４月から５教室（６月からは６教室）の子どもたちの指導をしていますが、改めて中学受験に対する小学生の学習の現状の厳しさを痛感しています。私が細かすぎるのかも知れませんが、多くの教室において次のことが大変気になっています。
① 途中式や図をおろそかにする。
② テキストに直接書き込んで解く。
③ ノートの取り方がなっていない。（日付、ページ、番号なし）
④ 宿題の優先順位がぐちゃぐちゃ。
⑤ 説明をしている時に下を向いている。
⑥ 確かめや別解を考えようとしない。
⑦ 宿題だから勉強をしている。
これが小学生の実態です。子どもらしいと言えばそれまでですが、一つ一つを根気強く言って聞かせて理解させ、目的意識を持たせた上で実行させる。これが指導者の努めだと思うのです。
先日の夜ＮＨＫ「プロフェショナル 仕事の流儀」俳優の渡辺謙を見た。歌もナマの英語の舞台も初体験でありながら、ブロードウェイミュージカル「王様と私」へ挑戦する約半年間のニューヨークでの姿を密着取材。改めて渡辺謙という俳優のプロ魂を知った。アパートでの１人暮らしの様子も披露し、壁には覚えなくてはならない単語を書いた紙がたくさん張ってあり、ベッドの中では歌やせりふを口ずさむ毎日。奥様の女優南果歩さんも「まるで受験生！」と、おっしゃっていました。さらに食事はほとんど自炊で、寝る前にはお米をとぎ、お結び持参で稽古場に向かう。何もかもがスーパーマンです。
そんな彼の部屋には生け花が欠かせなくて、部屋の目立つところに必ず飾ってある。花を生け替えるのは一週間ごとで、つぼみが膨らんで花が咲いて散っていく様子が時間の流れを教えてくれ、生活のリズムが作れるという。余談ですが、私はこの話を聴いた時に、共感し鉛筆を思い出しました。子どもたちにシャープペンシルではなくて鉛筆を使うように言っています。理由は削って使いそしてちびる。また削って使う。まさに時の流れを教えてくれ、さらにもののあわれを感じ取れるからです。
さらに番組の中での彼の言葉に次々と胸打たれました。
「とりあえず安全なところで自分のこう安全でひっかかりやすいところにやっていくというよりかは、精一杯手を伸ばして足を伸ばして、自分の体のどこまでそういうものをひっかけてしかも上まであがっていけるかということをトライしないと、僕はいけないと思うんだよね。まあ言ってみれば崖をよじ登るみたいに。そうやってあがいているのが全てだと思っているので。」
初めての通し稽古の際に「お芝居は今までやってきたことをすべて捨てることから始まる。キャリアを捨てないと新しいものは生まれない。」
「最後にプロフェショナルとは？」の問いに「あきらめないこと！」
ギリギリを強いられる現場であがき続けてさらなる高みへと成長し続ける俳優「渡辺謙」をこれからも注目したい。そしてそういう強い気持ちを持って生きている彼だからこそ、過去２度の難病である白血病との闘いに克てたのだと思った。
昨日の夏日、東京都心では今年初めての３０度を越えて真夏日を記録しました。何度か予報通りの真夏日ではなかったものの、５月に東京都心が夏日となるのは１８日目で、１９６７年と９８年と並んで過去最多タイだそうです。今日も真夏日になるとの予報ですが今月もあと５日あるので、新記録は間違いないでしょう。私の出身県島根の津和野（予想では半分以上の関東の方は、津和野が山口県だと思っているようです。みなさんはどうですか？）でも３０度を超えたとのこと。
さらに予想と言えば昨日のＮＨＫのニュースによると、東京都内で飛散した今年のスギやヒノキの花粉の量は、去年の１．２倍で、過去１０年間の平均と比べると６割程度だったことが分かりました。都は当初、花粉の量が去年の２倍程度に増えるという予想をしていましたが、花粉が最も飛ぶ３月に南風が強く吹く日が続いたため、多摩地区の花粉が北に向かって飛び、都心に流れる量が減ったのではないかと分析しているそうです。
また一昨日ＴＶで箱根山の噴火の可能性について警戒を呼びかける慎重派と、大きな噴火は無いとする楽観視派の予想２つを報道していました。が、ともに勘によるところが大きいとのことで、わからないことだらけです。
「予想はよそう」という親父ギャグや「よそうはうそよ」の回文もあるように、予報や予想は鵜呑みにはできませんが、注目して自分なりの備えはしましょう！（この話はくどいのでもうよそう）
昨日の小６難関ゼミにおいて、他教室の先生から私の授業を見学したいとの申し出があり、そのようになりました。
今までにも何回かそういうことがありましたが、見られているといつもとは違った緊張感があります。授業を終えて職員室に戻ると、その先生から「合格コツブック」を差し出されサインを求められました。前回も同じように生徒から購入したばかりの本にサインをしました。恥ずかしいやら嬉しいやらで不慣れな行動に戸惑っています。
本と言えば明治図書から連絡があり、今週末に再校正の原稿が届きます。１人でも多くの生徒や先生に役立てていただけるように努力し、ＷＩＮ-ＷＩＮの関係をさらに構築したいと思っています。
なるべく歩くようにしています。
一昨日も入室前にヨーカドーまで買い物に行ったのですが、電車をさけて歩いて行きました。途中にちょっとした森林公園があり、敢えて道をはずれて中央を横断しました。とても良い季節であることを実感し、大きく深呼吸をして体内を浄化させるためにフィトンチッドをたくさん吸収しました（つもり）。もっとのんびりとしたかったのですが、開室時間を遅らせるわけには行かないので足早に通り抜けました。
犬のお散歩やベビーカーの赤ちゃんも気持ちよさそうにしていたのがとてものどかで、さらに優しく癒してくれました。今度休みの日に来よう！
