ウズベキスタンの風

ここはウズベキスタン。首都から約1000km北西に位置するウルゲンチで活動する看護師の日記。            

ベランダ改造Ⅱ

2011年06月13日 | ウルゲンチ
「次回に続く」は私には向いてないわ・・・

お時間かかりましてどうも。



窓の部分には1つづつきちんと測られたサイズの鉄格子がはめられた。

今までの鉄格子をはずしたその日のうちにとりつけまで完了するなんて奇跡的な早さ!!!

今日中に完了しないと引っ越す!と言い続けたので本当に頑張ったのだと思う。

やればできるじゃないの


ベランダに出るドアはこんな感じ。

この4日後に来てくれた安全クラークさんがドアの鉄格子は気に入らないって言って帰って行ったけど

その後連絡ない。。。

1か月くらい家あけるんだけど大丈夫かな・・・・


そとから見た変化はこんな感じ。

スッキリしたかな。

どの鉄格子も大人がその気になれば簡単に取り外せそうだけど、そこまでの盗難が起きるような国でもない。

第一わたしなんかより周りに住んでいるウズ人宅の方がはるかに豪華できれいだ。



うしろのごみを見てほしい。

何年かかかって蓄積されたごみ。

上の階の人たちがベランダからものを投げ捨てる

特に最近引っ越してきたすぐ上の階の人たちは紙切れからペットボトル、使用済み生理用品まで落としてくる

ずっと綺麗にしたいとおもっていたのだよ。

鉄格子をとっぱらったのでやっと掃除ができる。

意外にも大家さんの方からここを掃除しようと言ってくれた。

さすが綺麗好きウズベク人ありがたい。

でも、会話は相変わらず、やれ日本につれてけだの、おれとお前は親友だのうっとおしかった

相変わらず空気を読まないマイペース大家。

でも今回はよく働いてくれたよね。

ありがとう。



無駄話をし、ほこりにまみれながら大きな大きなごみ袋2枚をパンパンにして綺麗にしました。

スッキリ!!!

このスッキリ、なかなかごみを捨てづらくなるだろうと思っていたけど、昨日のまたペットボトルと何かの入った袋が落とされました。

大人がこういうことするからね。

自分で作る能力のない国に、ペットボトル製品を持ちこむ外国にも責任があるのかもしれないと最近思ってきた。

だってもともとウズ人はごみを出さない

家にごみ箱ないんだよ。

でも綺麗。

手や口が汚れたらタオルで拭くし、鼻水は水道でふんっと手に出して洗っている。

ティッシュというものを使わない。

私は使ってしまうね、どうしても。

そんなんで最近は日本から送ってもらったお菓子や飴、パスタのソースなんかを開けるたびに、

各々包装された形にやりすぎ感を感じるようになった。

とにかくごみが沢山でる。

来てすぐに環境教育必要って思ったくらい道にはごみが捨てられているけど、日本こそ、ごみを出さない生活を

学んだ方がいいと思ったし、ごみが出ないシステムを作るべきだと思った。

野菜や果物に包装はいらないし、レトルト食品の粉や液体も自分で容器持ってったらグラムで売ってくれるみたいな仕組みにしたらごみ出ないよね。

そしたら燃やすものも減るし、つくるための燃料もいらない。

そんなことしたら経済がという人がいるかもだけどそもそもそんなもの今のレベルで本当に必要なのか?

ウズ人を見てほしい。

非常に平和に楽しくやっているよ。

現地スタッフのOさんに言わせれば

「ウズ人はおなかいっぱいだから暴動とかはしませんよ。」って。

みんな食べる分だけ畑耕して暮らして分け合えたら、もう十分に平和な暮らしがそこにあるよね。

ゆっくり自然な形にシフトしてけたらなー。

そうそうこの間、青森で原発推進派の人が市長になったか町長になっただかっていうニュースをみて、

脳外科の医師に話したら、

「原発はなくなるよ。日本人は頭がいいからきっと新しいエネルギーを考えてまた世の中に広げてくれると信じてる。」

と言ってくれた。

今まで日本をつくりあげてきてくれた人たちのおかげで日本の評価は高いし信じてくれてる人も沢山。

新しいエネルギーも、エネルギーの使いかたも、今日話したごみのことも、日本が世界に先駆けて変えていけたらいいよね。

もう結構な人が気づいていそうだし、今までのはやりすぎだって。

生きて行くのに必要なものはそんなに多くないもんね。

と、また話題があさっての方に行ってしまったけどそんなこと考えながら生活しています。

早くタシケント行きの準備してください自分


ベランダ改造

2011年06月07日 | ウルゲンチ
昨日、約束通り来てくれました

ちゃんとしてくれないと他を探すと、事務所からもプレッシャーをかけてくれたので、大家さんも必死の様子。

何人かの大工さんを連れてきてくれました。



改修前のベランダ。全部がおおわれています。


外から見るとこんな感じ。

ベランダを覆う程の大きな鉄格子はつけるなと。

となりの窓もはみ出ていてNGらしい。

ということで・・・・


はずします。そしてまさかとおもったけれど









ガっシャーン!!!










