そゆる日記

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働き方改革

2022年12月18日 | 日々のあれこれ

自分の職場は飲食店さんから注文を受けて

雑貨の納品をしています。

今までは朝6時半に注文を締め切って

ランチに間に合うように納品していました。

それを前日の夕方に締め切りを早めて

ドライバーが翌日早朝に積み込みしなくてすむように

変更することが決まりました。

 

「働き方改革」

従業員を大切にするのが目的だけど

実際問題ドライバーがそんな早朝に出勤するためには

近くに住んでいるか車をもっているかでないと無理なので

人員の確保が難しくなったってこともあります。

 

以前にも書いたけど

自分が入社した10年くらい前は

「地震でも台風でも必ず来い」が常識でしたし

なんなら締め切り時刻を過ぎた注文でも

お客様がおっしゃるなら、と

別便をだしてまでも対応するのが

当たり前でした。

 

それが7,8年前百貨店さんが

台風に備えて早じまいすることを決めたくらいから

お客様商売だから何がなんでも

っていう風潮が変わってきた気がします。

従業員の安全も大切だし、

従業員に負担を強いてまで

お客様の無理難題に応える必要はないって

みんなが思うようになってきました。

 

この職場に来てからの10年が

ものすごく変化する10年だったので

すごく変化を感じます。

まあ、自分が入社当時は

事務員に10時と3時のおやつが配られてたくらい

昭和な会社でしたから(^^;

とくにここの会社にとっての変化が

大きかったのかもしれませんけど。

 

まじめで一生懸命。

それが美徳であることにかわりはないけど

それと「無理して頑張る」とは同じではない。

無理して頑張ることを強いる社会が

かわっていくのはいいことですよね。

(不真面目を許容するのはまた別問題なのは

言うまでもありません)

 


『HELLO ROOMIES!!!』

2022年12月04日 | エンタメ

「超踊る喜劇」と題したs**t kingzの新作舞台

『HELLO ROOMIES!!!』に行ってきました。

と言っても観劇は9月16日。

「ネタバレしないで」ってことだったので

全部の公演が終わるのを待ってました。

 

s**t kingさんの公演が発表されたのは3月頃だったかしら。

公演は9月チケットの発売は6月からと告知された。

行きたい、と思ったものの

今年LDHは新型コロナ禍で流れたライブを

全部取り戻す勢いでライブの回数が半端ない。

かぶっちゃったらなあ。。。と思うと

チケット抽選にエントリーできずにいました。

ところが公演直前リセールサービスにチケットが出ていた。

「なんと!」

即購入。

しかもお席は前から4列目という良席。

手放してくださった方、ありがとうごさいます。

 

新国立劇場デビューです。

歴代舞台のお衣装が飾られています。すごいわ。

シッキンさん全員のサイン。

主役のA子(お人形)のサインも。

ゴミ箱のオブジェ。

諸々資格を満たすと

ここでメンバーとお写真を撮れるサービスがあるらしかった。

 

 

セリフは一切なく楽曲の歌詞と

パントマイムと表情で劇は進みます。

とはいえ4列目なので

「いつも『カズキのタネ』で見てるあのKAZUKIさんが

目の前で踊ってるよ」

「おぐりんはこうしてみるとイケメンだなあ」

「シューズこんなにゆるく履いて良く踊れるな

(劇の演出上脱いだり履いたりしています)」

「シューズは案外みんなバラバラなんだね」

なんて思考があちこち飛び回ってます。

そのうちストーリーに引き込まれていきました。

映画のすばらしさに心つかまれた主人公のA子

(見た通りのお人形さんですが

みなさんの扱い=動かし方と、なり替わっての表情で

すっかり感情移入しちゃいます)が

映画製作を目指すが

アルバイト先でセクハラを受けたり

(言い寄る店長役はKAZUKIさん。

気持ち悪さに客席から「うわぁ」って声が上がるww

ファンなのにww)

かなわない夢に心折れたり。

 

心にゴミがたまるのと一緒に部屋もゴミだらけ。

Gが湧いてGに扮したSHOJIさんとおぐりん(だったかな)

が踊ります。

そうするうち「シューッ」とされて1匹が天に召されます。

残されたSHOJIさんの悲しみのダンス。

笑うところなのにSHOJIさんのあまりの表現力に

切なくて悲しくて私は泣きました。

すごすぎる。

 

紆余曲折あって(セクハラ店主が力を貸してくれたり!)

主人公はチャンスをつかむが

たくさんの皆さんに喜んでもらえる作品を作るのか

それとも自分が撮りたいものを撮るのか。

 

ここで客席にどちらに賛同するかの選択が与えられます。

どちらになるかでそのあとに若干の違いがあるようでした。

メンバーさんの様子からいって

たいていは「自分の撮りたいもの」になるのかなあ。

この日は案外拮抗した反応でした。

「みなさんに喜んでもらえるもの」を

「一般受け」「受け狙い」と単純化しない

(人を喜ばせることは価値があることだよね?)

(求められることに応じていくことで

自分で気づかなかった可能性が開くこともあるよね?)

大人な観客が多かったようでした。

明らかな判定がでなくて

メンバーさんはちょっと戸惑った様子もあったけど

でもまあ「自分の撮りたいもの」だよね

と結論付けてお話は進みました。

 

叶えたい夢と現実。

夢の方向性が実は自分にあっていないのか。

頑張りが足りないだけなのか。

もっというと、自分が夢と思っているものが

実は心の底にある別の望みを満たすために

必要と思い込んでいるだけで

真の望みは別のところにあるのだったり。

人生のあとのほうになって「結局こうだったなあ」

と答えがわかるけど、

もがいている最中は全然わからなくて苦しい。

そんなことを感じる舞台でした。

 

ま、そんな私の心の葛藤とかはどうでもよく(いいんかい)

シッキンさんのダンスのすごさ美しさ

表現力の桁違いさに圧倒されました。

やっぱすごいわ。

 

 

そして、そんな舞台を大成功で終えた最終日

ダンスだけのパフォーマンス集団としては初の

武道館公演が発表されました。

ボーカルというフロントマンがいないことが

どれだけ難しいことか。

Dリーグは同じチームが毎回出場し

勝敗を競い合うことでファンを獲得するという

ひとつの答えなんだと思っているけど

フロントマンがいなくても

ひとつのチームで武道館を埋めるほどの

観客を呼ぶこともできるんだっていうシッキンの快挙は

ダンスをやっている人たちにとって

大きな夢、目指す場所になったと思うな。

とにもかくにもシッキンはすごい。

 

 

 

おまけ

『HELLO ROOMIES!!!』公演。

毎度おなじみ「グッズとかいいわ」の自分。

何も買わないつもりだったのに

A子含む出演者全員の指人形が飾られていて

めちゃちゃ可愛かったので

悩みに悩んでKAZUKIさんを連れ帰りましたww

(お得な全員セットの購入はかろうじてこらえましたww)