昨日6年生にアタックテスト(月1回のカリキュラムテスト)の返却をしました。日ごろ気にはしていましたが、宿題の取り組み方がよろしくないと思われる生徒は、やはり実力は思うようについていませんでした。よろしくないと思われるなどとはっきりしない表現になってしまったのは、表には出てこない本人の取り組み方の気持ちの問題だからです。○×や直しもしてあり表面上ではきちんとやっている。ただ日付の後に今日の目標が書いていないことや、式に言葉を添えていなかったりしていたので、点検コメントに「目標を書こう!」「言葉を添えよう!」と書いてはいたが・・・。
そこで生徒に確認をしたことは「宿題のための勉強になっていないか?」「実力を高めるための勉強であるはずが、提出しなくてはいけないからやっているになっていないか?」ということです。
小学生がそこまで意識を高められるのか? との疑問を感じる方もいらっしゃると思いますが、小学生はそれをやってのけてくれます。その向上心が強い生徒ほど伸びが違います。
なかなか容易なことではありません。いわゆる「魂を込める」ことで、ことスポーツにおいてはよく言われることです。いつまでも鮮明に覚えていることですが、ラグビー全日本元監督の平尾さんが練習を終えた選手に向かって「お前たちは練習のための練習をしている!それでは戦えない!本番の試合のための練習をしろ!」と激を飛ばしていたことを。
目標を設定し、本番を意識して時間を計って演習する。復習の際は必ず言葉を添えて解き、考え方の過程をしっかり理解して自分のものにする。これを実行しましょう。