広島の乱読ジジイ

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玄関の飾りスペース

2006年08月29日 | 住まいの提案
玄関は家の顔だとよく言われます。

そこでお客様を迎えるイメージ造りにニッチや坪庭を良く作ります。
この場合、洋風の家なので床と同じレベルで、デザインタイルを貼りました。
ここに、季節ごとの飾りをされています。

玄関に入った時、まず目にとまり家人の気配りを感じる空間になっています。
特に夜にはスポットライトでふわっとしたイメージになります。


実はこのスペース、階段下の空間を利用しているのです。
ちょっとしたスペースを無駄にせず、なごみの空間に出来喜んで頂きました。

プレカット(構造木材の加工)

2006年08月29日 | 構造の事
現在木造住宅の殆どは、その構造材を工場で機械加工されています。

木材は何処に使う部材でどのように加工するのか1本ずつ、コンピューター制御の機械で、完成されて行きます。

この予め工場内の機械で加工する事を「プレカット」と言います。
当初は
コンピューター制御ではなく人間の目による加工だったため、あるいは融通が利かない機械だったので、大工さんの手作業による加工よりも、非常に劣った物でしたが現在では精度が高く、現場での作業も問題が無くなりました。

構造材の加工は材料自体が大きく重いため、職人さんにとってはかなりの負担で腰を痛めたりする原因にもなっていました。
当初の精度が悪い時期はあえて手加工で作業していた大工さんも現在は納得出来るようです。

このプレカットで加工出来るのは、角材のみですから、丸太を使う場合は手加工での作業となります。

私の父は大工だったので、いつも作業を見て大変だと思っていました。
子供の頃(当然コンピューターも無い)工場での一括加工が出来れば父も楽になるのにと思ったものです。

住まい造りのおおまかな流れ

2006年08月29日 | 住まいの計画
そろそろ、この歳だし家を建てようかな? 
自分の家が欲しいな!!
親と二世帯でも良いな。 
子供たちが大きくなって、我が家も狭くなったよ。
近所の家が新しくなって羨ましいから我が家も頑張るか!!
もっと、燃費の良い家が欲しいね!
健康な住まいが理想だよ。
老後は、温かくて静かな家が1番だよ。

人それぞれ、家族もそれぞれ、思いも夢も様々です。
安いのが1番いい? 完璧な住まいが理想だったり、、
オシャレな家じゃなきゃだめだ!!とか、、、、
考えると考えるだけ色々な思いが浮かんでくる事でしょう。

画像は、家造りのプロセスから、新しい家への入居まで大まかに書いてみました。

玄関のベンチ、手すり

2006年08月29日 | 住まいの提案
バリアフリーの観点から、玄関のからホールに上がる段に手摺を取り付けます。
靴を履く時手摺を持つと楽にはけますし、壁に手を添えると汚れてしまうからです。
写真の手摺は横向きに付けています。

手摺の向こうにあるのは、階段下のスペースを利用した物入れになっています。
玄関に収納があると、砂の付いた物を納めたり、余分な傘や靴を入れておいたりするのに重宝します。
ベンチと手摺の写真

Barrier-free基準になって、玄関とホールの床の段差は小さくなったのですが、年寄りにとっては逆に、腰を掛けて靴を履いた後、立ち上がりにくくなってしま居ました。
それを、補うために、ちょうど良い高さににベンチをもうけた物です。

この場合手摺を縦に付ける事で立ち上がりやすくなるように設定致しました。

一つの事を変えれば補う部分も出てくるという事ですね。
これも、お客様と打ち合わせをしていて、出てきたアイデアです。

ダウンウォール(キッチンの吊り戸棚)

2006年08月29日 | 住まいの部品
キッチンの吊り戸棚は意外と使わない物です。

何故か?
多分、目線より上にあるし、椅子がないと中の物を取り出せないからです。
先日も家を建て替えるお客さんと話した時に
「20年間入れ放しだったわね」と話しておられました。

でも、このダウンヲールを使えば、上の棚を引き下ろす事が出来るので、出し入れは簡単です。
金額も対したとこがないので取り入れてみて下さい。

在来木造とツーバイフォーの構造

2006年08月27日 | 構造の事
木材を使った工法の内、代表的な物を二つ

在来木造(軸組構造)
柱(垂直の荷重に耐える構造材料)
梁(水辺面の加重を支える構造材料
筋交(横揺れの力に抵抗する構造材)
で、主に構成されています。

いわゆる日本に昔から有る構造で風土には1番適していると言えます。
自由度の多い空間と壁の中の空気が移動出来る点が良いところです。


ツーバイフォー(木質壁構造)
Two-by-four

断面が2インチ×4インチの構造材を壁材の基本材料とし構成される。
床面は床の加重に応じてツーバイシックス、ツーバイテン等の色々な大きさの材料で組み立てられます。

基本的にその材料と9ミリ厚の構造用合板でパネルを構成し横揺れや垂直、水平の加重に耐えます。
パネルで床、壁、天井と麺で構成するのでひねりに対して強いと言われます。
上記の通り面で構成するので、建物の機密性は何もしなくても、非常に高くなりますので、高気密住宅にはもっと適していると言えます。
木を使った建物の特徴としては、構造材自体が断熱性能と湿気の吸湿作用を持っている事です。

