空色のたね

小さなひと言や出来事をここに種まきしようと思う。
いつか誰かの心の中で花が咲き、大きな木に育つかもしれない。

もぐもぐタイム

2010-01-16 | 教室
いつも空っぽピカピカに食べて
栄養教諭の先生に褒められている組。

食欲旺盛で、いっぱい食べてくれるのはいいことだけど、
食べるスピードが・・・・

「いただきます」の挨拶をしてから、箸をつける前に
「○○を減らして欲しい子、持っておいで~」
「少なくしてください。」
「このくらいかな。」
「もっと、減らしてください。」
「一口は、がんばって食べようね。」
「もうちょっとでいいから、減らしてください。」
「じゃあ。一番小さいきゅうり、一個減らしてあげる。」
「やったぁ。」
と、苦手なものや量を減らしたりしている。

そんな子どもたちとの駆け引きが終わって、さあ私も食べようと席に着いた頃、
もう食べ終わってお代わりをつけにくるいつものメンバーが・・・。
「えっ、もう食べたの?先生はまだ一口も食べてないよ。」
「だって、こんなんじゃたりないもん。今日の○○はおいしいぜ。」
「よくかんで、味わって食べなさい。」
「そんなことしてたら、○○のお代わり、取られちゃうじゃん。」
数人で、お代わりをすることを競い合っている様子。

これでは困るので、3学期は「いただきます」から10分間は、もぐもぐタイム。
お代わりはその後。しっかりかんで食べることに集中とした。

ちょっとぶうぶういいながらも、さすが1年生。約束事はちゃんと守ろうとする。
でも、この子たち、まだ時計が読めない。(○時と○時半しか学習していない。)
「いただきます」
「今、47分だから、57分までもぐもぐタイムだよ。」
「57分って、短い針がどこになったらいいの?」
「11と12のまん中だよ。」

ちょっと慣れてきたので、子ども同士で
「今日は54分からお代わりが出来る。」
「昨日より、3分もはやいじゃん。」
「あと何分?」
そのうち、時計読みが得意な子が、
「あと○○分」とみんなに知らせてくれる。
毎日の給食の時間が、算数の時計の勉強になっているなぁ。

この仕事を始めて、落ち着いて静かに昼ご飯を食べたことが何回あるだろうか。
バランスのとれた栄養たっぷりの献立を大急ぎの食べる毎日。
私のダイエットがうまくいかない最大の原因だろうなぁ。




コメント (1)
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