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酒飲み掃除日記

掃除用具のレビューや飲んだお酒の感想とかをつれづれなるままに書いてます。

大手メーカーの日本酒(9)月桂冠 上撰 ザ・カップ・白雪 上撰 純米酒

2006年07月11日 | 日本酒・清酒

月桂冠 上撰 ザ・カップ 200ml
http://www.gekkeikan.co.jp/products/lineup/standard2.html

月桂冠は、日本で一二を争う生産量をほこる伏見を代表するメーカー。
端麗辛口の酒が多い大手の上撰クラスだが、
これは伏見の女酒の伝統かほんのり甘口になっている。
こくのある味で、少し甘い香りもある。
アルコール度数が低くないのに200mlなのもお得。


白雪 上撰 純米酒 1.8l
http://www.konishi.co.jp/html/catalog/sake/18litter/joujun18.html

清酒発祥の地という伝説が残る伊丹にある大手メーカー。
大手柄酒造が18年4月に廃業したため、伊丹市内に残る酒造メーカーは、
白雪と伊丹老松(委託醸造)のみとなってしまった。
大概の大手メーカーの上撰クラスは、普通酒か本醸造となっているが、
白雪の瓶詰めの上撰は純米酒になっている。
(上撰辛口やパックなどは普通酒)
純米酒らしくコクと酸味があるが、すっきりとした辛口。
香りもなかなか高い。
ぬる燗にすると、より飲みやすくなり、香りも高くなる。


夢乃寒梅 (鶴見酒造)

2006年06月21日 | 日本酒・清酒

夢乃寒梅 レギュラー 4.2L(鶴見酒造)
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/tsurumi-jp.com/g/4955614124979/index.shtml

巨大なパックが酒店やディスカウント店の棚で異彩を放っているお酒。
低価格パック酒には、糖類や酸味料が入っている場合が多いが、
このお酒は、それらが入っていないことを売りにしている。
できることなら、糖類や酸味料が入っていないお酒の方が良いにきまっているが、
入っていないと、醸造アルコールの割合が高い低価格酒だと、
どうしても味が薄くなってしまう。
このお酒は、山廃仕込みにすることで、この問題をクリアしたようだ。
口に含むと、アルコール度数のせいか多少水っぽい感じもするが、
山廃らしく酸味を感じる。
また、このクラスとしては、香りが高い方だ。
冷やでもいいが、お燗にすると酸味がまろやかになる。
平成19年10月以降、三倍増醸酒が清酒から外されるようですが
(米、米こうじ、水および清酒かす以外の重量が、
米(こうじ米を含む)の重量の50/100を越える物を除外)
このお酒が一つの解決案を示しているのではないだろうか。


東京の地酒(1)吟雪 渡辺酒造

2006年06月15日 | 日本酒・清酒

私は、神奈川の地酒を取り扱った
相央暇人の神奈川地域情報」というサイトを運営してるわけですが、
お隣の東京都にも地酒を醸してる蔵があります。
都内なら、どこでも売られている澤乃井と多満自慢以外は、
神奈川の地酒のように蔵元近辺まで行かないと購入しにくいようです。

渡辺酒造合名会社 「吟雪」

多摩湖や西武ドームにも近い武蔵村山市にある蔵元。
製品は武蔵村山市・東大和市などの酒店で購入できる。

吟雪 本醸造生 300ml

蔵元の売店で購入。
生酒といえば甘めのイメージがあったが、
これは、少し辛めの生酒。
すっきりした香りが高い。



吟雪 カップ 180ml

武蔵大和駅前のムサシで購入。
東村山市内の酒店では
金婚の豊島屋酒造の商品が置いてある店ばかりなのに
東大和市に入った瞬間から吟雪に変わるのが面白い。
酸味が強い辛口のお酒。
ほんのり甘い香りがする。
お燗にすると強調される。




神奈川の地酒を取り扱ったサイトの先輩で
カップ酒研究の大家、「自棄酒マン、時々カップ酒マニア」の自棄酒マンさんこと、
いいざわ たつやさんが『カップ酒スタイル』という本を出版されました。
宿場毎にカップ酒を求めながら東海道五十三次を上っていく企画を中心に
カップ酒に関するコラムなどが収められています。
昨今ブームになっているカップ酒に興味がおありの方は、
是非お近くの書店などで購入されてはいかがでしょうか。


大手メーカーの日本酒(8) 沢の鶴 上撰 本醸造(沢の鶴) 上撰 酒蔵(沢の鶴)

2006年06月04日 | 日本酒・清酒

大手の日本酒メーカーの商品によくあることですが、
同じ上撰でも容器によって中身が違うことがあります。
価格競争に晒されやすいパックやカップの商品よりも、
瓶詰めされた商品の方が良いお酒であることが多いようです。


沢の鶴 上撰 本醸造(沢の鶴)180ml
http://www.sawanotsuru.co.jp/jimusho/products/seihin/josen_honjo.htm

