のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2020/10/30

2020-10-30 14:33:14 | 茶道
研究会に行ってきました。
今日の課目は「真の炭」、「大円の真」、「四畳半花月」でした。炉の設えでした。

中島宗基先生のご指導、最高でした。
所作の細部にわたり、自らなさって下さり、正しく手取り足とりの指導には頭が下がります。
舞台に上がった方も参観した方も幸運でした。
七種の菓子の盛りつけ方も画面に映されて、参考にはりました。
有り難うございました。

2020/10/30

2020-10-30 09:24:42 | 孫情報
孫が、下校後わが家に毎日通うようになって4年目になります。
昨日は、コロナの影響で行事が全て中止になつてしまった事を哀れと思ったのか、体育参観の日を設けて、ミニ運動会のような催しがありました。
学年を3つに分けて、保護者も入れ替え制です。
6年生になる孫は、修学旅行も中止で落ち込んでいたのですが、少しだけ思い出が増えたことでしょう。

今日は淡交会の研究会です。
楽しみです。
淡交会からは先週、喜寿の祝い品を頂きました。
京都 楽釜の瓢箪火入でした。
稽古では、煙草盆を省略してしまうことが多いのですが、宗旦忌に今日庵から戴いた、大樋焼きの火入と共に、積極的に使用したいと思っています。

11月から大学の稽古が再開出来ると連絡がありました。
今年になって初めての稽古です。
学生さん達に会えるのが、今からとても楽しみです。




最後の風炉のお稽古

2020-10-25 21:26:03 | 茶道
今月は週末にあまりお天気が良くなく、遠方からきて下さる方たちに申し訳ない思いだったのですが、今日は秋晴れの爽やかな一日でなによりでした。

今月で風炉の季節も終わりです。
名残の季節を楽しむ趣向も色々ありましたが、真の稽古の為に出来ませんでした。来年のお楽しみです。
今日は真の炭手前、真の行の点前、そして七事式の且座です。





花は、不如帰・秋海棠・白水引きを鶴首(真の花入)に入れて矢筈の薄板のうえに乗せて床の中央に置きます。
真の炭手前では、真台子に眉風炉・真形釜(写真は富士釜です)・唐銅の皆具・柄杓は差し通し、鳥頭の火箸を杓立てに準備します。
天板には、若狭盆に大名物の利休丸壺(写し)を藤種緞子の仕覆に入れて中央に乗せ、両羽の羽箒と堆朱の香合を左に入荘りにします。
真の行台子は、天板に真塗りの中次を中央に乗せてはじめます。
菓子は、六種の製法の違う菓子と水菓子を縁高に準備しました。
左上から俵屋吉富の白雲竜・清風堂のおとし文・山田屋の山田饅頭・伊勢屋の練り切り(錦秋)・名古屋餅文の栗ういろう・水戸のかりんとう饅頭・
青森の花田りんごです。
奥伝の点前は省略します。


且座は、五人が東・半東・正客・次客・三客を予め花月札で決めて行います。
次客が花を(花所望)、三客が炭を(略炭所望)、正客が聞香を、東が濃茶を、半東が薄茶を点てます。準備、片付けは半東が行いますので、なかなか大変です。


東が濃茶を点てました。(私です)

風炉での最後の稽古は、ちょっと時間がかかってしまいました。初めての体験だったので難しかったかな?

終了後、若い方が和服を揃えたいと言うので、友人の呉服屋さんへ。
身長165㎝なので、大きめのリサイクル品をお願いしておいたのですが、幸い気に入ったのが見つかり(価格も)ました。
小物も含めて揃えてもらい、着付けも習うことに、和服でお稽古出来る日がたのしみです。
先輩も随行して、帯を三本もゲットしました。良いのがあって良かったです。 




10/17のお稽古

2020-10-21 19:38:35 | 茶道

失礼いたしました。
まだまだ未熟なもので、編集途中で投稿してしまいました。


朝晩の冷え込みは、秋の深まりを感じるこの数日です。
「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」という藤原定家の歌がふと思い浮かび、淡々斎好みの苫屋棗の写しを出してみました。


お稽古は、小習い事の花所望からです。
お客様から心配りの花をいただいた時などに、お客様に花を入れていただく手続きです。
秀明菊・小菊・紫式部を入れていただきました。
退席時に、お客様は花を抜いて懐紙に包み、床の隅に置くようですが、主は「お花そのままで」と言うのも有りのようです。
続いて炭所望です。
お客様に炭を次いでいただきます。風炉では初炭のみで本炭所望です。(写真が無くてすみません)




濃茶の台子点前です。
瀬戸の肩衝茶入、茶杓は十代認得斎作「小柴垣」、仕覆は「望月間道」です。


お菓子は、四カ伝のお稽古に入りますので、三種を縁高に用意しました。
柿の練り切りは「木守」、自家製の栗金団は「山路」、水菓子は柿です。
隣家から栗を頂きましたので、フードプロセッサーで作ってみました。


四カ伝は台子を外さなければならないのですが、「重いのでそのまま台子は無いつもりでやってね」なんて横着をしました。
台天目のお稽古です。
茶碗は「禾目天目(建盞天目)」、茶杓は象牙「利休形」、茶入れは瀬戸の肩衝、仕覆は「望月間道」、天目台は「真塗り」です。






唐物のお稽古です。
茶入は「文琳」、茶杓は元節で認得斎作「和敬] ,仕覆は「鳥襷緞子」です。
四カ伝の約束は、楽茶碗・唐銅の建水・竹の蓋置・生地曲げの水指(春慶塗を代用しています)・手つき音無し・前後の省略無しです。

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薄茶の台子点前は、ご自服もしました。

先週のお稽古

2020-10-06 10:13:51 | 茶道

大きな花籠は山形県の酒田に旅した折に求めたものです。
花は「芒、刈萱(浜松の友人が持ってきてくれました。笑顔)、白萩、時鳥、紫苑、木槿、紫式部」です。


今日は台子でお稽古をします。
台子の後炭手前から始まります。
火箸は杓立てから使い取りで、畳に突くことはありません。
炭をつぎ終わったら、火箸を羽根で三回清めて杓立てに戻します。

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台子の濃茶点前です。重茶碗で二服点ててもらいます。  
主菓子は「秋の山路」としました。
茶入は「瀬戸の肩衝」茶杓は十代認得斎作「月光」と命名してくれました。(満月の後でした)仕覆は「望月間道
(もちずきかんとう)」です。
水次は、長板・台子の場合は中央に平行に置きます。







続薄茶です。
干菓子は、これも浜松の友人から頂きました。「おたけせんべい」です。箕菓子器は焚火絵が描かれています。
拝見する道具の預かり方、持ち運び方は写真のとおりです。
おまけです。
隣人から栗を頂いたので、稽古が終わってから栗きんとんを作ってみました。
冷凍して次回のお稽古に使います。
10日の稽古はお休みです。