空からアスピリン

中島みゆきの話題を中心にまったりと。。。

やばい。。かも

2007年06月21日 21時11分47秒 | 中島みゆき
知人から、18日のブログでご紹介した

「私は自分のことやってる。あなたは何してる?―自分のことやっててよ」

の文脈を教えてほしい…とメールが入った。

インパクトの強い見出しである。

が、この1行だけではみゆきさんの真意は伝わりにくいかも…。

せっかくなので、この場を返信代わりにしたいと思う。



アルバム『夜を往け』(1990年)発表後、『fm STATION』に掲載されたインタビューです。以下はそこからの抜粋。

――『夜を往け』という、アルバムのタイトル・ソングが1曲目ですね。

中島 私はこっから先、何曲かずっと歌うけど、あんたはどーしてんの、という、問いかけの歌ですよね。私が歌うことと聴く人の考えることが、平行していけばいいと思うんです。べつに没頭してもらわなくていい。ときどき納得できる部分があったり、自分だったらこうだなぁって思ったりしてくれればいい。

――そのとき感じたことを大切にしてほしい、と。2年後に思い出して別の意味に取ってもいいし。

中島 2年後に会ったら、私はたぶん「あなたこの2年、何してたの?」って聞くと思う。そうしたら、答えてほしい。そういう交流が生まれればいい。私よくわからないんですけどぉ、夜を往(ゆ)くって、どこに往けばいいんですかぁ、とかって人にはあまり面白くないだろうなぁ、って(笑)。

――聴き手とのクールな関係ですね。

中島 中島みゆきファンだからみゆきさんのまねをしようとか、じゃあ私はカリスマになっちゃおうか、とか、そういうことは思わない、そういう器じゃない。私は自分のことやってる。だからあなたも自分のことやっててよ、という気持ち。交感という言葉があるでしょ。交換じゃなく、交感。そうあってほしい。



CDジャケット、収録曲、手書きの巻末の言葉、総合的なバランス面でも上位にランクされるこのアルバムは、こうした思いから作られていたのですね。

今年のツアーでは、みゆきさんの正面を向いて座る資格があるだろうか…、少なくともその努力だけはしようと思う。

がんばれ!自分

コメント
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