『陽当たりまぁまぁ』

事実に惹かれ、事実に学ぶ

「雨トーク」

2010年04月24日 | そこの細道
雨、雨、雨、先日は滝のように降りましたな

そんな天気の中、何か記憶に残るような出来事はありましたか?

わしはあった。

①『最初の雨の日』
  バスで、初めて会った人に持論を声高に話すオッサンがいて、
  その声はバスを占領しとった 最初はうっといと思ったけど、そのうちに

  (この人、そばに話す人がいないんだな)

  ってちょっと寂しい気分になった。

②『次の雨の日』
  またバスで、今度はカッパを来た小学生がお母さんと乗車してきた。
  その子は目が見えないみたいで、周りの様子をお母さんがずっと説明してた。
  (そうか、情報を伝えられなければ、この子は暗闇と音の世界だけだもんね)
  
  それから、お母さんの説明とあわせて見る景色があたたかかった~。

③『滝のような雨の日』
  もうすぐ父の誕生日なんだけど、その原稿を依頼された父がPC使えないんで
  彼の手書きの原稿を元にわしが代わりに入力。
  戦死したおじいちゃんのことが書いてあった。
  (えぇっ?!おじいちゃん亡くなったの33才?!わかっ!)

  その時の父の年とうちの長男の年が一緒でさ~

  「父の帰りを心待ちにしていた私達に、わずかに身につけていた血の滲んだ手帳や
    家族の写真等と共に戦死の広報が届いたのは、敗戦から半年か一年ほど経ってからであった」
  入力しながら泣きそうになったわ
  
  操縦士の顔がはっきり見えるくらいの低空飛行で搭載の銃を繰り返し乱射されたとか、
  山に非難して家に帰ってきたら、壁に銃で開いた穴がいくつもあったとか。
  そ~ゆ~話を父から聞いたこともなかったんで、
  今更だけど、「恐かったね大変だったね~
  戦争や戦争責任について、知らないことが多過ぎる

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