、目の不自由な方とか車椅子の方とかを見かけると、
一応声をかけたほうがいいのかな?と
私自身も、正直、迷ったこと数知れず。
そう、あなたみたいにはっきり言ってくれる人がいなかったから
わからなかったんだ。
「どう手伝えばいいのか、どんどん本人にきいてほしい。
車椅子のスピードだって、それぞれの好みがあるから
どれくらいのスピードがいいかたずねてほしい」
まず、それをたずねたほうがいいこと自体わからなかった。
「最初は『助けてもらう立場なんだから、
色々要求を出したりするのは、わがまま』と思って
言いたいことを全部飲み込んでいた。
でも、言わないと、いつまでも皆が我慢することになる。
そう気づいて、旅行でも何でも
『こうしたいんです』と言うようになった」
思いやりは『想像力』とか言うけど、
限られた情報から想像するには限界がある。
やっぱり、リアルな意見をたくさん聞くことは必要。
と、ここまで書いて、ふと思った。
私達も「聞く」だけじゃなく、言っていくことも必要なんだな。
言わないとわからない相手に、説明するのが面倒で
「まあ、いいや」ですませてしまうことは多い。
でも、自分がそれをちゃんと説明することで
それ以降の人が助かることがあるのかもしれないものね。
『車いすのリアル』
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