KIRINから出ている 「世界のキッチンから Sparkling Water」というのを
初めて買ってみました。
TVの CMはご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
買ったボトルの上部に、
小さな広告がついていて
そこに この飲料のヒントになった フラワーウォーターを作っている
モロッコの 一人のお母さんの名前が書かれていました。
「ハディージャ」さんでした。
すごーく懐かしくなりました。
アメリカはHoustonに住んでいた頃
同じアパートメントに住んでいたご年配のご夫婦に
とっても良くしていただいて
タカトも孫のように可愛がってもらっていたのですが、
その奥様のお名前も ハディージャさんだったんです。
ハディージャさんはイラン出身でした。
お外で会うと、いつもタカトに歌を歌ってくださいました。
ご主人は、若い頃は米軍で働いていて
何度か日本にも行ったことがあるとおっしゃっていました。
「コニチワ!」と挨拶しておられたのが、すごく印象に残っています。
ご夫婦は 自転車に乗ることが大好きで
お天気の気持ちのいい日には
2人でよくサイクリングにでかけておられました。
タカトの3歳のお誕生日に自転車を買って
敷地で乗る練習をしていたら
次の日には、「私たちからのバースデープレゼントだよ。」と言って
タカト用の自転車のヘルメットを贈ってくださいました。
今でこそ日本でも、小さい子が自転車に乗るのにヘルメットをかぶっていますが、
当時はまだ かぶっている子はあまりいなかったです。
だけど、アメリカでは
自転車に乗る人は必ずヘルメットをかぶっていました。
(だけど、オートバイに乗るのにかぶっている人がいなくて、
ちょっと驚きでした。)
きっと、タカトが怪我をしてしまったらと
心配してくださったのでしょうね。
とても嬉しかったことを覚えています。
ハディージャさんはもう この世にはおられません。
中近東に住むお子さんのことをいつも心配しておられました。
一人になったご主人のビルさんは
Washington D.C. の娘さん家族の近くのアパートに
お引越しされました。
高校生になったタカトを見たら
きっと驚かれると思います。
ビルおじさんが元気なうちに
もう一度会いに行きたいです。
そして、ハディージャさんの思い出話を
いっぱいしたいなと思いました。
そんなことを思い出させてくれた
「世界のキッチンから Sparkling Water」でした♪