ウズベキスタンの風

ここはウズベキスタン。首都から約1000km北西に位置するウルゲンチで活動する看護師の日記。            

ヒバ

2011年06月03日 | ウルゲンチ
おととい、久しぶりにヒバに行ってきたよ~!!

もう半年ぶりだった。

ずっと行きたかったんだけど、なんだかうまいこと予定合わなくって。



ウルゲンチに愛着がわくのは時間がかかったけど、ヒバは好きだ

観光するならブハラやサマルカンドがきれいでおみやげも豊富でおもしろいかもしれないけど

私はやっぱりヒバが一番好き

なんか落ち着くんだよねぇ、ほっとするってのとまた違うんだけど、静かだし、ぼーっとするのに適してる場所だって思う。


こんな景色、ロマンじゃないの~

その時間がなんとも癒される。

ということで明日また行ってきちゃいます!!

車で40分の世界遺産て贅沢だよねー


今日の活動は・・・


前回ドタキャンされた看護師長たちへのセミナーですが、偉い人が来るかもしれないっていう騒動で

またドタキャンされました

お陰さまで練習回数が増え、資料なくてもだいたい言えるようになってきましたよ

だからまぁいっか

きっといつかできるでしょう

その時までに質を上げておこう


あ、日本ではパイレーツオブカリビアン4

が上映されてるとかされてないとか!?

見たいっ!!ひじょーに見たいっ!!

キャプテンジャックスパロウに同じくはまっている変態仲間Nさんはもう観たかしら・・・・・


ウズ的輸液

2011年06月01日 | 活動
ウズ的シリーズ第3段!!!

今回は輸液をご紹介♪


ウズの輸液は瓶に入っています。容量は200mlと400ml。


上から見るとこんな感じ。アルミでふたがされています。


そこを、ピンセットでプリッとはがして使用するのです。

使い終わった容器は、残った周りのアルミ部分をピンセットではがします。

これがまた力が必要なのですよ。そして、気をつけないとアルミで指を切っちゃうの。


で、こんな風になります。

これを薬剤に持っていくと


洗って、


消毒。

このあとさらに滅菌して、再度薬をつめるのだそうですが、まだみたことありません。


病院で作っている薬は少ないです。

生理食塩水と、5%グルコース溶液と、フロツェリンというマスキン水みたいな薬と、ナボカインと、重炭酸液と、抗生剤がいくつか。

抗生剤は小さな瓶に液体になったものが詰められています。

もちろんこれじゃ全然たりないので、足りない薬は近くの薬局で家族が買ってくるシステムです。

そして、高カロリー輸液ってもんがないから、患者さんたちは早いうちから食事を始めます。

嚥下機能評価もないからやってみてむせたらやめる、むせなきゃGO!って感じ。

まぁ、十分だよね。それに、お腹ウチュン ヤフシかも♪(お腹にとって良い)

無料を歌って治療してますが、結局ほとんどは家族が買ってくる薬に頼ってます。

1本18000スム(800円くらい)の注射を毎日するとかさ、大変よね。

おむつも1枚7000スム(350円くらい)、保険とかないこの国は、脳梗塞になったって、おむつのお金さえ普段の生活費から出さなくてはならない。なかなか難しい問題だ。

ほんの少しずつお金もらって、上手にまわせないんだろうか・・・



ちなみにこれ、消毒用アルコールです。

ある日看護師がこれにウォッカを注いでいるのを目撃!!

「ウォッカ入れるの!?」

って聞いたら、

「師長のとこにもストックないんだって~

って普通に返されました。

じゃないでしょww

あなたのその腕も、ウォッカで消毒されたかもしれませんね