広島の乱読ジジイ

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「安定した、深い地中」

2007年08月06日 | 人間
本日は広島に原子爆弾が投下されて62年の「祈念日」です。

日々の中で平和という事をあまり深く考えないと言うのが実情ですが。
8月6日は、広島に住み、父も原爆の二次被爆している身の上なので、毎年とても重く感じる祈念日です。

「自分に何が出来るのか?」
そう考えるても、実行は伴いません。
でも、あの悲惨な日は事実であり、アメリカというひどい国を心で恨み、死んでいった郷土の、あまりにも多くの人々に祈る気持ちを持っているのも事実です。
語るに耐えない史実で、今日はとてもつらい日です。

人類最悪の原子爆弾、核はこの地球上に今現在も多く実在し、攻撃する武器を作ると言うことではないにしても、原子力発電所が日本にも多く存在します。
TV等で使用済みの核廃棄物を「安定した深い地中に埋めるんだ」と原子力を利用促進する人々が(現実には自分も荷担しているのかもしれない)言うが、安定した深い地中というのがどこなのか?
考えると、実に不気味であり、未来に対して、核の脅威を埋めてごまかすような事をしていて、良いのだろうかといつも思っています。

先日、新潟で起きた地震での原子力発電所の被害を考えると、原子力利用が大前提のため、ずさんな基準を背景にしていることが良く分かりました。
政府(政治家と役人)と電力会社が(もしかしたら出来レース)「こんな感じで良いだろう」と考えて居るんだと言うことなんでしょう。

何も出来ないけど、そう思っていること(ブログに記録すること)が何時か間違っていることを、正すきっかけに成れるんじゃないかと考えています。


営業というのは難しい

2006年11月19日 | 人間
営業マンというのは 会社を代表して 折衝に当たるのが仕事です。

会社の代表と言うと「社長」じゃないかと思う人もいるでしょうが、個人経営の事業ではないから、実際にお客様と折衝をするのは、1営業マンです。

お客様の意向を聞き、希望に則した計画を構築する、デザイン、材料、金額等のいろいろな提案をするんです。

でも結局は人間、合う合わない、、人間同士の周波数、信頼感、期待に応える誠実さが有るのか?
お互いの感性が合わないと、話はこじれてしまうこともしばしばです。

では、合わないときにはどうするのか?
業者側からすると、契約をさせていただくのが最終目的な訳です。
どんなに自信が有っても、契約が出来なければ、空論に過ぎません。
そこで、選手交代!! ならぬ営業担当の交代をすることもあります。

交渉途中、どう考えてもお客様の意向を聞き出せないまま進んでいる、そう言うことが分かると、決断しなければいけません。

先日、新築祝いをされたお客様の場合の場合、そのケースでした。
ベテランだけど、信頼感がない?
本意を聞けていないのでは無いか?
そう思い、思い切って中間どころの営業に変えてみました。

その相性は、結果的にぴったりとはまり、他社で契約すると言われて居た物をひっくり返してくれました。

結果、すばらしい建物が完成し、施主様も大喜びしてもらうことが出来、お祝いの席も大盛りあがりだったそうです。

人間とは不思議な物です。
営業は、悲しくもおもしろい物です。

自分の親父について

2006年11月01日 | 人間
[ 親不孝 ](自分の父親について)

オヤジが亡くなってから もうすぐ17年になる
死んでしまっても当分の間、実感はなく乗っていた水色の軽トラックを見ると
「こんな所で何やっているんだろう」と思ったものです

先日、現場で昔の知り合い、屋根職人さんに合いました、ホント偶然でオヤジが死んでからも1度も会ったことは無く、凄く懐かしかった。
その職人さんが「あんた所のオヤジさんには世話になったよな~」
「いい人だったで、な~」と言われました。
そうか、オヤジを覚えてくれている人がいるんだ、嬉しいな、懐かしいな。
昼ご飯を食べるために敷いた、ブルーシートに座り込み、その頃の話しをして。
元気で何よりだと笑い会ってコンビニで買ったむすびを食べたんです。

