副田本道の「平和維新」

私の夢:「平和維新」を世界の共通語にすること。

>日本を救うのは○○○です

2009-01-05 06:18:53 | Weblog
一粒万倍日 メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の紹介です。
発行者の北野幸伯様に感謝。来訪者様に感謝。
2008年12月28日の私のブログで
北野幸伯先生の文章スタイルを紹介しました。
本日は、北野先生の主題の本文を紹介します。

紹介はここから。
=== RPE Journal===================================================
       ロシア政治経済ジャーナル No.558
                         2009/1/5号
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★日本を救うのは○○○です


全世界のRPE読者の皆さま、

新年あけましておめでとうございます!

読者の皆さまとご家族の皆さまが、今年一年
健康で幸せで豊かでありますように!

今、祈りました。

本年もよろしくお願い申し上げます。

RPEジャーナル
北野幸伯


世界はどうなるのか?

日本はどうなるのか?

しかし、マクロなことを書くと、「明るい今年」を描くことはなか
なか難しいのです。

新年一発目ということで、明るい話をしましょう。

日本を救うのは○○○ですという話。

本文を読む前に皆さまも考え、紙に解答を書いてみてください。

ヒント → 3文字です。


解答例1
日本を救うのは 山田優 です。

解答例2
日本を救うのは オバマ です。

解答例3
日本を救うのは エンヤ です。

解答例4
日本を救うのは ブッダ です。


さあ、皆さま解答を紙に書かれたようなので、本題にいきましょう。


▼危機に対する態度


経済には好景気と不景気があります。

そして、好景気か不景気かは数字できっちり出てきます。

09年、マクロ経済は「暗黒時代」に突入することでしょう。

ここで「09年日本経済はバラ色だ!」といえば、皆さまを欺くことに
なる。

このように「みんなが苦しい時代」、もっともよく見られる反応は


「自分の変えられないものに責任を押し付ける」


ことです。

今でいえば、

・アメリカ政府のせいで、世界中が不景気になった

・日本政府の無為無策のせいで、日本経済ボロボロだ

・社長のせいで、リストラの嵐だ


等々。

これ、全部そのとおりなんです。

全部真実なのです。

しかし、「アメリカ政府をあなたは変えることができない」というのも
また事実。

もし皆さまの中で、「アメリカ政府のせいで、日本政府のせいで俺
は不幸だ」と思っている人がいるのなら、


「アメリカ政府と日本政府が賢くなるまで、俺は不幸でいつづける
のか?」


と自問自答した方がいい。

サラリと書きましたが、こういう世界観・人生観は、人生に決定的
影響を与えます。


一つ例を書いておきましょう。

私は92~98年まで、反体制詩人レオノビッチさんの家にホームス
テイしていました。

おかげさまで、「インテリゲンツィヤ」といわれる「知識人階級」の人
々と接する機会が多かったのです。

彼らの多くは、「自由」と「民主主義」を切望していました。

彼らの論理は、「ソ連は共産主義だから、おれらは不幸だ。ソ連が
民主主義になれば、おれらは幸せになるだろう」。

そして、ついに夢がかなうときがきた。

そう、91年12月にソ連は崩壊。

自由民主主義の新生ロシアが誕生したのです。

しかし、経済改革の失敗で、年間2600%のハイパーインフレになっ
てしまった。

インテリゲンツィヤの人々は幸せになれたのでしょうか?

なれませんでした。

彼らの大部分は、民主主義をもたらしたエリツィンさんに幻滅して
しまいます。

そして、「エリツィンの民主主義は本物ではない、偽りの民主主義
だ。本物の民主主義がこないかぎり、俺達は幸せになれない」と
いいはじめたのです。

ソ連崩壊後の混乱期、インテリ層も一般のロシア人もとてつもない
苦しみを味わっていました。


そんな中、ある一群はすさましい勢いで富を蓄積していきました。

それが、ユダヤ系の人々。

彼らは、石油・鉄鋼・非鉄金属など主要部門を牛耳り、銀行をたち
あげ、巨富を築きました。

1997年までに、7人の新興財閥がロシアの富の50%を支配したとい
われています。

その7人とは、


1、ベレゾフスキー(クレムリンのゴッドファーザーと呼ばれた)
2、アブラモービッチ(英国サッカーチーム・チェルシーを買収した)
3、ホドロコフスキー(石油大手ユコス社長(当時)
4、グシンスキー(ロシアのメディア王(当時)
5、フリードマン(アルファグループ)
6、アヴェン(アルファグループ)
7、ポターニン(インターロスグループ)


