ブリコラージュ

トキメキ、ヒラメキ、カンゲキ、ようこそ算数ワールドへ!
算数の面白さと身の回りの出来事の徒然なる独り言ページです。

サピックスとヒラメくらぶ

2022-04-01 13:54:19 | 中学受験

私の教室ではほとんどの方が普段大手塾に通っていらっしゃいます。大手の塾に通いながら単科塾にも通う。さらには平日と日曜にそれぞれ違う大手塾に通う方も多くなりました。個別指導(大手塾のサポート的役割で)をしていると大手塾の指導内容の詳細がわかります。サピックス、グノーブル、早稲アカが主流です。

 大手塾は正解すればよし、解き方は見ない量をこなす指導に対して、私の指導は量より質、途中の解き方を重視しております。また大手塾に限らず、途中の解き方軽視でスピード重視の指導者のなんと多いことか。

 私はお問いあわせの方と面談する際にお子様のテストやノートをご持参いただき、拝見させていただいております。学校ではきちんと指導されているのに、塾のものになると途端に雑になったり途中式がなかったりしていて、残念に思うことがしばしばあります。

確かに中学入試において超難関中以外途中式を書かせる学校は少ないことも事実です。が、それは最終的に試験の段階であって普段の学習ではおろそかにしてはいけない大切な学習姿勢だと思うのです。結果よりも過程を重視するものの考え方を身につけさせてあげる年齢にあたるのが小学生です。

 このことは先の超難関中の合格答案作成対策には欠かせないポイントでもあり、今年開成、栄光、麻布を合格された方からも、手前味噌になりますが、サピックスで指導してくれないことをヒラメで学んだことの価値を認めて頂いており嬉しく思います。

 余談になりますが、サピックスの指導システムは前身のTAP(私がいた今はなき塾)で構築したもので、当時演習 A(プリント)で量を、思考B(黒板)で質を重視した指導をしておりました。ところがサピックスになっていつの間にか(一緒にやっていた創立者5人が全員いなくなったY-SAPIXに変わった頃)からどちらも量を重視するプリント指導に変わっていったのです。

かつての思考Bの指導を復活させたい想いで作ったのがヒラメくらぶです。

AかBかではなく、AもBも。入試で燃え尽きない頭脳の育成のために

コメント (7)