ブリコラージュ

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算数の面白さと身の回りの出来事の徒然なる独り言ページです。

漢字とお茶の日

2010-10-31 11:17:21 | 中学受験
漢字は人類史上最も文字数が多い文字体系で、他の文字体系を圧倒していて、その数は10万文字をはるかに超え、現在でもその数は増え続けているそうです。

日本に漢字という文字が入ってきたのはなんと1世紀頃、日本語としての文字の使用は、5世紀から6世紀頃。それからカタカナ(西暦800年頃)が生まれ、ひらがな(西暦900年頃)が生まれました。日本語にとって漢字は祖先です。 

日本語のすばらしいところは、漢字の良さを残しつつひらがなとカタカナをうまく調和させたことですね。「奥ゆかしい」の一言に尽きます。

さてその漢字ですが、始まりは今から約3300年もの前中国の殷(いん)の時代に生まれたとされる甲骨文字だそうです。日本では縄文時代の終わりあたりです。さすが中国、4000年の歴史と言われる所以です。

日本が中国から学んだ物は数知れぬ程あります。「論語」をはじめとする書物からの教えの影響は絶大でしょう。また風土、文化のもととなっている「陰陽五行説」は個人的に大変興味深いものがあります。

今日は奇しくも「お茶の日」。1192年に中国からお茶の種子と製法が伝わった日とされています。

漢字検定を開催している本日、漢字を通して中国の偉大さを感じるとともに、尊敬できる中国であり続けて欲しいと願う次第です。

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生活情報紙

2010-10-28 10:17:30 | 中学受験
今朝新聞を見ていて感じたことがあり、ちっくと(龍馬のまね)調べてみた。たわいも無いことで今更どうして?と思われるのを覚悟で原稿を書き続けます。

「紙面広告が多いなぁ」と感じたのである。
 
我が家は朝日新聞です。本日朝刊は全40ページ、そのうち広告が全くないページが4ページ、それに対して全面広告はなんと13ページもある。また3分の1が広告の紙面が最も多く16ページあり、計算すると全紙面に対する広告部分の割合は56.5%のも及ぶ。つまり半分以上は広告に使われているという事になる。新聞というより「生活情報紙」といった方が、妥当なのかもしれない。

今日は時間が無くて調べられなかったが、過去と比較してみてもかなり増えているのではないかと思われる。ITの発達で新聞離れが進み購読者が減っている。そのため広告を増やさざるを得ないのだろう。世の中の動きが反映している。そしてその広告の内容にも世相が反映されている。時間がある時は広告も読むようにするとしよう。

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読書週間の初日は文字・活字文化の日

2010-10-27 11:53:50 | 中学受験
本日より読書週間です。1924年(大正13年)に図書館の利用PRを目的に始められた「図書館週間」が始まり,その後「図書祭」から「読書週間」と改称され、「文化の日」にまたがる2週間に期間が延長され今日に至ったそうです。 また読書週間初日の今日10月27日は「言語力」を育てるための「文字・活字文化の日」です。

 こうやってブログの原稿を作成している時につくづく感じることは、いかに言葉を知らないかということです。便利になったもので、漢字変換や言葉の意味を、原稿を書きながら調べることができます。もしPCがなければこんなに速く原稿を仕上げることはできないでしょう。しかし昔の人より比べ物にならないくらい言葉を知らないでしょう。

 昨日のニュースで、新卒の学校の先生が生徒や保護者とコミュニケーションが取れないことを取り上げていました。先生に限らず同様なことはおきていると思います。メールではコミュニケーションが取れても、面と向かい合ってだとうまくいかない。そういうことが今後ますます増えていくのではと危惧しております。話しがそれてしまいましたが、文字・活字文化の日にあたり言葉に対してもっともっと勉強しなくてはいけないなぁと感じた次第です。

 中学受験の学習はそういう意味で、たくさんの言葉、正しい日本語を学ぶチャンスを広げてくれます。そして様々な本も読みましょう。(ブックマークにあります「欅文章スクールの読書案内」をご利用下さい。)そして読んだ本の内容について家族で大いに語らい、コミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか?


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NO! やりっ放し、受けっ放し!

2010-10-26 11:55:13 | 中学受験
「先生、過去問やったよ!」と言って解いた結果を提出してくれる生徒が増えてきました。さすがに受験生、特に過去問を解き始めると意識が高まる。さらに合格判定の模擬試験の結果がそれに拍車をかける。今受験生は自分の実力を試した結果が、色々な形で目の前に山積していることでしょう。

さてここで大切な事は、その結果の○の部分は良しとして、×の部分の扱いをどうしているのかです。つまずいたところは伸びるところです。特に国語、社会、理科の知識の間違い直しは単語カードに記入していきましょう。そして毎日そのカードを利用して覚えていきます。必ず毎日覚えられているかをチェックし、覚えたカードははずして別のリングに保管して、土日に再チェックする。この行動が実力をアップさせます。

算数や理科の計算分野のつまずきは覚える学習とは違い、しっかり解き直すことです。人に教えるように言葉を添えて解き直します。過去問でよく出題される分野のつまずきは「過去問つまずきノート」なるもをつくり、上半分に問題をコピーして貼り、下半分に自分で解いた解き方、解答を記入し、半分に分けた境界線を切り、上半分だけめくれるようにして繰り返し復習します。

国語の読解の×はどうして読み取れなかったのか必ず分析することです。また記述の×は表現技法での減点は、次回からは減点されないようポイントを単語カードに記入してこれも覚える。そして反省の意を込めて文章をもう一度音読しておきましょう。

やり方は様々ですから自分なりに工夫してください。大切な事はやりっ放し、受けっ放しにしないで、つまずいた所を繰り返し繰り返し学習することなのです。正念場です。
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リクエストの日

2010-10-25 12:53:02 | 中学受験
1936(昭和11)年の10月25日、ベルリンのドイツ放送で、ラジオのリクエスト番組が始ったそうです。生演奏番組の放送中にリスナーから、希望する曲目を演奏して欲しいと電話があったのがきっかけで始められたもので、その後リクエスト番組は大ヒットしたそうです。

という訳でこのブログでもリクエストを募集します。シリーズ「木を見て森を見ず」の分野やテーマ、その他取り上げて欲しいコーナーなど何でも構いません。宜しくお願いします。

シリーズ ~木を見て森を見ず 23回 解答・解説~
<解答> 19.2㎝
<解説>
まず水の体積を求めて・・・と考えがちですが、水の無い部分に注目しましょう。つまり空気の入っている部分の容積を考えます。図1では空気の入っている部分の容積は4×4×3.14×(10×2-15)となります。ここですぐ計算はしないことです。このシリーズの初回にも書きましたが、計算は最後の最後まで楽しみに取っておいて下さい。逆さまにすると大きい円柱の上に空気は移動します。大きい円柱の底面積は10×10×3.14です。よって逆さまにしたときの空気の入っている部分の高さは4×4×3.14×(10×2-15)を10×10×3.14で割ればよいことになり、分数と使うと割られる式が分子、割る式が分母となって3.14はみごと約分され、商は0.8となります。したがって水面の下からの高さは10×2-0.8=19.2の19.2㎝です。

さらに比を使うと速く解けます。それぞれの底面積の比は4×4:10×10=4:25です。高さは底面積の逆比になるので(10×2-15)÷25×4=0.8と求められますね。

この問題のポイントのおさらいです。問題では水が主役ですが、解くときは隠された主役の空気に気付くことと、すぐに計算はしないで、分数の計算を利用することでした。どうでしたか?

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