『曙光の街』『白夜街道』に登場の公安刑事倉島のシリーズ。
赤坂で右翼団体に所属する男の殺人事件発生し、警視庁公安部の倉島は、なぜか特捜本部に呼ばれる。
二日後、今度はロシアの密貿易をしていた暴力団構成員が殺された。
さらに、ロシア人ジャーナリストが殺され、第4の事件が・・・。
殺人の手口はタガーナイフによる殺人のプロの仕業、倉島は 日本人ではありえないプロの殺し屋の存在を感じる。鍵はロシア。
ゼロの研修に呼ばれエース級の捜査員になるために全力を注ぐ倉島の証拠を挙げ、公判を維持することが目的の刑事捜査ではなく、
事件の裏にある真相を探る公安の視点で物語が展開されます。
公安と刑事の軋轢や組織対立、ソ連時代の遺物やスパイ合戦などリアルな着眼点が面白い。
「留萌釧路ライン」と呼ばれる戦中の密約は知らなかったのでもう少し戦争が続いていたら分断国家日本が存在したかもと想像してしまいました。
2009年9月 文藝春秋刊
赤坂で右翼団体に所属する男の殺人事件発生し、警視庁公安部の倉島は、なぜか特捜本部に呼ばれる。
二日後、今度はロシアの密貿易をしていた暴力団構成員が殺された。
さらに、ロシア人ジャーナリストが殺され、第4の事件が・・・。
殺人の手口はタガーナイフによる殺人のプロの仕業、倉島は 日本人ではありえないプロの殺し屋の存在を感じる。鍵はロシア。
ゼロの研修に呼ばれエース級の捜査員になるために全力を注ぐ倉島の証拠を挙げ、公判を維持することが目的の刑事捜査ではなく、
事件の裏にある真相を探る公安の視点で物語が展開されます。
公安と刑事の軋轢や組織対立、ソ連時代の遺物やスパイ合戦などリアルな着眼点が面白い。
「留萌釧路ライン」と呼ばれる戦中の密約は知らなかったのでもう少し戦争が続いていたら分断国家日本が存在したかもと想像してしまいました。
2009年9月 文藝春秋刊
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