のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2024.01.13のお稽古(小習)

2024-01-14 19:39:26 | 孫情報

花 白玉・蝋梅

花入 唐銅鶴首

炭手前を省略しましたので、香合を床に。

糸巻香合 萩城山釜(金子信彦造)

菓子 練り切り「老松」

長板総飾りの点前座。

萩城山釜の皆具(金子信彦造)

濃茶を練った茶筅は、引き抜いた後にすぐに茶筅を立てると垂れないで置くことが出来ます。

服加減を聞いて、中仕舞をしたところ。

飾り火箸は風炉先と敷板の中間に置きましょう。

茶入と茶筅は長板の中央です。

干菓子 塩ちんすこう・和三盆(紅白梅)

薄茶 辰年干支茶碗(美濃焼藤山釜)

棗 玄々斎好み曙棗

茶杓 一位の一刀彫

長板総飾りの点前を薄茶、濃茶をその違いを確認しつつ稽古します。

 午前中は晴れの良い天気でしたが、午後から曇り出したので、大急ぎで帰っていただきました。

直後に雨に、夕方には雪が降りだし、急激に冷えてきました。

 

 翌日(日曜日)の昼頃、中三の孫が発熱したと連絡がありました。

両親ともに仕事に出かけてしまって、病院に連れて行ってほしいと。

何とか休日に診療している病院を探して、発熱外来を受診しましたが

幸いコロナ・インフルエンザともに陰性だったのでホットしました。

高校受験を目の前にして、本人も不安そうでしたが、服薬して安静にしていれば何とか間に合いそうです。

陽性だったら5日間は外出禁止だそうで、受験には行けないところでした。

この時期は、親も婆も心配が続きます。

 


2023.10.07のお稽古(七事式)

2023-10-09 12:57:09 | 孫情報

待合の短冊

天高気清(てんたかく き きよし)

花 白水引・白萩・秋海棠・木槿・桔梗

花入 宗全籠

 七事式の茶カブキ之式

鎌倉・室町時代に流行した「闘茶」が源となり、茶人としての味覚修練のために、七次式の一つとして定められました。

偈頌「千古千今裁断舌頭始可知真味」(いにしえにいまに ぜっとうをせつだんして はじめてしんみをしるべし」

三種の濃茶を飲み比べ、茶師を当ます。

亭主・客四人・執筆の六人で行います。

試み茶二服を喫み、味を記憶して、「伏茶」を加えた本茶三服の中から二服を喫み、茶師を当てます。

三服目はお湯を所望することも可能です。

大折据三枚の上に名乗紙を四人分準備します。

手前の試み茶を下ろして、奥の本茶を入れ替えして客に分からないようにします。

棗の中のお茶は、きっちり同量を計って入れておきます。

亭主は、濃茶四服と白湯を勧めます。

亭主は、四服の濃茶を量・練り具合を同じように練り上げる技量を求められます。

執筆は客が大折据に入れた名乗り紙を回収し、記録紙に記入します。

 菓子付花月

菓子 ふのやき・琥珀物語

花月の点前座

棗 夕顔蒔絵大棗

花月は七次式の基本ですので、繰り返し稽古が必要です。

偈頌「互換機鋒看子細」(ごかんのきほう しさいにみよ)

のとおり、一時も気が抜けません。

ようやく秋らしくなり、風炉も最後の月になりました。

五日(木)の空が見事な鱗雲でした。


2021/01/09

2021-01-09 15:12:51 | 孫情報
新学期が始まりました。
 久々に孫守りの話です。
3年生で帰国して、我が家に通って来るようになって今や6年生。
 登校前と下校後を過ごし、寝る時間になる迄帰りません。
 一昨年の夏休みに、呉にあるヤマトミュージアムを見学してきてから、金曜日はカレーの日にして欲しいとリクエストがあり、ずっと続いています。
 お陰さまでカレーのバリエーションが増えました。(笑)
 お節もやっと食べ終えて、
金曜日のカレーは美味しかったです。
 春からは中学生です。
これまで通りとは行かないかも?

2020/10/30

2020-10-30 09:24:42 | 孫情報
孫が、下校後わが家に毎日通うようになって4年目になります。
昨日は、コロナの影響で行事が全て中止になつてしまった事を哀れと思ったのか、体育参観の日を設けて、ミニ運動会のような催しがありました。
学年を3つに分けて、保護者も入れ替え制です。
6年生になる孫は、修学旅行も中止で落ち込んでいたのですが、少しだけ思い出が増えたことでしょう。

今日は淡交会の研究会です。
楽しみです。
淡交会からは先週、喜寿の祝い品を頂きました。
京都 楽釜の瓢箪火入でした。
稽古では、煙草盆を省略してしまうことが多いのですが、宗旦忌に今日庵から戴いた、大樋焼きの火入と共に、積極的に使用したいと思っています。

11月から大学の稽古が再開出来ると連絡がありました。
今年になって初めての稽古です。
学生さん達に会えるのが、今からとても楽しみです。




2020/08/01

2020-08-01 22:09:47 | 孫情報
ようやく梅雨が明けそうですね☀️
久しぶりの太陽が顔を出しました。

8月は、例年ですと夏休みなのですが、コロナ禍の影響で3ヶ月も休みましたので、皆さんやる気十分です。

今月は茶箱の稽古をします。
十一代玄々斎考案の「卯の花点前」(後に圓能斎が改良を加える)「雪点前」「月点前」「花点前」に加え、十四代無限斎考案の「和敬点前」「色紙点前」があります。






花入れ「宗全籠」に木槿、赤と白の水引、下野、大紫露草を入れました。

香合は、桐木地に波と笹が描かれており柄の部分に竹が張ってある団扇香合です。

卯の花点前の茶箱は「女桑木地の利休形」を使用しています。
紅鉢は信楽、鉄瓶は筋目です。


和敬点前は、鉋目の利休形茶箱を使用しています。「川瀬表完」です。
和敬点前は古帛紗を使用せず、拝見はありません。


雪点前です。
掛け合の上で点前をします。
道具の配置は、和敬点前に似ています。








色紙点前は、圓能斎が好んで使用していた「御所籠」を茶籠として無限斎が考案したものですが、江戸間で行うのは少し窮屈ですね。
でも、見事に配置出来ました。
籠の蓋の上に仮置きした帛紗を左手で取り置きするのが特徴です。




月点前です。
木据えという板をサッと広げて、道具を配置したところは見応えがありますね、茶箱はどれも好きですが、月点前は大好きです。

コンパクトに箱に収まった道具を取りだし、点前をする。
仕舞いになると、次々と元通りに収まっていく様が小気味良くて…⤴️

花点前は来週です。