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「昴」

2014-06-18 | 音楽
昨日書いた本のこと。

谷村新司さんが年初にこんな本を出されていました。
「谷村新司の不思議すぎる話」マガジンハウス

海を越えて愛されている、名曲「昴」。
これが才能というものか…と長年思っていた曲です。
歌詞が啄木の悲しき玩具の冒頭に似ているという説もあり、
頭で補ったかと思われる部分もあることは認めますが
考えるだけでは絶対に書けない何かを感じていました。

シンプルなのに本当に美しいし、他の谷村さんの曲とも雰囲気が全然違う。
詞と曲、全体が歌われたときのあの広がり…
服部克久さんの編曲のせいだけでなく、何かとても深遠なものを湛えていると。  

そしたらこの本。
なんと「昴」はやはり、書かされたものらしいのですね。
「書き起こした」のは確かに谷村氏なんだけど。

詞の意味が…! また、曲のルーツを探る旅での出来事も。

私的にはとても興味深く読めました。内容は…
ひとつだけ。この歌は、物質文明への決別を意味している、と。

ここから先は是非お手にとってお読みいただきたく(^^)

他にも、谷村氏と私の共通点もわかってうれしかった。
曲と詞が同時に降ってきて作り始めるというのも同じ。(数が違いすぎるけど…orz)
時に「書かされる」のも。
あるとき音が身体にドーンと飛び込んできたという経験をされている。
私のは、全身の細胞を潤し沁み渡るよう…というものだったけど、
身体全体で、尋常でない深さで音が入ってきたのを感じたことがあるのも同じ。
うれしいな。

でもね、私が用事があるのはこの第1章までらしくて。
この先、いくら読もうとしても読めない…
電車の中で同じところを5回くらい読んだものの
目が活字を追うだけで一向に頭に入らないので、こういうときは諦めが肝心w
ごめんあそばせ。
活字が大きいので、早い方なら最後まででも1時間くらいで読めると思います。

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2 Comments

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国を越えて愛される歌ですよね (おたま)
2014-06-21 13:45:51
『昴』は日本以外でも人気のある曲のようです。
難しくて私は自分では歌えないけど。
歌で中国語を学ぶテキストの附録のCDで
女性のオペラ歌手が中国語で歌うのを聴いたことが
ありますが、ちょっと不思議な感じでした。
今度図書館に行ったら啄木の『悲しき玩具』のぞいてみます。
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おたまさん♪ (TOMOKO)
2014-06-21 14:47:35
いつもコメントありがとうございます。

そうですね。特に中国では人気のある歌のようですね。
谷村氏のイメージが強いので
私も、女性のオペラティックヴォイスではぴんと来ないです...。

悲しき玩具。青空文庫にありましたので、よろしければ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000153/files/815_20544.html
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