落とします。下の人怒鳴ってました。

ちゃんと許可得てください。


うちはこの通り、1階の屋根部分に面していて、しかも大きな木が横にあるという、防災面から見たら微妙なベランダになっています。

木のおかえで日影があって、夏涼しいんだけどねー^^

防犯第一ってことで、


始まりました。


どんな風に変身したか、次回に続く・・・




ヒバのおみや

2011年06月06日 | ウルゲンチ
突然ですがウズのおみやを紹介します。

けっこう質はいいんじゃないかな~と思う。

そしてこの写真をとらせてくれたお店は、昔観光隊員さんと一緒に働き、日本にも行ったことがあるお兄さんのお店。

ヒバにきたらここがお勧め。

チケットが売っている門から入って、カルタミノラを過ぎて、最初の路地を右に入ってすこし歩いて、右側にある最初のお店がそう。

代々のウルゲンチ隊員が御世話になっているお土産屋さんだ。

他のウズ商人と違って

「どうだ!いいもんだろ!あんたのためだけに安くしてやるから買っていきな!ほら、どうよ、買いなって!」
とは言わない。

静かに見守ってくれて、値段を聞くとチョットした説明も混ぜて教えてくれる感じ。

癒される・・・・

さて、まずは小物入れたち。


ウズの伝統的な柄を刺繍したもの。これは機械で刺繍したもの。


これは手で刺繍したもの。こっちの方が4~5倍高いです。


そしてバッグ。いろんな柄があります。ヨーロッパの方に人気で良くこのバッグをもって飛行機に乗る方を目にします。


こんなにかわいいのも売ってるよ。これはスリッパ。


で、おじいちゃんとおばあちゃんたち。表情がかわいいよ♪


そして木彫りの小物入れ。仕掛けつきで、普通にはあかない。

ほかにはパシュミナのストールとかが日本ではありえない価格で売っている!!

ほんとにパシュミナかどうかはわかんないけど(でもパシュミナって書いてある。)、絶対違うよ~っていうほど質は悪くない。

たくさんありすぎて写真にとれなかったんだけど、今回私も20枚くらい引っ張り出して試着?して楽しんだ♪

お土産候補だっていうのに自分に似合うやつしか買ってないからねwww

これを見た私の友人、知人の皆様、他国で活動中の愛すべき同期隊員の皆様、

「あれ買ってこいよ」ってのがあったらお知らせください。

工事は明日

2011年06月05日 | ウルゲンチ
鉄格子の交換工事、案の定昨日大家からTELあって、

日曜は大工さんが休みだから月曜ねと。

わかったけど、最初にそれ言おうね。。。

「明日行くから!」なんて気軽に言わないこと

まぁ、前日にTELがあったのは彼にしてはかなり頑張ったね!!!

来たばかりのころは連絡もなしに来ないとか当たり前だったのにね。

半分は出て行ってほしくなくて必死なんだろうな。あとの半分は私のお説教を聞きたくないんだと思う(笑)

ということで、明日工事だそうです。



表面的には平和なウズでも、何事も強制的な政治に対して不満が鬱積しているらしい。

命令するだけで、環境は整えない、お金も出さない、給料も遅れるじゃーみんなイライラするよね。

こっちは給料の半分はカードに入れられるんだけど、そのカードだって使えないお店もあるし、カードからお金おろそうったって

銀行がお金くれるのは毎日午前中のみ。1回20000スム(約1000円)しかおろせないらしい。

仕事してる人おろせません

なので、院内で、なにかというと全看護師からお金を集めてるんだけど、それだって「お金ない」っていって払わない人いっぱい。

そうかと思うと若い子たちは結構モダンな韓国製の洋服着てたりするんだよね。

高いんだよ、「しまむら」的な価格なんだけど月1万円の給料でどうやって買っているのか不明。

やっぱロシアやカザフでの出稼ぎかな。

子供の将来のためにロシアに行くって言ってる人よく聞くけど、なんか複雑。

子供の将来のためにこそそばにいてしっかり育ててほしいと思うのはお金のある日本人だから思うことなのか・・・・?



ふりまわされております

2011年06月04日 | ウルゲンチ
このあいだ冗談半分で引越しですか!?なんて書いたけどさぁ

ほんとになりそうなんですよ、みなさん。

あと半年ってところでめんどくさいったらないねぇ。

今は6月の中間報告会とか4回目の報告書とかで忙しいってのに、今かいっ!!!

