ウズベキスタンの風

ここはウズベキスタン。首都から約1000km北西に位置するウルゲンチで活動する看護師の日記。            

復活中

2010年12月30日 | 日記
衣替えしました。
冬バージョンでお送りしていきます。

前回のブログを更新した後、徐々に体調が悪化。
主症状は激しい咳と咽頭痛で、仕事3日も休んでしまった。

昨日の午後から夜中がピークで、全身の筋肉と関節の痛み、そして体温38.6まで上昇。
久々の本格的な風邪だった。

乾燥して荒れたのどが風邪ウイルスに感染したかな。

今朝起きた時はすごくすっきりしてたし、のどの痛みも昨日の半分くらい。
回復に転じたのは分かったけど、お昼にウズ料理を食べたり、寒いところで作業することを考えるといいことなし。
ということで今日1日は大事をとってお休みした。

明日出勤して、1月1日は新年のお休みだから休んで、また2日から通常勤務。

あー、しんどかった。
でも日本からの仕送りのおかげで生き延びれました。ありがとう。

水買いに行ったら近所のおばさんに卵をバターでいためて食べなさい!

って言われたよ。
ウズ人は病気でも油をとるのか・・・

栄養に関するセミナーをしようと思ったこともあったけど、ウズ人のデータがないと難しいよね。
日本のものが必ずしも合うとは限らないと思った一件でした。


風邪だねぇ。

2010年12月28日 | 日記
今年の1月5日にウズベキスタンに赴任してきた。

タシケント、雪はあったもののホテルの部屋の乾燥がひどくてのどをやられたんだよね。
スカイプで話をしたいのに、話すと刺激で咳が止まらず苦しかったのを覚えてる。

そして今回の4日間のホテル滞在でまたやられた

先輩との別れを惜しみ、普段交流できない首都や他地方の隊員との親睦を毎晩深めたというのも原因の一つかもしれない。
でも部屋の乾燥は大したものだった。
洗濯したハンカチが2時間でカラカラに乾いたもんね・・。
あの暖房おそるべし・・。
この季節注意だな~。
来年は帰国時期と重なるし、気をつけなきゃねー。

只今ウズ製ガーゼマスクで加湿中
役に立つ時もあるのね。。。

インフルエンザがはやってくる季節だから仕事は日本製サージカルマスクを使い始めたけどね。
現地で買うと1枚30円。使い捨てだからこの値段はちょっと手が出せない。
ネットで買って他の荷物と一緒に日本から送ってもらった。
ピンキリですがネットだと1枚10円以下で扱ってるのが多いです。

みなさんうがい・手洗いしましょーね。

うがいね、看護学生時代に準看護師の資格をもつ友達が

「イソジンでうがいをしてるからここ数年一度も風邪をひいたことがない」

と自慢げに話してた。
単純な私は薬について自分の意見を語る(ただの思い込み体験談だったんだけどさ)という有資格者の偉大さにあこがれ、イソジンうがいを根拠なく信じ続けてた。
「イソジンてそんなにすごいんだ。殺菌だもんね、そうだよねー」
ナイチンゲールが見たら泣いちゃうね。

駒ヶ根訓練所にもイソジン持ち込んでせっせとうがいしたもんね。
何年越しの信仰だよ

しっかしながらイソジンうがいは風邪の罹患率を下げないらしい。
ただの水でのうがいの方が効果があるんだってさ。風邪の罹患率を有意に下げるらしいのだよ。

興味ある人はリンクの1番下のブログを見てほしい。

いやぁ、訓練所でもらったイソジンの他にマイイソジン買って持って来てたのにさぁ、なんてこったい。

イソジンは消毒においても見直されつつあるようだけど、医療って今日まで正しかったことが明日やっぱ間違ってましたってことが結構あるから、結局絶対的な根拠なんてないんだよねー。
だから日々研究されているんだけどさ。

研究している人も自社の利益が絡むと都合の悪い結果は言わないってこともあるらしい(同ブログより)、
私たち医療者が世界中の研究に興味持って、一般の人に有用な情報を発信してくことが大事なことだと最近感じてきた。

そんなんで自分を振り返った時いかにお勉強しないで働いてきたかを痛感。
目の前に差し出された知識を、疑わずそのまま身につけてきたけどさ、
今ウズの看護師に何かを伝えようとして気付いたんだよね、これも間違ってるかもしれないって。

もっと全てのことに根拠がしっかりあるんだとばっかり思っていたけど、その根拠と言えるものは絶対こう!と言い切れるものじゃないなーって。
組織で働いてた時はそれを浸透させるのが役割だったから疑わなかったけど、結局今ある看護はだれかが研究してきたものの上に成り立っているもので、日本の看護も先進国と言えるかは疑問。医療は発展したけど看護はどうなんだろう。
私はその辺まじめに勉強してこなかったし興味もなかったから
こんなところで思わずつまづいた。

