のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2021.06.26のお稽古「花月」

2021-06-27 20:20:25 | 茶道
今日は且座・無言投げ入花月・四畳半花月のお稽古です。


17日に開花した雁皮が間に合うかどうか、心配だったのですが、次々と蕾が開いてくれました。
浜松の茶友が 新幹線で数年前に運んでくれたものです。
毎年よく咲いてくれます。





主菓子は「水無月」
年に二度、六月と十二月に行われる大祓(おおはらえ)は、半年の間に積もった罪や穢れを祓い清める神事です。
六月の神事は「夏越の祓(なごしのはらえ)」とも呼ばれ、熱い季節、病にかからぬようにとの願いが込められています。
この日にいただくお菓子が「水無月」です。三角の形は氷を表し、上に飾る小豆は厄除けの意味と氷の上に被さった土を表していると言われているそうです。
干菓子は 「旅まくら」両口屋是清
      「サラダ小丸」もち吉です


且座は繰り返しお稽古していきたいと思います。

2021.06.12のお稽古 四カ伝

2021-06-13 20:10:55 | 茶道


今日は四カ伝が中心のお稽古ですので、風炉の位置を変えて回り茶道口の稽古をしました。
(炉は正面茶道口に切ってありますので)
したがって床は下座床になります。
炭手前は省略しましたので、香合も飾って、諸飾りにしました。



今日から、花はこちらで用意して、お弟子さんに花入れと花を選んでもらい、入れてもらうことにしました。
先月に大変お世話になった恩師が亡くなりました。本当に多くのことを教えて頂きました。
私が教わったことを、全て伝えられたらと思っています。
花は、大紫露草・沙羅・姫檜扇。
花入れは末広籠。



香合 笹舟に蜻蛉(乾漆) 中川正斉 作

四カ伝
茶通箱(H) 盆点(I) 和巾点(H)



薄茶棚点前(I) 流し点(K)  貴人点(H)
棚・荒磯棚 水指・ご本 棗・輪島塗網目蒔絵 茶杓・六代六閑斉(写し)
茶杓の銘は各々が決めます。歳時記は良い参考になりますね。

今日(日曜日)は花月・七事式のお稽古に誘っていただき行って来ました。
且座・平花月・貴人清次花月でした。
老いの身にはこたえました。(失笑) 



2021.06.05のお稽古

2021-06-07 14:35:30 | 茶道


先週開花した松本仙翁は間に合わなかった。
河原撫子も、4日の嵐で大部分が折れてしまい残念な結果になりました。



軸  「喫茶去」 尊敬する先輩女流書家である、
    小野村 行雲さんの書です。

花  京鹿の子・河原撫子(白)・
   未央柳(びようやなぎ)
花入れ 宗全籠



今日は小習ですので、長板総荘りで初炭・薄茶・濃茶のお稽古です。
道安風炉に向山の灰型。
杓立ては萩、建水は飛び青磁、蓋置は美濃、平水指は美濃、飾り火箸は桐実頭
炭斗 清風籠(淡々斎好み)、羽 梟、香合(次回に)です。



薄茶のお菓、麩饅頭です。キンキンに冷やしてギヤマンの菓子器(角館の漆工房で求めたもので、漆の赤が鮮やかです。)に

干菓子は、木林(五郎丸屋整)・ほのぼの(ばいこう堂)


「椀・建・箸」、建水進めて居ずまい正す。
薄茶は、帛紗を右膝角に仮置きして、柄杓を構えて釜の蓋を取る。
濃茶は柄杓を構えて釜の蓋はとれません。
茶巾を出したら、釜の蓋を開けて、帛紗を建水の後ろに仮置きしまそれから柄杓を抜きます。

拝見物を出した後、薄茶は水次をして下がり、拝見物を取りに出る時に建水を持ってでます。
濃茶は、水次の後すぐに建水を清めて納めて下がり、茶道口を閉めます。
薄茶と濃茶の相違を確認しましょう。

主菓子は「雨上がり」という銘のねりきりでした。(写真を忘れました)



沙羅が一斉に咲きました。
これは来週まで大丈夫でしょう。