オヤジは外面がいい人で、いっぱい仲の良い職人さんたちが居たなと思いだした。
(家族は放っておかれたような気がする)
オヤジは仮にも「大工の棟梁」で、下請けの仕事はしたことがない。
言ってみれば、請け負った仕事については1番の責任者であり、腹をくくって命がけの仕事をしていたと言っても決して言い過ぎじゃないと、今さら感じる。

私はサラリーマンであり、社員だから会社の責任者ではない、重さが違うのかも知れない、でも、自分が契約した建物の1番の責任は、自分にあると感じる。
心意気だけはサラリーマンでは居られない。
オヤジが教えてくれたことは、今でも生き続けている。

「自分は何でも出来るよ」とオヤジに言って事があるんですが、なんと無意味な言葉だったんだろうかと、今更思い出してしまう。
本当に親不孝な人間です。

自分が死んでしまって、この世に欠片さえ無くなった時に、家を建ててくれた人、家造りに関わった人に少しでも自分の事を、覚えていてもらえるだろうか?
仕事としての家造り、決して職業と言うことでは無く、数十年経った後で思い出してもらえるだろうか、、

オヤジが生きていたら、自慢したい家も有るし、見せてやりたい現場もある、でも、オヤジが亡くなって、こんなに年月が経って自分が歳を取っても「まだ越えられない」と思う。

義父入院

2006年10月03日 | 人間
実は先週義父が 脳血栓で倒れたのです
 木曜日に取りあえず 妻が行きいったん戻り
 金曜日から病院と実家に泊まって看病していました

取りあえず、現時点で命に別状無しという状態に成りましたので、帰ってくることになりました。

私も金曜日に見舞いに行ってきたのですが、脳の血管が切れてしまうと記憶をつかさどる部分が壊れてしまうようです。
体には影響はなく元気です。
でも元気なのが困った自体になります。
自分が何処の誰なのか分からない時間があり、分からないのに状況を無視して、病院を出ようとするようです。
強い父なので、自分の思い道理に生きてきたので、周囲の意見など聞く耳はありません。
病院から、実家に電話で家族が付いているようにと言われたようです。

2年前に腎臓の病気で入院したときには、ちゃんと判断が出来たので良かったのですが、記憶が蘇るときと、息子さえ分からなくなる時間が入れ替わっているようです。

大変だし心配ですが、元気なボケ老人になってしまった状態のようです。
時間を掛けて今から回復のためにリハビリが始まるようです。
本当に呆けてしまうことがないように 祈る毎日です。

2「明日は電車男になります」
父の状態も有る程度安定し、明日はちょうど休みだし、妻を迎えに行く事になりました。
妻は自分の車で三次まで行っています。
寝不足で事故でもすると大変なので、私が電車で三次まで行き、妻の車(マーチ)を運転し夕方には帰ってくる予定です。
ちなみに 芸備線に乗るのは初めてです。
と言うか、電車に乗ること自体殆ど無いので、電子機器をカバンに詰めて、出かけることにします。
父の心配が小さくなったので、わくわくしながら出かけてきます。

頑張れ 若い営業マン

2006年09月20日 | 人間
最近住宅業界は景気が悪くて営業社員が会社を変わっていると言うことも多いようです。
いわゆる職業人としては、自分の会う会社に移ってしまう事は決して悪いことではないとは思いますが、、

そこで考えてしまうのは、それまで契約をしてくれたお客様との関係です。
施主の多くは会社選びと同時に営業マンも選んで居るんだと良く聞きます。
「自分たちの住まい造りをちゃんとサポートして欲しい」 
「何十年間もローンを払ってゆくんだから、裏切らないで欲しい」
施主としてはそう考えて当たり前なんだと思います。 

私は以前、設計を担当していたのですが、当時の営業マンの多くは止めてしまっていて、お客様からメンテナンス等の連絡をいただくことが結構あります。
その時に感じるのは、折角その営業マンを気に入って契約を頂いたのに、会社を辞めてしまうと信頼関係はなくなってしまう、何だか寂しい話ですよね。
多くの会社は営業は使い捨てだと思っているのかも知れないし、若い人は楽で格好良くて出来るだけ休みが多い仕事をしたいと思っているようですし、本当に難しい問題です。

若い営業マンへ
何の仕事でも楽なことはない、毎日頑張ってください。

ドキドキしないでも大丈夫!!