このうち、1から6まではユダヤ系。

ポターニンだけはロシア人。

新興財閥ほどではないにしろ、共産時代と同じく豊かな生活をつづ
けた人々もいます。

それが、共産党のエリート。

「え”~~~なんで共産体制が崩壊したのに、共産党のエリートが
豊かに暮らしているのですか???」

疑問をもたれるのも当然でしょう。


共産党のエリートたちは、民主主義者に転向したのです。
                ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

つまり、ソ連が崩壊した後、速攻で共産主義教を捨て去り、民主主
義教徒になった。

それでサバイバルしたのです。

ちなみにソ連のイデオロギーである共産主義・マルクス主義は、
唯物論・無神論です。

神様は存在しない。

神様が人間をつくったのではなく、人間が神様をつくった。

つまり、神様は人間のファンタジーの産物だと。

民主主義者になった元共産主義者のエリートたち。

最近はロシア正教が復活してきているので、なんといっているか。



「私は大昔から神様を信じていました!」(^▽^)



こういう人を見ると、私は「そんなわけないっしょ!」と思うのですが。

とにかく、


・今のロシアを牛耳っているのは、旧共産党のエリートたちである

・彼らはソ連崩壊後、一早く「民主主義者」になった

・彼らはソ連崩壊後、「神様を大昔から信じていた」と証言している


のが事実。


▼勝ち負けをわけるのは?


さて、インテリ・ユダヤ・共産党幹部の3者を見てきました。

インテリはソ連時代も不幸で、ソ連崩壊後も不幸。

ユダヤは、ソ連時代は不幸で、ソ連崩壊後幸せ。

共産党幹部は、ソ連時代も幸せ、ソ連崩壊後も幸せ。

いったいどうしてこういう差が出るのでしょうか?

皆さま、クリントンさんやトヨタの奥田さんも絶賛の歴史的名著


●「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー キングベアー出版
(詳細は→ http://tinyurl.com/928a9 )


を読まれたことがあるでしょうか?

ない方は、必ず読まれた方がいいと思います。

この本には、成功と幸せをゲットする7つの習慣が書かれているの
ですが、



第1の習慣は、「主体性を発揮する」です。



主体的な生き方の反対は、反応的生き方。

反応的生き方について、コヴィー博士はなんといっているか。



<反応的な人は、自分のコントロールできない事柄に集中すること
により、消極的なエネルギーを生み出し、影響の輪を縮める。>

(105p)



ロシアのインテリ層の関心は、「ソ連が共産主義か民主主義か?」
にありました。

これは、彼らがコントロールできない部分です。

ソ連崩壊後、彼らの関心は、「ロシアは真の民主主義か偽の民主
主義か?」に変わった。

しかし、これも彼らがコントロールできない部分。

つまり、彼らは「自分のコントロールできない部分にフォーカスする
ことで永遠に不幸でいつづける」ことになります。

なぜなら、政府や世界が自分の思い通りになることなど、ほとんど
ないから。

もし皆さまの中に、ニュースを見て日本政府や日本経済の現状に
一喜一憂している方がおられるなら、ロシアのインテリと同じ過ちを
犯していることになります。


(ただし、国政を正すためにブログやメルマガで情報を発信するの
は、「自分のできること」(=ブログ・メルマガを書く)にフォーカスし
ているので、「主体的」である。)


では、主体的な生き方の人は、反応的な人とどう違うのか。



<主体的な人は、自分のコントロールできる事柄に集中することに
より、積極的なエネルギーを生み出し、それによって影響の輪を拡
大する。>

(104p)



主体的な人は、自分のコントロールできないことよりも、自分のコン
トロールできることに集中している。

ユダヤ系の人々は、「ソ連が崩壊して大変だ大変だ!」とは考えな
かった。

逆に、「こういう混乱の時代に、大金を稼ぐ方法はなんだろう?」と
考えた。

共産党幹部は、「こういう混乱の時期に、権力にとどまるには民主
主義者になるしかない」と自分の信条をあっさり捨て去った。

こういう生き方を「汚い」と思う人もいるでしょう。

私もきれいな生き方とはいえないと思います。

しかし、ここで強調したいのは、「汚い」「きれい」ではなく、

大変な時代でも「自分のコントロールできる事柄に集中する」ことで
活路が開けるということなのです。

そういえば、北京オリンピック柔道金メダリスト石井さんは、



「勝つのは才能がある奴ではない、変化に対応できる奴だ」
                      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


とテレビで語っていました。

▼後半へ
=================================================================
▼後半

▼ミクロの善とマクロの悪


さて、経済危機下で「自分のコントロールできることに集中する」。

真っ先に思い浮かぶのは、「支出を減らし、倹約する」ことでしょう。

自分の支出は自分でコントロールできますから。

倹約することは、個人にとっての美徳であります。

これを「ミクロの善」という。

しかし、国家レベルでみると、個人個人が倹約に走ることは悪にな
る。

これを


ミクロの善 = マクロの悪


といいます。

なぜそうなるのか?

