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のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2025.04.19のお稽古(七次式)

2025-04-19 22:42:22 | 茶道

花 射干(しゃが)

花入 唐銅鶴首(真)

薄板 矢筈板(真)

 七事式の稽古ですが、初炭を「盆香合」で入れてもらいます。

 ● 盆香合(K)

香合

 型物香合番付西二段目の前頭、呉須周茂叔

盆 真塗四方盆

七種香合(しちしゅこうごう)

 型物香合のうち、祥瑞の蜜柑・瑠璃雀・瓜・瓢箪、古染付の牛・屏風箱、呉須の周茂叔をいう。

 ●茶通箱付花月

 菓子 菜の花金団

席入り後、折据を回して「月」「花」と名乗ります。

月が先の濃茶、花が後の濃茶を練り全員で順服します。

後の濃茶を送った後に続けて折据を回し「花」のみ名乗って薄茶三服を点てます。

一の花は、中水一杓さします。

先の茶入・仕覆を拝見に出して薄器を清めます。

茶碗が戻ったら二度すすいで清め、薄茶を点てます。

二の花は、後の茶入と薄器を置き換えて二服目の薄茶を点てる。

三の花は仕舞花ですので残った道具を拝見に出します。(四つ出し)

 ● 無言投込み花月

菓子 焼モンブラン

点前座

透き木釜 山雲棚 萩水指 弦付き(四滴)

薄茶四服を点てます。無言で、投込み花月をおこないますので、誰かが動き出すまで役に当たった人が分かりません。

汗ばむような陽気で、点前座に座ると汗が吹き出します。

水揚げが難しい「蔓日日草」がしっかりしていたので、射干に足してみました。

 

 


2025.04.12のお稽古(四カ伝)

2025-04-12 23:23:43 | 茶道

花 山吹・玉之浦椿・春壽菊

花入 魚耳付青磁

四カ伝の稽古ですので、縁高に三種の菓子を用意します。

上下の菓子は入れ替えた方が良かったですね。

浮島(舞の華)・栗こよみ・とちあいか

 ● 唐物(I)

● 和巾点(O)

● 盆点(K)

 ● 貴人点濃茶点前(Y)

 ● 貴人点薄茶点前(I)

薄器(宝舟蒔絵金輪寺)と茶杓をを拝見に出す。

拝見した薄器・茶杓はこのように返す。

 ● 入子点(O)

 ● 茶入荘(K)

 ● 貴人清次薄茶点前(Y)

干菓子 長生殿・さくら宝石糖

四ケ伝の稽古は、客振りも大切です。

小習よりもゆっくりと落ち着いた所作が求められます。

 玄関前の桜が散り始め、風に舞って家の中にまで入ってきます。

気付けば、山吹や春壽菊も咲き誇っていました。春が駆け足で過ぎて行きます。


2025.04.05のお稽古(小習)

2025-04-06 16:42:23 | 茶道

花 魚葉椿・玉之浦椿・木賊(とくさ) 

 花入 備前耳付

4月に入りました、釜は釣釜から透き木釜に変わります。

 ● 大津袋(Y)

主菓子 桜こよみ(熱海市 間瀬製)

     社中のお土産です。

真塗りの棗を濃茶入れとして使用します。

茶杓 四代仙叟写し

 ● 後炭手前(O)

 ● 長緒点前(I)

 ● 茶入荘(O)

 ● 入子点(Y)

 ● 薄茶運び点前(I)

菓子 さくら宝石糖・山田屋饅頭(松山市)

基本の薄茶運び点前にベテランが挑戦しました。

位置がずれました。

これが正解です。

水指の中心と貴人畳の角を結んだ線上に棗・茶筅を流します。

基本が実は、一番難しいです。


大学のお稽古(2025.03.27)最終

2025-03-28 12:20:13 | 茶道

花 貝母ユリ・玉之浦椿

大学の最後のお稽古です。

 ● 薄茶棚点前

仕舞付けて行きます。

膝に置いた手も美しいです。

茶酌を清めて茶碗に伏せて置きます。

拭き終わった帛紗の持ち方が美しいです。

釜に仕舞水を入れます。

柄杓を上下させないよう気を付けます。

 ● 薄茶運び点前

釜の蓋を持つ手がきれいです。

茶筅通しの手も美しいです。

 ● 入子点(初めての点前です)

木地曲(写真は春慶塗)の建水に、茶巾・茶筅・茶杓を仕込んだ茶碗を入子にして運び出します。

持ち運び方

直前の点前の荘り残した道具をそのまま使用します。

取り置きに手を添えます。

棗を下ろして、茶碗を置き合わせます。

柄杓を蓋置に引いたら、建水を綴じ目が勝手付きになるよう半がかりに引き居前を正します。

この点前は、高齢者や 足元がおぼつかないような亭主の点前なので、拝見・水次は省略するのが約束です。

最後は茶碗を清めて荘り残します。

 経験者には、薄茶で出来る小習の点前をいくつか稽古してもらいました。

 今日で大学での指導は最後です。

学生達の努力で、皆美しいお点前が身についてきました。

嬉しいことです。

新学期になっても、新会員を迎えて、ますます精進されることを希望します。

 最後にサプライズがありました。

感謝の記しと言って記念品をプレゼントされました。

感激!!

中央の写真とフレーム・左のガラスケースに入った桜でした。

右は昨年の5月に81歳の誕生祝に頂いた花です。

皆様、ありがとうございました。


2022.03.22の自宅稽古(七事式)

2025-03-22 16:51:32 | 茶道

三月最後のお稽古は、七事式から「仙遊の式」と「貴人清次濃茶付花月」

でした。

 ● 仙遊の式(先月に続いてもう一度)

 廻り花・本炭所望・聞香(本香・次香)・濃茶(亭主)薄茶は花月で三服点

花 貝母・胡蝶侘助 (半東が最後に入れたものです。)

花入 唐銅 下蕪龍耳

菓子 桜餅

亭主が濃茶を練ります。

「薄茶は花月で」

 ● 貴人清次濃茶付花月

菓子 くろ丸(甲斐澤田屋)

茶入 翁(写し)

   中興名物 瀬戸破風釜茶入

茶杓 鵬雲斎(写し)

仕覆 権太夫金襴

「最後に平花月か四畳半花月をしましょうか?」

高齢者は「疲れた!」