ウズの唐突さとかトップダウンとか身を持って感じています。

これもまた貴重な体験だな。

今日、ヒバに行く予定だったからルンルンで準備してたらノックの音。

だれか分かんないし、いつも通り無視してたら電話が。

大家でした。

あらまぁ。3カ月ぶりに家賃とりに来たのかとおもいきや、

「外の鉄格子とらなきゃいけないから中に入れて見せて」

なぬっ!?

いきなり何を言う!!

あの大家にはすっかり反抗的な私。

「嫌だ。前もって言ってくれなきゃ家なんか入れない。」

そしたらどうも事情があったようだ。

あの大家も今日突然呼び出されてきたらしい。

昨日偉い人がタシケントからやってきて、町を見て、

「ここの通りのこれらのアパートの鉄格子を全部取って全部同じ外観にしろ」

と、言ったと。

しかもこの工事は今月末までに終わらせろとのお達しらしく、できなければ市長がクビらしい。

この国には「AKUFA」という窓やドアを扱う会社がある。

他の会社がないのか見たことないだけなのかわからないけど、ウズでガラス窓ではないところはだいたいこの「AKUFA」だ。

(もともとついてるガラス窓は隙間風が入ってくるところもあるけど、基本家の窓は2重になっているのであたたかい。夏は涼しい。でもこの「AKUFA」は1重なので冬寒く、夏暑くなるに違いない。
旧ソ連がこの地域にあったものを整備していったはずなのに、きれいならいいていうだけでしたこの選択はホレズムでは絶対間違ってると思う。)

国の会社なのか?

独占的すぎて気持ちが悪くなる。

私が住むアパートの通りもバルコニーから窓からすべてこの「AKUFA」で統一させようとしている。

人の個性をどこまで認めないんだこの国は。

住んでいる人たちになんの準備もさせず、なんの意見もいわせず強制的に進められていく町の改修。

誰の町よ?

あの、ロシアチャンネルとかみれるアンテナあるでしょ、あれも撤去しろって話だって。必要ないって言ってるらしい。

鉄格子もアンテナも必要か必要じゃないかは住んでる人が決めるものではないらしい。


もう、ほんと、もう一度言うけど身をもって感じた。

ここに住んでる人たちは、自分の意見をもたせてもらえないんだなーって。

すべてにおいて、偉い人の都合で大多数の普通の人たちが動かされてる。

日本の価値観で育った自分にはすごく不健康に思える。

この改修工事のお金、国からは出ないんだってさ。

「やれっ」

といわれたらどこかからお金集めてやるしかないんだねぇ。

でも今回、あまりに急で、あまりに強制的過ぎて、さすがの住民もだまってなかったらしい!!

(いいぞ!!いってやれ!)



鉄格子、中にだったらとりつけokってことになった!!。。。。。。




え!?・・・・・それだけ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というかそれ許可いるの??




家の中のことですけど何か・・・・。


と、そういう騒動があって、予定より2時間くらい遅れてヒバにきました。

休日なのにJICA事務所はしっかり対応してくださいました。

大家と連絡をとり、安全クラークさんと何度も話しあってくれました。

M調整員さん、安全クラークSさん、ほんとにありがとうございます。

今のところ事務所の判断としては、中に鉄格子をつけるという選択ではなく、引越しをするという方向で動き始めました。

まぁ、このタイミングで引越しして、帰国時の荷物整理が楽になるように頑張りますかね。

いやぁ、厳しい環境だ。

今まで、なんで?どうして?って思ってたウズベク人の考え方とか生き方とか、来た時に比べたら理解できるようになってきた。

国がこうじゃ、上がこうじゃそうなるを得ないかもね・・・みたいなことに沢山遭遇してきました。

あと半年を残して、私もようやくこの国のことがわかってきたのかもしれないなぁ。

(いや、それでも表面だけなんでしょうけどね)

良い家がみつかるか全く不明。

むしろ、今の家は・・・・

て、あ、今またJICAから連絡がありました。

なんか小さい鉄格子なら外につけても構わないって言われたらしい。

いいんかいっ!!!

最初から言ってくれ。

国で基準が決まってない証拠。

この偉い人のセンスと気分ですべてが決まる。

2転3転、事務所ごと振り回されました

外につけてもいいならここに住みますけどね

明日の工事を見てからということになりそうです。

でも工事、明日終わるとは思えませぬ。

しかも大家のでまかせってこともあり得ますです。

まだまだ長引きそうです、タシケント行くまで落ち着いてくださいよ。。。

なんまいだーなんまいだー(-人-)