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のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2025.06.21のお稽古(四カ伝)

2025-06-22 15:40:36 | 茶道

花 縞葦・露草・雁皮・桔梗・ねじ花

花入 竹鶴首

都忘れの鉢に、ねじ花が出てきました。

この時期の花は一気に開いて一週間で終わってしまうので、稽古の日に丁度良く使えるかは気が揉める日々です。

四カ伝

 ● 唐物(K)

 ● 盆点(I)

 ● 茶通箱(O)

菓子 四葩・若鮎・西瓜

四ケ伝の後小習です。

昼の休憩時間に孫夫婦が来たので、薄茶棚点前替え茶碗付(Y)でもてなしていただきました。

 ● 入子点(I)

 ● 茶杓荘(K)

 ● 続き薄茶(O)

 ● 貴人点薄茶(Y)

干菓子 雷おこし・紫陽花琥珀

 

 孫夫婦は、夫の好物の日本酒、私の好物のクラフトビール(黒)、はんなまタルト等お土産を持って来てくれました。

断捨離中の我が家で不要となった、夫のゴルフクラブセットを貰ってくれました。

稽古中にバタバタとすみませんでした。

 


2025.06.14のお稽古(七事式)

2025-06-16 15:08:21 | 茶道

花寄せが終わった姿です。

 七事式の中から唱和の式・平花月・貴人清次花月をいたします。

 ● 初めに後炭手前で炭を入れます。(Y)

 ● 唱和の式

 菓子 夏の玉露地(叶匠寿庵)

真・行・草・釣り・掛けの花入を準備して、亭主から順に花を入れます。

花寄せです。

花 夏椿

花入 青磁魚耳(真)

花 撫子・美央柳・縞葦

花入 高取耳付(行)

花 半夏生

花入 竹鶴首(草)

花 仙翁・水引

花入 萩掛花入(釣り花入の代用)

花 九蓋草・矢筈芒

花入 鮎籠

 続いて亭主が香を焚き、全員で聞きます。

 亭主は濃茶を点て、自分も服します。

 薄茶は菓子付き花月で三服点てます。

最後に八畳に広がり、自分の入れた花に因んだ歌を短冊にしたためます。

自分の書いた歌を唱和して文台に置きます。

自分の入れた花を和歌や俳句に読み込むのですが、理解していない人も居たようです。

書式は正客のように認めます。

 平花月では、紅梅堂の「梅ほのか」

 貴人清次花月では、千本玉壽軒の「紫陽花」

 でした。

 

翌日15日(日)は特別稽古でした。

真の炭(O)

真の行(I)

大円の真(K)

前日の花を転用しました。

菓子は七種用意しなければいけないのですが、三種で失礼しました。

生麩・くりむし羊羹・西瓜です。

 

 


2025.06.07のお稽古(小習)

2025-06-08 21:20:07 | 茶道

花 河原撫子・縞葦・京鹿の子・松本仙翁・山紫陽花

花入 竹鶴首

 水無月の稽古です。

来週には梅雨入り宣言が出るとか、鬱陶しい季節も茶室はさわやかに、楽しみたいと思います。

待合の短冊 「山翠添新雨」(さんすいに しんう そう)

 今日は、灰形の二文字押切を作ってもらいました。

灰形もですが、繰り返し稽古し続けることが上達の早道です。

 ● 初炭手前(I)

炭床が浅くて炭が入り切れません。

 ● 長緒点前(K)

主菓子 大手まんじゅう(岡山県伊部屋)

仕覆の緒を結んだら、打ち返さずに釘にかけます。

二人分の濃茶が練れました。

茶入 瀬戸の内海(だいかい)

茶杓 六閑斎(写)

仕覆 永観堂

拝見に出した後、柄杓は釘にかけます。

蓋置は棚の地板の左手前に飾っておきます。

 ● 茶筅荘(薄茶)

干菓子 蕎麦板・琥珀糖(京都のお土産です)

薄茶では茶筅は使い取りなので置き合わせません。

 ● 流し点

棗 鵬雲斎好寿輪棗

茶杓 春慶塗一刀彫り

 

 


2025.05.24(四カ伝)

2025-05-25 13:54:31 | 茶道

 花 ホタルブクロ・縞葦・美央柳・山紫陽花・下野

 花入 竹籠掛花入

 ● 四ケ伝の稽古

 菓子 軽羹(明石屋)・水羊羹・(杵屋)・りんご(ニュージーランド産)

  ● 大円の草(O)

    行の点前ですが、四か伝の日に稽古してます。

  ● 台天目(I)

天目茶碗の種類

 「よう(曜変)ゆう(油滴)は けんさん(建盞)うさん(烏盞)のはいかつ(灰被)りょう き(黄)たい(玳皮盞)しさんな」

 と覚えると良いそうです。

光悦七種茶碗

 「(毘沙門堂)の(障子)をあけて(七里)四方をながむれば (不二(山))の(雪片)、(雪峰)、(鉄壁)」

 と覚えます。

ちなみに、国焼の国宝茶碗は二つのみ

光悦作の

 「卯花墻」(美濃焼)と「不二山」(白楽焼)です。

     ● 茶通箱(K)

四ケ伝の後、薄茶の稽古です。   

干菓子 蕎麦板・柚子琥珀

 ● 薄茶棚点前 替え茶碗付(I)

  槍の鞘建水と駅鈴の蓋置を使って

 ● 流し点(K)

風炉の流し点では、柄杓を蓋置に引きません。

建水を持って着座したら、居ずまいを正して茶碗棗を膝前に取り清めます。

釜の蓋を開けるタイミングで柄杓を構えて蓋置を出します。

仕舞い水を入れたら釜の蓋をして、柄杓を建水にかけ、蓋置を建水の後ろに置きます。

薄器 甲赤棗(五代常叟好み)

   棗と称していますが、清める時は二引きの扱いです。

茶杓 春慶塗一刀彫

 稽古に使う道具や花・菓子等で分からなかったら、事前に確認するように伝えているのですが、なかなか亭主になりきれません。


2025.05.17のお稽古(七事式)

2025-05-17 17:30:07 | 茶道

花 雪の下・大紫露草・山紫陽花

花入 桂籠

 今日の稽古は、七事式の稽古です。

後炭手前の後に、濃茶付花月・香付花月・無言投込み花月をいたします。

 ● 後炭手前

炭の乱れを直したら、すぐに輪胴から順についでいきます。

 ● 濃茶付花月

折据に続いて菓子を取り回します。

菓子 栗蒸羊羹

● 香付花月

席入り後、迎えつけをして香盆を前に茶道口に座し、四畳半に詰めるのを待ちます。

付きもの花月の要領で、月が香を焚き(三種類の香の中から一種を選びます),花が初花となります。

 三種の香銘=「山かげ(白檀)」・「かすみ(沈香)」・「松風(眞南蛮)」を用意しました。

薄茶三服の後、八畳に広がり、重硯箱・文台を持ち出します。

重硯箱を縁高の容量で、正客から亭主まで送り、炭を擦って準備します。

正客より順に、香銘に因んだ俳句か和歌をしたためます。

今回は「松風」が選ばれました。

初の経験で、参考書を見ながら進みましたが、楽しく出来ました。

 ● 休憩後、無言投込み花月をいたしました。

 俳句・和歌を自ら書かなければならないことに、抵抗があったようでしたが、

終わってみると存外面白かったようで、次は「昭和の式」をとの声もありました。