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のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2025.05.24(四カ伝)

2025-05-25 13:54:31 | 茶道

 花 ホタルブクロ・縞葦・美央柳・山紫陽花・下野

 花入 竹籠掛花入

 ● 四ケ伝の稽古

 菓子 軽羹(明石屋)・水羊羹・(杵屋)・りんご(ニュージーランド産)

  ● 大円の草(O)

    行の点前ですが、四か伝の日に稽古してます。

  ● 台天目(I)

天目茶碗の種類

 「よう(曜変)ゆう(油滴)は けんさん(建盞)うさん(烏盞)のはいかつ(灰被)りょう き(黄)たい(玳皮盞)しさんな」

 と覚えると良いそうです。

光悦七種茶碗

 「(毘沙門堂)の(障子)をあけて(七里)四方をながむれば (不二(山))の(雪片)、(雪峰)、(鉄壁)」

 と覚えます。

ちなみに、国焼の国宝茶碗は二つのみ

光悦作の

 「卯花墻」(美濃焼)と「不二山」(白楽焼)です。

     ● 茶通箱(K)

四ケ伝の後、薄茶の稽古です。   

干菓子 蕎麦板・柚子琥珀

 ● 薄茶棚点前 替え茶碗付(I)

  槍の鞘建水と駅鈴の蓋置を使って

 ● 流し点(K)

風炉の流し点では、柄杓を蓋置に引きません。

建水を持って着座したら、居ずまいを正して茶碗棗を膝前に取り清めます。

釜の蓋を開けるタイミングで柄杓を構えて蓋置を出します。

仕舞い水を入れたら釜の蓋をして、柄杓を建水にかけ、蓋置を建水の後ろに置きます。

薄器 甲赤棗(五代常叟好み)

   棗と称していますが、清める時は二引きの扱いです。

茶杓 春慶塗一刀彫

 稽古に使う道具や花・菓子等で分からなかったら、事前に確認するように伝えているのですが、なかなか亭主になりきれません。


2025.05.17のお稽古(七事式)

2025-05-17 17:30:07 | 茶道

花 雪の下・大紫露草・山紫陽花

花入 桂籠

 今日の稽古は、七事式の稽古です。

後炭手前の後に、濃茶付花月・香付花月・無言投込み花月をいたします。

 ● 後炭手前

炭の乱れを直したら、すぐに輪胴から順についでいきます。

 ● 濃茶付花月

折据に続いて菓子を取り回します。

菓子 栗蒸羊羹

● 香付花月

席入り後、迎えつけをして香盆を前に茶道口に座し、四畳半に詰めるのを待ちます。

付きもの花月の要領で、月が香を焚き(三種類の香の中から一種を選びます),花が初花となります。

 三種の香銘=「山かげ(白檀)」・「かすみ(沈香)」・「松風(眞南蛮)」を用意しました。

薄茶三服の後、八畳に広がり、重硯箱・文台を持ち出します。

重硯箱を縁高の容量で、正客から亭主まで送り、炭を擦って準備します。

正客より順に、香銘に因んだ俳句か和歌をしたためます。

今回は「松風」が選ばれました。

初の経験で、参考書を見ながら進みましたが、楽しく出来ました。

 ● 休憩後、無言投込み花月をいたしました。

 俳句・和歌を自ら書かなければならないことに、抵抗があったようでしたが、

終わってみると存外面白かったようで、次は「昭和の式」をとの声もありました。


2025.05.10のお稽古(初風炉)

2025-05-10 17:22:21 | 茶道

花 紫蘭・小葉のズイナ

花入 竹

待合の短冊 「薫風」

      花菖蒲画賛

床 「日々是好日」(にちにち これ こうにち)

   (ひび これ こうじつ)とも読む

 ● 初炭手前

「風炉は外」

釜敷きのわさを外に懐中する

初掃きの後、炭をつぐ

月型を切って後掃き

 ●濃茶運び点前

 菓子 柏餅

釜 筒釜(敬典)

風炉 眉風炉

水指 萩耳付(金子信彦)

茶碗 黒楽

茶入 瀬戸肩付き

茶杓 不休斎(写)

仕覆 望月間道(もちづきかんとう)

 ● 薄茶運び点前

菓子 オレンジケーキ・麩焼きせんべい・柚子餅

社中の おもたせ です。

棗 唐物写し独楽棗

茶杓 自作

茶碗 あやめ絵

茶碗 巳・酉干支茶碗

全ての道具が風炉用になり、新鮮な気持ちで基本のお稽古です。

 

 


2025.04.29のお稽古(特別稽古)

2025-05-04 20:08:15 | 茶道

花 紫蘭・卯の花

花入 萩掛花入(陶兵衛)

今日は特別稽古として、真の炭・真の行・大円の真の稽古です。

 同時に茶名の伝授式をしました。

● 真台子

 ● 真の炭

菓子 真の点前では七種の菓子を用意しますが、三種で失礼しました。

 ● 真の行

 ● 大円の真

炉の稽古は最後です。

炉を仕舞い、道具も全て風炉へと入れ替えます。

 

 

 

 


2025.04.19のお稽古(七次式)

2025-04-19 22:42:22 | 茶道

花 射干(しゃが)

花入 唐銅鶴首(真)

薄板 矢筈板(真)

 七事式の稽古ですが、初炭を「盆香合」で入れてもらいます。

 ● 盆香合(K)

香合

 型物香合番付西二段目の前頭、呉須周茂叔

盆 真塗四方盆

七種香合(しちしゅこうごう)

 型物香合のうち、祥瑞の蜜柑・瑠璃雀・瓜・瓢箪、古染付の牛・屏風箱、呉須の周茂叔をいう。

 ●茶通箱付花月

 菓子 菜の花金団

席入り後、折据を回して「月」「花」と名乗ります。

月が先の濃茶、花が後の濃茶を練り全員で順服します。

後の濃茶を送った後に続けて折据を回し「花」のみ名乗って薄茶三服を点てます。

一の花は、中水一杓さします。

先の茶入・仕覆を拝見に出して薄器を清めます。

茶碗が戻ったら二度すすいで清め、薄茶を点てます。

二の花は、後の茶入と薄器を置き換えて二服目の薄茶を点てる。

三の花は仕舞花ですので残った道具を拝見に出します。(四つ出し)

 ● 無言投込み花月

菓子 焼モンブラン

点前座

透き木釜 山雲棚 萩水指 弦付き(四滴)

薄茶四服を点てます。無言で、投込み花月をおこないますので、誰かが動き出すまで役に当たった人が分かりません。

汗ばむような陽気で、点前座に座ると汗が吹き出します。

水揚げが難しい「蔓日日草」がしっかりしていたので、射干に足してみました。