今月は週末にあまりお天気が良くなく、遠方からきて下さる方たちに申し訳ない思いだったのですが、今日は秋晴れの爽やかな一日でなによりでした。
今月で風炉の季節も終わりです。
名残の季節を楽しむ趣向も色々ありましたが、真の稽古の為に出来ませんでした。来年のお楽しみです。
今日は真の炭手前、真の行の点前、そして七事式の且座です。
花は、不如帰・秋海棠・白水引きを鶴首(真の花入)に入れて矢筈の薄板のうえに乗せて床の中央に置きます。
真の炭手前では、真台子に眉風炉・真形釜(写真は富士釜です)・唐銅の皆具・柄杓は差し通し、鳥頭の火箸を杓立てに準備します。
天板には、若狭盆に大名物の利休丸壺(写し)を藤種緞子の仕覆に入れて中央に乗せ、両羽の羽箒と堆朱の香合を左に入荘りにします。
真の行台子は、天板に真塗りの中次を中央に乗せてはじめます。
菓子は、六種の製法の違う菓子と水菓子を縁高に準備しました。
左上から俵屋吉富の白雲竜・清風堂のおとし文・山田屋の山田饅頭・伊勢屋の練り切り(錦秋)・名古屋餅文の栗ういろう・水戸のかりんとう饅頭・
青森の花田りんごです。
奥伝の点前は省略します。
且座は、五人が東・半東・正客・次客・三客を予め花月札で決めて行います。
次客が花を(花所望)、三客が炭を(略炭所望)、正客が聞香を、東が濃茶を、半東が薄茶を点てます。準備、片付けは半東が行いますので、なかなか大変です。
東が濃茶を点てました。(私です)
風炉での最後の稽古は、ちょっと時間がかかってしまいました。初めての体験だったので難しかったかな?
終了後、若い方が和服を揃えたいと言うので、友人の呉服屋さんへ。
身長165㎝なので、大きめのリサイクル品をお願いしておいたのですが、幸い気に入ったのが見つかり(価格も)ました。
小物も含めて揃えてもらい、着付けも習うことに、和服でお稽古出来る日がたのしみです。
先輩も随行して、帯を三本もゲットしました。良いのがあって良かったです。
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