Aさんは今まで、月に40万円稼いで40万円使っていました。

しかし最近は、「不景気だ!」「不景気だ!」とみなが騒ぐので、「俺
も未来に備えて倹約するか」となった。

それで、月に40万円稼いで、30万円だけ使うことにした。

Aさんは月に資産が10万円づつ着実に増えていきます。(ミクロの
善)

これを国家レベルでみると、「Aさんの行動により、消費が月10万円
減少した」となる。

Aさんが消費を月10万円減らすと、日本国全体の売上が月10万円
減少します。 

それで日本国では生産が月10万円減ることになる。

同時に所得が10万円減る。

このようにAさんのミクロの善が、日本国全体でみると、


Aさん消費減 → 生産減 → 所得減 → 日本国消費減 →
日本国生産減 → 日本国所得減 → 以下繰り返し


となる。

とはいえ、今のような時代「おれはお国のためにジャンジャン金をつ
かい消費するぞ!」という人はあまりいないでしょう。

ミクロの善は、個人にとっては正しいのです。


▼ミクロの善 = マクロの善になるケース


「個人の美徳が、日本経済に打撃を与えるなんて・・・」

「ミクロの善がマクロにも善になることはないのでしょうか?」


これはあります。

たとえば。


長野県にあるソバ屋さんがあります。

といってもソバオンリーではなく、ソバ+料理屋。

実際のケースですが、名前は仮にB屋としましょう。

バブル崩壊後、B屋の経営は悪化する一方でした。

同業もどんどん減っていきます。

奥さんは近所に買い物に行くと、「いつまでもつことやら・・・」などと
愚痴をこぼすのが日課になっていました。

転機は2000年に訪れます。

当時、状況は深刻で「年内に看板を下ろそう」と思っていたのです。

奥さんは、ネットで知り合った他県の人々とチャットをしていました。

すると他県の人々はいうのです。


「信州ソバっておいしいですよね~。毎日食べられてうらやましい!」

「私も信州ソバ食べたい!」


奥さんは初めて、「他県民の目から長野のソバ屋がどう見られてい
るのか」を自覚したのでした。

今までのアイデンティティーは「(普通の)おいしいソバ屋」。

それが、「日本一おいしい信州ソバ屋」に意識がトランスフォームし
たのです。

B屋さんは、ネットで信州ソバを売ることにしました。

大当たりして看板はおろさずにすんだ。

さらに、他県からたくさん人が来ているであろうホテルや観光スポッ
トに、ビラをおかせてもらうことにしました。

今まで、メインのお客さんは近所のおじさんおばさんだった。

今では、お客さんが日本中から来ることになったのです。

B屋さんが繁盛したおかげで、近所の八百屋さんも魚屋さんも割りば
し屋さんも注文が増えて大喜び。

これをマクロ経済的にいうと、B屋さんは知恵と努力によって

「消費を喚起した」。


つまり「消費を増やした」となります。

B屋さんの功績により

B屋さんネットとビラetcにより消費を増やす→ B屋さんの生産が増
える→ B屋さんの所得が増える → B屋さんの消費が増える→
日本国の生産が増える → 日本国の所得が増える →日本国の
消費が増える → 以下繰り返し


となります。


個人が節約するのは、ミクロの善でマクロの悪。

しかし、皆さまが知恵と努力により売上をジャンジャン増やすのは、
ミクロの善でありマクロの善でもあるのです。

ですから、自分でビジネスをされている方、会社員の方は、知恵を
しぼって製品を売りまくってください。

それが日本国の景気回復に役立ちます。


▼動機も大事


今のような時代になると、まずフォーカスしなければいけないのは、
「自分がサバイバルする」ことでしょう。

そのために大事なことは、「自分がコントロールできることに集中す
ること。

しかし、「自分がサバイバルするために売りまくっています」と自分
にいったとき、元気がでないのではないでしょうか?