2006年09月20日 | 人間
先日、若い社員の交渉(お客様の自宅)に付いていきました。
色々話しをしてきて、その日契約を決めたいと言う日だったのです。

その若い人は「契約しましょう」と言うのはドキドキするらしい。
(全然考えずに言える人も多いけど)
特にその日は、どうしても契約を決めて欲しい月末だったわけです。

色々と今まで計画を図面等で説明していく中で朝からの話しは長引いてお昼も過ぎてしまい、お客様がお寿司の出前を取ってくれたんですよ。
もうその時点で、お客さんも契約を決めたいと思って頂いているのは確実です。
後は、客様の思いと、こちら側の金額の合致する所を見つけられれば良いわけです。
他の会社も有るから、ここですぱっと、決めれば契約、出来なければ話しは壊れるかも。

細かいことは、、書けないのですが (^_^)b決めていただきました。
後で「お寿司を食べさせていただいて、契約しないって言うのは、お互いにないだろう」と若い社員に、話しをしました。
と言うことで少しは勝負感が付いたかな!!

営業マン=家づくりのプロ?

2006年09月20日 | 人間
若い営業マンは、営業のプロには成れても家造りのプロにはなかなか成れないんです。
(特に木造住宅は規格品ではありませんから)
家造りは技術的な事や法的なことも有るので、経験が必要なんです。
大手のメーカーは契約が成立すれば、以後お客様との対応をしなくて良いシステムなんですが、家づくりと言う意味では寂しいなと感じます。
営業は契約するためにお客様と色々なことをいっぱい話します。
お客さんはその話の中で色々なことを考えて、最終的な決断を下すわけです。
でもその話の内容に、嘘や間違い、誇大広告的な部分や度が過ぎる営業トーク等が有ると、契約後の打ち合わせ、実際の工事の途中でトラブルになってしまいます。
それは、大きな間違いだけでなく、本当に細か事でも同じなんです。
たとえプレハブ住宅が工場生産だとしても、その強度について間違った情報を言ったり、約束した棚板1枚でも設計や、現場監督に伝えるのを忘れていたら、施主から見ると裏切られた事となり信頼は0に成りします。

「売ってなんぼの営業マン」でも、自分の仕事に興味を持ち住宅屋としての職業意識を持ちたいものです。

ありがたい話し

2006年09月20日 | 人間
実は本日のことなのですが、お客様からお礼をいただきました。

そのお客様は私が住む街とは全く違う場所で家を建てた方なのです。

実は、もう半年くらい前のことですが、そのお客様が訪ねていらっしゃいました。
「家を計画中」とのことで色々お話しをさせて頂いていたのですが、私たちの営業地域をかなり離れた土地でのご計画でした。

取りあえずは、建築地の状況を写真等で拝見して、現在考えているという図面を拝見していたのですが、どうにも使い勝手の悪い図面で無駄なスペースが沢山あると感じました。
まず構造的に適切な壁の配置と水回りの位置、それに伴う窓の位置等を提案いたしました。
私どもでは、建築できない地域ですので、それ以上は何も出来ないのが現実です。

で、今日はそのお客様が「あなたの意見を最大限採用して住まいを無事完成することが出来ました」とわざわざ報告しに、寄ってくれたのです。
当事者では無い分、冷静なアドバイスをさせて頂けたのかなとも思いますが、わざわざお礼を言っていただけるなんて、思っても居なかったので私も凄く感激しました。

人間どういう場面でも気持ちも手も抜けないなと、あらためて思った次第です。

家づくりのスタッフ

2006年08月11日 | 人間
家は手造りが基本です。

写真左から 大工の棟梁 大津さん、設計士 野田さん、私です。
家造りは、設計から施工までスタッフの知恵と心意気が大事です。
施主様の思いを、打ち合わせを重ねて設計図にする、その設計図を元に建物を完成させる。
つまり、スタッフが真剣に仲良く取り組むと言う事が大切なのです。
私の仕事は、お客様の意図と希望を実現するために良いスタッフでチームを組む事が仕事だと思っています。
いわゆる「総合プロデュウーサー」だと自負しています。

天気と時計

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