先日帯分数の引き算の計算方法についての様子を報告しましたが、その後の状況を分析してみました。
観点は2つあります。1つは同じクラスにおける生徒の変化。2つ目は違うクラスとの比較。
当日進学クラスで計算テストの返却と合わせて解説を行い、仮分数に直さないで整数部分を計算するやり方を指導しました。整数部分が極端に大きい場合の例を取り上げてその必要性も強調しました。その時は一応に納得してくれたと思っています。ところが今週テストをしてみるとまだ半分の生徒が仮分数に直して大変な計算をしていました。
たぶん忘れていたのか、癖が抜けないのか? が、ここではっきりしたことがありました。相変わらず仮分数に直して計算している生徒は、算数を苦手にしている生徒となかなか人のいうことを聞き入れてくれない頑固者です。悪循環になっているもとを断ち切ってほしいので「なるほど!と思ったことはすぐに自分のものにしよう!」と、その日も「学ぶは真似ぶ」の話をしました。
ただしなるほどと思っていなかったら話は別ですが・・・。素直に聞き入れる生徒は成績が伸びます。来週はどうでしょうか?
5年生・6年生の受験クラスではどう解くにかテストしてみました。5年生では2/3以上、6年生ではほとんどの生徒が仮分数に直さない計算をしていました。受験クラスは早い時期から分数計算を多くこなしています。トレーニングの量の違いが、少なからずクラスによって結果が違うことの背景にあるのでしょう。