読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

今野敏著「暮鍾 東京湾臨海署安積班」

2022-08-07 | 今野敏
臨海署安積班シリーズ第20弾。10編の短編。短編でありながらそれぞれのストーリーで、安積班のメンバーの得意分野や個性や人間を伝えている。安積の仲間を大事にする姿と個性的なキャラのメンバーたち。第1編「公務」では働き方改革がテーマ。刑事の残業問題って難しい。第2編表題作「暮鍾」では、事件が起きて凶器を持ってすぐ自首してきた犯人に疑問を抱く須田に佐治係長が・・・。桜井が活躍する第5編「大物」。第6編「予断」では、安積班と鑑識の石倉さんの飲み会が描かれており、石倉氏の推理問題にいどむ話がおもしろかった。フィギュア好きな須田が光る第8編「防犯」。第10編「実戦」では黒木の強さと理由がわかり、安積が交通機動隊速水の運転する車で犯人とのカーチェイスを演じる楽しい展開。TVで安積=佐々木蔵之介のイメージで読んだ。
2021年8月角川春樹事務所刊


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佐々木譲著「雪に撃つ 道警... | トップ | 映画『ジュラシック・ワール... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

今野敏」カテゴリの最新記事