行き詰ったわけじゃないから心配しないでね。
ただね、そんな自分の中の疑問も大事にしていこうと思って書いただけ。

石鹸清拭とかアルコール清拭とか病院で使ってた清拭用の泡での清拭とかでさ、どれが皮膚の清潔に有用で、皮膚トラブルが最小限だったかなんて研究あるでしょーか。誰か知ってたら教えて。
尿道カテーテル挿入時の消毒についてとか、意見分かれてるでしょ。
そしてここは日本じゃない。閉鎖式カテーテルバックはない中で、点滴ルートを切って尿道カテーテルに使用して、その先はペットボトルに入れられている。挿入時は手袋してないしね
そういう環境での研究は知らないしなー。
なんかちっさーいことでそれが死亡率云々の問題じゃない分野に関することがけっこうあいまいだよねって思った。
自分の中でですよ。世界にそういうデータがあるかないかすら知らないからなぁ今私。
こういうこと知っとくと良かったんだなーって今感じてます。
環境の違うところでの医療は、日本で医療に携わるよりもっともっと深い知識が必要でした。
最新の医療知識ってより、そういうデータ的なね。

ま、そうは言ってもアプローチの方法は色々あるもんね。
これはこれ。

ではね、みなさんも風邪には気をつけて~!

ただいま

2010年12月27日 | 日記
帰ってきました。

ほんとに4泊5日か!?と思うほど濃い毎日を過ごしました。
お世話になった先輩たちといろいろ話ができたし、さみしいけど日本での再会を約束して・・・
3次隊の先輩が帰るってのはなんか1年後の自分と重ねてしまってリアルだった。
それぞれの道をまた歩き始める先輩たち。
本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。

そして私は中間報告をすることで気持ちがいったん整理できた感じです。
緊張したけど思ったよりうまく伝えられたかな。

クリスマスは22-1次隊のみなさんと過ごしました。
プレゼント交換とかして楽しかったなー♪
ビールとさくらんぼジュースまぜたら(1:1)カシスビールみたいでおいしいって発見!
でも周りからはだいぶ評判悪かったよ・・・
私の味覚・・
でもおいしいので飲み続けますよ!

今日帰ってきたんだけど朝9時30くらいに着いてマイナス5℃
首都に行っている間に冬が確実に迫って来てた。
もう一面に銀世界のキルギスに比べたらまだまだだけどねー。
そうは言っても寒い!!
雪も降らないし乾燥激しくて寒く感じるのかな。

この冬乗り越えなくっちゃねー。

たのしまなくっちゃねー♪

ではでは明日からまた仕事頑張りまーす!





明日から首都

2010年12月21日 | ウルゲンチ
です。

医療関係ボランティアのミーティングや、10周年記念パーティ、活動報告会なんかがあります。

日曜帰ウルゲンチの予定。

首都に上がれても、ウズベキスタンはドミトリーがないのでホテルに滞在します。
だから朝食付き。
でも首都でしか買えないものの調達のために延泊をしたいとすると自費です。
40$。

なのでウズにはドミ隊員(ドミトリーに入り浸り、活動をしない隊員のこと)はいません。
それはいいことかもしれないけど、地方隊員同士の交流の場は皆無と言っていい。
首都は首都でまとまってるけど、地方ってさぁ。。。
というのがウズのボランティア事情。
でもね、今やウルゲンチは首都に次ぐ勢力・・いや、人数。
地方も元気出していこうじゃないかっ!

まぁ、そんな事情でせっかくの首都もゆっくりできません。
延泊もせいぜい1泊。

おのずと
自分の家が一番落ち着く~。となります。
楽しいけど疲れる。
そんな首都へ行ってきます。

前回寝坊して飛行機遅れそうになったもんね。
明日はどうかな?

ツリー

2010年12月20日 | ウルゲンチ
ウルゲンチも新年の気配がしてきた。
暇だった今日のICUは新年の飾り付け。

っていってもウズ独自のものではなくクリスマスが輸入されて、新年のお祭りって言うことになったという印象。

それにしてもウズ人の飾り付けは大胆。

芸術家の絵が何を表現しているのかが凡人には分からないように、この国の人々の表現もわからない。




これは町の中。

クモの巣を掃除した後のほうきの様ではないですか・・・

Σ( ̄Д ̄;)ごめんなさい。

とにかくキラキラしたものがついていればそれでよしっ!といった心意気が感じられる。



これはICUのツリー。


キラキラしたものつけすぎです。

・・・・

ぼらでぃ

やふし

↑これ、言ってみたかった。言っちゃった言っちゃった♪