里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オモダカとアギナシ 戸倉の水田

2019-08-22 | 日記
南三陸町戸倉地区西部、山間の農道を歩いていると、田んぼの縁に白い花が点々と咲いてい
るのが見えます。歩み寄って確認するとオモダカかアギナシの花のようです。

どちらも葉は矢じり形で、オモダカは葉幅が広く、アギナシは葉幅がかなり細いようです。
また葉身の真ん中付近から下が二つの側裂片に分かれますが、オモダカは上裂片が側裂片
より短いのに対し、アギナシは逆で上裂片が下方の側裂片よりも長いとあります。
このことから写真の植物はオモダカということになります。




                         オモダカ 二枚とも2019.8.19撮影

同じ田んぼの北側へ回り込むと、ここにも同じような花が咲いていますが、こちらの葉は上裂
片が下方の側裂片よりも長いので、アギナシということになります。
同じ田んぼに、オモダカとアギナシの二種が生えているのは初めて見ました。


                             アギナシ 2019.8.19撮影

アギナシは2017年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
休耕田に咲くアギナシ




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