のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.11.26のお稽古(四カ伝)

2022-11-28 13:17:48 | 茶道

花 菊・白侘助

花入 萩焼瓢掛花入

11月最後のお稽古です。

例年なら咲いているはずの白玉椿が、一つも蕾がつかず、茶花に困っています。

朝方雨だった空も帰りにはあがり、冷え込みも無くてよかった。

四カ伝のお稽古の後、小習の稽古です。

盆点(O)

和巾点(K)

三種の菓子を縁高に

栗豊年(佐藤屋松兵衛特製)・柿えくぼ(清流庵)・リンゴ

干菓子

柚子餅(鶴屋吉信)

菓子器 搔合溜六瓢四方盆

小習は、長緒(K)・薄茶棚点前(O ・ Y)濃茶棚点前(Y)

炭手前は省略したので、途中で炭を足しながらの稽古でした。

薄茶棚点前 道具の位置をしっかり覚えてもらいます。

薄器・茶筅を流す位置は、水指のつまみと炉縁の角を結んだ線上に中心を割って左右に。

茶杓・茶巾は、炉内隅の延長をねらった柄杓と平行になるようにします。

 


2022.11.19のお稽古(七次式)

2022-11-20 22:06:56 | 茶道

七事式の壺荘付花月の前に、壺の口覆い・口紐・網・網の取り緒等の扱いを稽古します。

次に乳緒を、真・行・草に結ぶ稽古をしてから後炭手前をします。

下火が燃え尽きてしまいそうだったのですが、後炭を入れてもらいました。

しかし消えかかり、あわてて炭をおこして入れなおすという、ドタバタを演じてしまいました。

壺荘付花月の床は、「諸飾り」にして網に入れた壺をかざります。

花 ノコンギク・白侘助

花入 美濃焼の旅枕

点前座

山雲棚(鵬雲斎好)

水指 萩焼(金子信彦作)

薄器 鳳凰蒔絵平棗

壺荘付花月を終えて、休憩をはさみ、午後は濃茶付花月です。

一日の稽古の中では、濃茶と薄茶がいただけるようにいたします。

七事式の課目を二科目にして、乳緒の結び方を繰り返します。

真の結び

行の結び

草の結び

練習の結果、大変美しく結べました。


2022.11.12のお稽古(特別稽古)

2022-11-13 21:05:50 | 茶道

昨日の稽古は、奥伝の「真の炭」「真の行」「行の行」「大円の草」の稽古です。

床 「関 南北東西通活路」(かん なんぼく とうざい かつろに つうず)

花 ツワブキ

花入 唐銅の鶴首

薄板 矢筈板

奥伝の稽古をするチャンスはなかなか持てないので、各々がしっかり記録することが求められます。

そして、あらゆる機会に確認作業をしてゆくことが必要です。

残された時間でどこまで伝えられるか?

 

今日は弟子二人と、久しぶりに高田馬場まで茶会に行って来ました。

コロナの影響が残っているのか、混雑も無くゆったりとした良い茶会でした。

非日常の時間を堪能しました。

「山里」の点心です。

暗くてよく撮れていませんが、秋が詰まった目にも舌にも満足の一品でした。

濃茶席・薄茶席・立礼席をまわり、素晴らしいお道具と出会ってきました。

帰りに立ち寄ったお道具屋さんで、唐津焼の耳付き花入れを購入してしまい、「あっ、また買っちゃった(笑)」と…。

帰りまで雨も、もってくれました。

 

 


2022.11.05のお稽古(炉開き)

2022-11-05 19:44:05 | 茶道

今日は炉開きです。

例年の通り、粟善哉を用意しました。

柿と栗、漬物を添えて初炭の後にいただきます。

「これが出てくると、ああ~一年が過ぎたんだな~と思います。」

との事です。

炉に変わって初めての稽古ですので、濃茶・薄茶共に運びの平点前をいたします。

待合の短冊 「開門落葉多」(門を開けば落葉多し)

床 「関 南北東西活路通」(かん なんぼくとうざい かつろに つうず)

  大徳寺 福代洋道筆

花 ツワブキ・山法師の照葉

花入 萩焼掛花入れ(陶兵衛作)

初炭手前

釜 万代屋釜(もずやがま)

炭斗 瓢(ふくべ)

羽根 シマフクロウ

香合 織部焼ハジキ香合

濃茶点前

水指 瀬戸の一重口

茶入 備前(伊部)緋襷

茶杓 玄々斎(写し) 銘 錦秋

仕覆 苺裂

主菓子 栗金団(中津川すえ製)

干菓子 長生殿(森八製)

通い始めて一年のYさん、濃茶点前に入ります。

割稽古から始めました。

炉に変わったばかりは、ベテランでもサラサラとはいかないものです。

炉中で赤々としている炭に癒されます。