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未来を見据えた豊かな英語力の土壌を育む
Bluebonnet英語教室のブログをご覧頂き
どうもありがとうございます

英国国王チャールズ3世の戴冠式が
無事に終わりましたね。

YouTube LIVEで 私も歴史の1ページを拝見しました😊
1978年5月に、当時のチャールズ皇太子が
私が住んでいた英国ダーラム州ピーターリーの
タウンセンターを訪問された時に
母に連れられて行って 私もお姿を拝見したことを思い出します。
今の私があるのは
小4の夏から中2の終わりまでの5年弱を
英国で過ごしたからこそ。


↑私の誕生日

弟の誕生日↑

こちらの↑↓2枚の写真の10人近くと、今でもFacebookで繋がっています。

*以前にもブログに投稿したことのある写真ばかりでしたが
新しい生徒さんのために また投稿させていただきました。
人生の中で一番様々なことを吸収する時期を
英国の現地校に通いながら
異文化に触れる経験をしたことは
何よりも貴重な私の一部になっています。
全く英語が話せない日本人を
普通の公立小学校が受け入れてくれたことを思い返すと
英国の器の大きさを感じます。
昨夜は戴冠式を見ながら
次から次へと思い出が 蘇って来ました。
さて、チャールズ3世の戴冠式で私が注目していたのは、
英国に古くから伝わる木製の椅子に収められている石。

この椅子は「エドワード王の椅子」と呼ばれていて、
イギリス君主が戴冠式で即位の宝器を授けられ
王冠を戴く際に座る椅子です。
もちろん昨日の戴冠式でも
確認することができました。

この椅子は1296年にエドワード1世が作らせたもので、

スコットランドのスクーン修道院から
(スクーン修道院は19世紀初頭には荒れ果てた状態であり、
住民が立ち退かされた後に同じ場所に
マンスフィールド伯爵が新たにスクーン・パレスを建設しました。)
戦利品として奪い取った「スクーンの石」Stone of Scone を

収めるための椅子でした。

(↑このように、椅子の座面の下に収められています。)
この椅子の名前は、
椅子を作らせたエドワード1世にちなんだものではなく
エドワード懺悔王(聖エドワード)にちなむものであり、
かつては 戴冠式が行われたウェストミンスター寺院の
エドワード懺悔王の廟に置かれていたそうです。
では、どうしてエドワード1世は
150キロ近くある 重たい石を
わざわざスコットランドからイングランドに持ち帰ったのでしょう?
この石は「運命の石(The Stone of Destiny)」や
「戴冠石(The Coronation Stone)」とも呼ばれ
何世紀にもわたって代々のスコットランド王が
この石の上に座って戴冠式を行っていたと言われる
とても神聖なもの。
スコットランドに対する自分の影響力を
誇示するためだったのかなと思います。
以来この石が収められた木製の王座は、
英国のほとんどの君主が戴冠式の椅子として使用してきています。
つまり、「スコットランド」の誇りともいえる石を、
まさに文字通り「尻に敷いて」戴冠式を行うようになったわけです。
このことはスコットランド人の憎悪を生み、
イングランドへの敵対心が生まれ
今でも独立運動があります。
少し 時代は戻りますが、
その後1328年にスコットランドとイングランドの間に結ばれた「ノーサンプトン条約」により、
イングランドはこの石をスコットランドに返還することに合意しましたが、
ウェストミンスター寺院の外には抗議者や暴徒が群がり、
石の移動が阻止されてしまいました。
何世紀にもわたる歴史のなかで、
たった一度だけロンドンからこの石が移動されたのは、
第二次世界大戦中のことで
戦争が終わるまでグロスター大聖堂で保管されていたそうです。
また、1950年のクリスマスの日には、
スコットランド人の大学生4人が
母国に石を返そうとの思いでウェストミンスター寺院から盗み出したことがあります。
およそ3ヶ月後にスコットランドの東海岸にあるアーブロース修道院で見つかり
ロンドンに戻されて
1996年になるとブレア政権によって
700年ぶりにスコットランドに返還されました。
その後エディンバラ城に保管されていますが、

今回の戴冠式のためにロンドンに移送されました。
なぜこの石に注目したかというと
私の大好きな英国菓子のスコーンは、
この「スクーンの石」にも由来していると言われているからです😊



一昨日くらいから
なぜかどうしてもスコーンが食べたくなって...
だけど、なかなか本場英国のようなスコーンを
近くで買うことができないので
何年か振りに自分で焼いてみることにしました。

期待していた通りの仕上がりにはならなかったのですが
ジャムとクリームを挟んで食べたら
大満足でした😊(自画自賛ですみません(^_^;)
英国の中学の家庭科でもスコーンの作り方は
料理の基本の基本ということで習いましたよ。
ちなみに、通販で買えるスコーンで
私が一番だと思うのは、ベノアのスコーンです。

私が在英中に通っていた小学校では
戴冠式をお祝いするティーパーティーが開かれました✨



ちゃんとスコーンもありますね。
こちら↓には、ティーパーティーには欠かせない
キュウリのサンドイッチも

さすが イギリスの学校です!
教室のみんなにも こんなパーティーを体験させてあげたい♥
最後に...
お庭で ブルーボネットの花が1つだけ咲きました。

この花は、米国はテキサス州の州花です。
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教室名にもなっている大好きなお花です。

ブルーボネットの花畑にたたずむわが息子↑😊
20年以上も前の写真です。
ということで、長くなりました。
Thank you so much for reading!
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