沢の鶴の瓶詰めの上撰は本醸造酒になっている。
これは、居酒屋などでよく使われるお燗用の一合瓶。
冷蔵庫で冷やして飲んでみると、
すっきりとした辛口のお酒という印象を受けた。
香りは、それほど高くない。
お燗にしてみると、すっきりとした辛口であることは変わらないが
香りが高くなった。



上撰 酒蔵 (沢の鶴)180ml
http://www.sawanotsuru.co.jp/jimusho/products/seihin/josen_sakagura.htm

沢の鶴のパックは、普通酒になっている。
(瓶もパックもある本醸造辛口もある。)
180mlのものは、2Lや900mlのものより、アルコール度数が一度低く、
同じパックの中でも中身が微妙に違っている。
冷やで飲むと、しっかりとした香りと味があるが、
コクがあるというか、少し重い感じもした。
お燗にしてみると、飲みやすくなり
香りもさらに増した。
お燗向きのお酒だと思った。

 


大手メーカーの日本酒(7) 上撰 金冠 ワンカップ(大関)   上撰 白鶴 ペーパーカップ(白鶴)

2006年06月02日 | 日本酒・清酒

十把一絡げに扱われることが多い大手メーカーのお酒ですが、
上撰クラスになると、各社それぞれ特徴がでてきます。


上撰 金冠 ワンカップ(大関) 180ml

カップ酒の元祖。
商品名のワンカップが、カップ酒をしめすことがあるぐらいだ。
冷蔵庫で冷やして飲んだが、味は甘さも辛さも感じる中口。
香りもそこそこ高い。
粗悪な酒の代表のように言う人もいるけど、
なかなか良いお酒だと思う。



上撰 白鶴 ペーパーカップ(白鶴)180ml

白鶴の上撰を紙のカップにつめたもの。
湯煎はできないがガラス瓶より軽くて良い。
冷やして飲んだが、味は、すっきりとしていて、
辛めとも甘めとも言い難い中口。
香りもすっきりしている。
食中酒としてもいけると思う。


大手メーカーの日本酒(6) 黄桜「ふくのひれ酒」 菊正宗「ひやし樽酒」

2006年05月23日 | 日本酒・清酒

黄桜「ふくのひれ酒」180ml
http://www.kizakura.co.jp/products/hj06.htm

黄桜の秋冬限定季節商品。
河豚のひれを入れる前に一口飲んでみたところ、
お酒自体は、すっきりとした辛口で、しっかりとした香りがあるものだった。
注意書きの通り、河豚ひれを入れ電子レンジで暖めて飲んでみると、
河豚の持っている磯の香りともいうべき香りと、河豚からしみ出たなんとも言えない味がした。
はっきり言って、一日中嗅いでいたい香りでもないし、ものすごく美味い味というわけではないが、
お酒が進む香りと味だった。




菊正宗「ひやし樽酒」300ml
http://www.kikumasamune.co.jp/taru/hiyashi/index.html

菊正宗の上撰本醸造酒を樽に入れて樽香をつけた商品。
ひやし樽酒という商品名なので素直に冷やして飲んでみたところ、
強すぎず弱すぎない樽の香りがするお酒だった。
これ以上、樽の香りが強ければ味がくどくなるだろうし、弱ければ物足りないだろう。
味は、すっきりした辛口。
お酒自体の香りは樽の香りに隠れてしまっているようだ。
手軽に樽酒を楽しめる良いお酒だった。

 


地酒カップを飲む(1) 朝日山 アサヒカップ(朝日酒造) 八海山 カップ(八海醸造)

2006年05月10日 | 日本酒・清酒

昨今のカップ酒ブームの影響で日本全国のカップ酒が
蔵元の近辺に行かなくても手に入るようになりました。
(とはいえ、有名な地酒を醸造している蔵元に限られますが。)
そうした中、かつての地酒ブームの主役であった蔵元のカップ酒も
ちらほら店頭で見かけるようになってきました。


朝日山 アサヒカップ(朝日酒造) 180ml
http://www.asahi-shuzo.co.jp/brand/asahiyama.html

久保田で有名な朝日酒造の地元向けカップ酒。
カップ酒ブームの影響か、置いている店が増えてきた。
冷やして飲んでも、お燗にして飲んでも
すっきりとした味がする辛口のお酒。
香りは、それほど高くない。
端麗辛口の見本のようなお酒だった。



八海山 カップ(八海醸造) 180ml
http://www.hakkaisan.co.jp/corp/item.html

カップ酒ブームに遅れまじと思ったのか、最近、発売が開始された八海山のカップ酒。
普通酒のカップ酒としては、少々お高い値段となっている。
本醸造酒並の規格で造って、他社の本醸造酒並の価格設定であるのに普通酒としているからだ。
冷やで飲んでみると、すっと口の中に入っていき香りが広がるお酒。
ぬる燗にすると、より香りが高くなる。
地酒ブームの主役だったことを納得させられる味だ。


