広島の乱読ジジイ

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更地(さらち)

2006年08月26日 | 住まい造りの話し
建物が建っていない、宅地を更地と言います。

この更地を見て、設計者は家の設計を始めます。
まず。
1,土地の広さを測る
2,隣接土地との高低差を測る
3,土地がと道路の面している状態
(当然向きや高低差や道路の広さ)
4,土地の周囲状況
(隣に立っている建物、崖や山や水路等)
5,近隣住人の住まいの状況
6,方位による日当たり具合
7,法的なチェック(特別な条例がある場合も有ります)

それらをふまえて、施主の希望の間取りと、土地にあった理想的な間取りを造ります。

色々な条件と法的な制限を見極めた上にコストに見合った提案をするのです。

設計者は素人には湧かない、この更地に立つ建物をイメージできます。
これが出来ないと、致命的だといえます。
実際には、施主にパース等で説明するので現実の図面や絵として表現するのですが、まず、自分がイメージするという事が出来ないと良い設計課とは言えません。

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