7月1日午前8時59分59秒と午前9時の間に「午前8時59分60秒」を入れ、1日を1秒長くします。このうるう秒は地球の自転速度に標準時刻を合わせるために行われ、平成21年1月1日以来、3年半ぶりです。国際機関の決定に基づき、世界で一斉に実施され、電波時計などに時刻情報を提供する標準電波などを通じて修正します。
ユリウス暦からグレゴリウス暦に変更になってから閏年の誤差は調整されているものと思っていましたが、実は地球の自転速度は厳密には一定ではないことから、原子時計とのずれを調整するため数年に一度うるう秒を入れているそうです。さらに詳しく調べました。
世界共通の標準時刻はもともと地球の自転などに基づき決めていましたが、1958(昭和33)年からは高精度の原子時計(セシウム133)に基づくようになったそうです。ところが地球は月の引力の影響で1日に1/1000秒遅く回転しているそうで、それが貯まると40年で24秒遅くなるとのこと。
えっ! 月の引力によって?
不思議だ! さらに調べてみました。
潮の満ち引きによって海水と海底の間におきる摩擦を潮汐摩擦といい、この摩擦が地球の自転にブレーキをかけているために自転を遅くしているらしい。しかし自転の速度は一定の割合で遅くなっているわけではなく、短いスケールで見ると遅くなったり早くなったりをくりかえしていて、1日の長さは日々ちがうとのこと。極めて神秘的です。
さらにさらに1日の長さが変化する要因が他にもいくつかあり、興味深いのは2011年3月の東北地方太平洋沖地震の影響で100万分の1.8秒(1.8マイクロ秒),自転の速度が速くなったとする計算結果をNASA(アメリカ航空宇宙局)の研究者が発表したそうです。
きりが無いくらい知らない不思議な現象が起きています。後日またいろいろ報告したいと思います。
ところで今日は小2・3対象の理科実験「変な立体」です。昨年好評だった企画の続編のようです。いろいろなことに興味関心をもってもらえるといいな。
フラウ・キヌエ と思われます。西洋アジサイの珍種で、白地にうす桃色の十時が入っているのが特徴です。