建物内外の気温差を断熱材で防ぐ訳ですが、構造部材が鉄だと480倍、コンクリートで約10倍の熱を伝えてしまうのです。
単純にその差があり、鉄や、コンクリートの構造材が熱を伝えてしまうと壁内結露の原因にも成ってしまうのです。

このあたりの木の性能が、自分の家造りへの思いに通じているのだと感じています。

家庭用 エレベーター

2006年08月27日 | 住まいの快適
最近家庭用のエレベーターも価格が安くなり、採用する事例も出てきました。(価格は国産の車1台分くらいです)
これからの高齢化を考えて家を建てる時には必要が無くても、将来的な事を考え付ける方もいらっしゃいます。
エレベーターというと3階建ての物と思われるかも知れませんが、2階建てでも利用価値は大きいです。

まず、歳をとり足腰が弱くなった時に非常に便利です。健常者でも体調が悪い時には重宝するそうです。
そして荷物を階上に上げる時、降ろす時に、階段室の壁を傷つける心配もありません。

最近のエレベーターは(メーカーによって差はあります)速度も速くなり音も静かです。止まる時のショックもありません。
点検は1年に1回で済みます。また、センサーで廊下の床とエレベーターの床に段差が出来ないように感知し自動的に調整する仕組みもあります。
また異常時にはオンラインでメンテナンスの会社に通報されます。

意外と敷居が低い設備なので新築の際には検討されても良いと思います

家づくりを誰に頼む?

2006年08月26日 | 住まいの計画
何処に家(建築)を頼むか考える

工務店の良いところ
1,経費が安くすむ
2,設計者が社内にいるので設計費用が不要
 (資格者が居ない工務店は論外)
3,直接の工事者なので材料等、細かい事が相談出来る
4,現場監督が責任者の場合が多いのでサービスが期待出来る。

設計事務所の良いところ
1,デザイン生が優れている
2,細かいディテールまで、図面で確認できる
3,見積書のチェックをしてくれる
4,工事中の監理をしてくれる

ハウスメーカーの良いところ
1,設計から工事まで一貫して管理をしている
2,数多い経験があるので失敗が少ない
3,融資の手配等営業担当に任せられる
4,工事の基準がしっかりとしている

考えてみると、この業界の中にいても「決め手に欠ける」というのが本音ですね。
上に三つのパターンを書きましたが、それぞれにおいても会社や事務所の規模が違いますのでひとくくりに表現できないのが本当のところです。

何処に頼んでも、設計者の技量や、施工者の技術など結局は担当個人の力による部分はぬぐえません、それはプレハブ住宅にあっても同じ事です。

何処に頼むかと言うことと同時に、誰に頼むのかと言うことも考えておくのが賢明だと感じます。

更地(さらち)

2006年08月26日 | 住まい造りの話し
建物が建っていない、宅地を更地と言います。

この更地を見て、設計者は家の設計を始めます。
まず。
1,土地の広さを測る
2,隣接土地との高低差を測る
3,土地がと道路の面している状態
(当然向きや高低差や道路の広さ)
4,土地の周囲状況
(隣に立っている建物、崖や山や水路等)
5,近隣住人の住まいの状況
6,方位による日当たり具合
7,法的なチェック(特別な条例がある場合も有ります)

それらをふまえて、施主の希望の間取りと、土地にあった理想的な間取りを造ります。

色々な条件と法的な制限を見極めた上にコストに見合った提案をするのです。

設計者は素人には湧かない、この更地に立つ建物をイメージできます。
これが出来ないと、致命的だといえます。
実際には、施主にパース等で説明するので現実の図面や絵として表現するのですが、まず、自分がイメージするという事が出来ないと良い設計課とは言えません。

コーディネート

2006年08月22日 | 住まいの提案
最近、特に大切だと言われている物にコーディネートがあります。

コーディネートとは、設計士が設計した図面と仕上表を元に、建物の仕上げに使う色や素材を厳密に決めていく事をさします。

コーディネートすると言う事は、簡単な物ではありません。
お客様と、設計士、あるいは現場監督や営業マンとでは、思っているような、オシャレな建物には成らないでしょう。

インテリアコーディネートは有資格者「インテリアコーディネーター」と意見交換をしながら、目指しているインテリアあるいは外観の色具合等を打ち合わせていきます。
住宅は規模にかかわらず数多くの部品や素材によって完成されていきます。 構造的な事や外観デザインは設計士がほぼ決定しますが、ことコーディネートについては、さすがに行き詰まってしまうでしょう。
インテリアコーディネーターは、施主の意向を反映しながら、その経験上使ってはいけない素材や見本では分からないイメージを説明してくれます。

間取りや金額も大切ですが、このあたりも非常に大切な事なので忘れないで下さい

天気と時計

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