大手メーカーの日本酒(5) ワンカップ大吟醸(大関) 吟醸ひとはなグラス(沢の鶴)

2006年05月05日 | 日本酒・清酒

ワンカップ大吟醸 (大関)180ml
http://www.ozeki.co.jp/goods/catalog/seisyu/onecup/index.html#daiginjou

カップ酒の代名詞ともなっているワンカップシリーズのフラグシップ。
最近、流行りの高級酒を詰めたカップ酒のはしり。
以前、冷蔵庫で、きんきんに冷やして飲んだ時は、あまり香りが強くなかったので
ひや(常温)で飲んでみたところ、少々くどいくらいに甘い吟醸香がした。
当たり前かもしれないが、適度に冷やして飲むのが良いんだろう。
味は少々辛めですっきりしている。
この値段で、この香りを楽しめるのはなかなかお得だと思う。


吟醸ひとはなぐらす (沢の鶴)120ml
http://www.sawanotsuru.co.jp/jimusho/products/seihin/hitohana_glass.htm

酒文化研究所の日本酒チャンピオンズ・カップでグランプリを受賞したお酒。
従来のカップ酒のイメージをやぶる、お洒落なグラスが使われている。
また、真空密閉された蓋のシールを剥がすという開封方法も斬新だ。
肝心の味は、とてもすっきりした辛め。
香りは、ほんのり感じる程度。
酒飲みには物足りないかもしれないが、
この商品のターゲットである女性やスッキリしたお酒が好きな人には、
良いお酒だと思う。


大手メーカーの日本酒(4)沢の鶴 米だけの酒 白鶴 淡麗純米 黄桜 胚芽米仕込

2006年04月23日 | 日本酒・清酒

日本酒に醸造アルコールを加えるのを嫌う人も多いのですが、
醸造アルコールを添加することによって、得られるメリットは小さくありません。

・香りが高くなる。
・保存性が高まる。
・すっきりとした味になる。
・安く醸造できる。

低価格帯の日本酒にとって重要なのは、後ろの二つです。
低い精米歩合で醸造アルコールを使わないと
どうしても重たい味になりがちですし、
味に比べ価格が高くなりやすくなります。
しかし、多くの会社から、醸造アルコールを添加しない低価格帯の商品が
様々な工夫をこらされて発売されています。


沢の鶴 米だけの酒 180ml
http://www.sawanotsuru.co.jp/jimusho/products/seihin/komedake.htm

米だけの酒というのは、精米歩合などの関係で純米酒と名乗れなかった酒によくつけられた商品名。
現在では、純米酒の精米歩合による基準がなくなり純米酒となった酒も多く、これも純米酒になった。
(麹米の使用割合などで純米酒と名乗れない商品は「純米酒ではありません」などの表示を義務づけられた)
冷やで飲むと、なかなか強い香りと、少々強めの酸味を感じる。
お燗にしてみると、スッと口に入るようになるが、後味として酸味を感じるようになる。


白鶴 淡麗純米 200ml
http://www.hakutsuru.co.jp/junmai/index.html

米だけの酒と違い、これは旧制度時も純米酒を名乗っていたお酒。
飲んでみると、純米酒だけに酸味なども感じるが、
端麗と名前どおり、全体的にはすっきりして飲みやすい味と香りのお酒になっている。
お燗にすると、よりすっきりした味になる。


黄桜 胚芽米仕込
http://www.kizakura.co.jp/products/tm04.htm

普通の清酒は、白米を普通酒でも75%まで精米するが
これは胚芽米を90%までしか精米しないお酒。
ギャバなどの栄養に優れているらしい。
冷やして飲むと、特徴的な味と香りがして面白かったが、
やはり、ちょっと重たい感じがした。


大手メーカーの日本酒(3)金鹿 花見酒カップ(灘酒造) 富久娘 上撰 本醸造 生貯蔵酒(富久娘酒造)

2006年04月16日 | 日本酒・清酒

金鹿 花見酒カップ 灘酒造 180ml
http://www.kinshika.co.jp/products/hanajyunmai/index.html

先日、民事再生法を申請した(製造及び販売は継続)灘酒造のお酒。
兵庫夢錦を使った純米酒。
ラベルに「さらさらと飲みやすい」と書いてあったので、
飲む前は味と香りが控えめのお酒かと思っていた。
しかし、ぬる燗にして飲んでみると、確かに飲みやすくスッと口に入るが
しっかりとした香りと強すぎ弱すぎない味のするお酒だった。
事前の想像以上に美味しくて満足できた。


富久娘 上撰 本醸造 生貯蔵酒 180ml

旭化成からオエノン(合同酒精)に売却された富久娘のお酒。
旭化成グループ時代は、同社サイトで製品を紹介してたものの、
現在はインターネット上で製品を紹介するサイトはないようだ。
酸味が強調されたすっきりとした味と、フレッシュな香りのするお酒だった。