なぜかというと、自分は自分の動機を知っている。


「自分は自分がサバイバルするために売りまくっている」


これは、自分中心の発想ですね。

とおりを歩いている女子高生でも誰でも、「あなたはどんな人がきら
いですか?」と聞いてみましょう。

大部分の女子高生は、「ジコチューな奴」と答えるでしょう。

そう、人間は誰でも自己中心的な人が好きになれない。

あなたは、ジコチューな行動をしているあなた自身を好きになれない。

同じ行動でも、動機により、出てくるパワーが違います。



「おれには守るべき妻と子供たちがいる。しっかり売るぞ!」



これは既に自己中心ではありません。

仕事をはじめる前に、愛する奥さんと子供たちの顔を思い浮かべ、

「お父さん、今日も1日がんばるからね」といえば、パワーが違いま
す。

さらに、「日本をよくするために、○○をするんだ」と思えば、さらに
意識は広がり、パワーが出てくるでしょう。

外国人に接するときでも、「この人は私をとおして日本を知ることに
なる。私は日本人の代表だ。思いきり親切にしてあげよう」と思え
ば、態度が変わります。

学校や塾の先生でも「給料日が待ち遠しい・・・」と思いながら教え
るのと、「俺の教え子たちが日本と世界を救うだろう」と考えながら
教えるのではパワーが違うでしょう。

吉田松陰の松下村塾は、わずか6年しか存在しませんでした。

しかし、松陰の弟子には、桂小五郎・高杉晋作・伊藤博文・山縣有
朋等々、日本史に名を残す偉人が続出しました。

なぜか?

松陰が学問を教える動機が違ったのでしょう。


「君たち、これをやっておけば将来食いっぱくれないぞ!」


とはいわなかった。



「君たち、日本を救う人間になりなさい!」



と教えた。

彼の祖国への愛は、辞世の句にあらわれています。



<身はたとい 武蔵の野辺に 朽ちぬとも
とどめおかまし 大和魂 >

(吉田松陰)



アメリカ発経済危機の影響が、日本に洪水のように襲いかかって
きます。

しかし私たちは、


1、変えられないことに一喜一憂せず

2、自分が変えられることに集中し

3、自分の仕事をさらに極め

4、「日本を変える!」と志を高くもち


今年を笑いながらこえていきましょう。


「ところで、『日本を救うのは○○○です』の答えはどうなっている
のですか?」

ああ、すいません。

忘れてました。

究極の秘密を皆さまにも教えてしまいましょう。


日本が救われるのは確定であります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、日本を救うのは・・・

































あなた です。















(おわり)

★編集後記


もう一度、

あけましておめでとうございます!


新年を迎えるにあたって、皆さまに歌をプレゼントしましょう。



「面白きことも無き世を面白く、住みなすものは●なりけり」

(高杉晋作)



●=なんでしょう。

ちょっと考えてみてください。


解答例1

「面白きことも無き世を面白く、住みなすものは 金 なりけり」

解答例2

「面白きことも無き世を面白く、住みなすものは 愛 なりけり」

解答例3

「面白きことも無き世を面白く、住みなすものは 女 なりけり」


考えました?


答えはこちら↓








「面白きことも無き世を面白く、住みなすものは 心 なりけり」
                              ~~~
(高杉晋作)


皆さまに楽しい一年を!

そして、すばらしい日本を!

○メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」
発行者 北野 幸伯
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国を救った「国民の英雄」と評価するだろう

2009-01-05 05:42:01 | Weblog
一粒万倍日 来訪者様に感謝。
時事通信によれば、
渡辺元行革相は、自民離党の意向を示したとのこと。
これから、戦国時代が始まる。
離党理由のひとつに、「定額給付金の撤回」がある。

楽しみにしている国民を敵にしての行動。
渡辺氏につづく国会議員はだれか。

民主党からも離党者が出ないのか。
100年後の歴史家が、
国を救った「国民の英雄」と評価するだろう。

今年の政治状況。
いまの政治家は「政治家になってよかった」と
日々感謝するだろう。


時事通信の記事紹介はここから。
渡辺元行革相、自民離党の意向=早期解散、給付金撤回なければ(時事通信) - goo ニュース渡辺元行革相、自民離党の意向=早期解散、給付金撤回なければ
2009年1月4日(日)16:30
 自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は4日、早期の衆院解散や定額給付金の撤回など自身の要求が麻生太郎首相に受け入れられない場合、離党する意向を固めた。渡辺氏は同日、地元の栃木県那須塩原市で開かれた後援会の会合で講演し、首相に早期解散などを要求した上で、「この思いが伝わらないなら、わたしにも覚悟がある。自民党の垣根を越え、離党してでも国民運動を起こしたい」と述べ、初めて離党の可能性に言及した。